月別アーカイブ: 2011年4月

2011年4月30日 0:26 CAT :

今わの際のハートフレキシブル

とりあえず、マンガは今回は駄目だったみたいで・・・

結構、自信作だっただけにしょんぼり具合も大きかったりする。

はぁ~あ。

まぁ、最近いろんな面でいい方向に転がりだしたりしてるわけで、ひとつ位思い通りにならなくてもしゃあないか。

とか言い訳をしつつ、今の所は、頭の中を音楽と小説にシフトして、しばらくはそっちで頑張ろう。

しばらくしたら、マンガにも戻ってこよう。

そういうスパイラルで、ココ最近は生きておりますので。

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2011年4月25日 22:42 CAT :

ビートルズが教えてくれた

気がつけば、犬神サーカス団のDVDが発売になってた・・・

そして、気がつけば、特撮のニューシングルも発売になってた・・・

ついでに、特撮のニューアルバムの発売が決定していた・・・

時間が経つのが早すぎる。

毎日を多分、一生懸命生きている。

そして、やりたい事がたくさんあって、やらなきゃあいけない事もたくさんある。

1日は終わってしまっている。

今、不安な事は、今書いてる物語を完結できやしないんじゃあないだろうか・・・と言う変な話。

US ⇒ 完結まであと400ページ位(書き始めて10年)
永遠の向こうにある果て ⇒ 全8章のうち2章まで(構想から5年)
超ニュースチョクホー ⇒ 56話中29話まで(書き始めて6年)
やみせかい ⇒ まだ書き始めてもなし
連歌「忘却」 ⇒ 構想4年
この5つの物語だけは、何とか生きてる間に形にしたいんだって。

まぢで。

他に、少しずつ思い浮かぶ諸々ももちろんだけれども・・・

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2011年4月23日 21:18 CAT :

月夜の夜に誘われて大人になると決めたんだ

何となく、今の生活に程々の幸せをかみ締めてしまっている。

そこそこの金と、苦痛とは思えない仕事と、居心地悪くない職場と、微笑ましいカメと、素敵な家と、大切な嫁の居るこの生活。

気が向いたときに、絵を描いて、マンガを描いて、ギターをかき鳴らして、CDなんかも作ってみて・・・

この生活が、一生続くわけはない。

でも、この先何があったとしても、何だか程々の幸せをかみ締める事には欠かさないような気がする。

何をするにも、どこかしらに楽しみを見つければ、それは楽しいものになる。

「転落の詩集」を読み終わった後にふと思う。

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2011年4月17日 21:46 CAT :

新・The・まんこの時間。

風邪を押して、歌ったりしたもので、一部不満な部分があったりした。

予定通り、あと1日修正の日を持つことにしよう。

と言う事で、「Do Get the star」のレコーディングは、基本的に終了した。

今年初めから初めて実に5ヶ月。

多分、あと数週間はかかるだろうから、半年もかけて、一つの作品を作ろうとしたわけで、何が何でも一気に作り上げてしまいたい性をもったオレからして、結構奇跡的な事になったと思う。

うずうずを我慢し続ける時間だったよワトソン君。

多分、もうこれ以上増やす事も無いだろうから、これで終わり、全部で15曲入り。

時間は、いつも通り74分とかその辺になると思う。

今、全体を聞いて、最終的な修正とかを確認してる所。

ん~。

我ながら凄いいい感じ。

構成について、ぼんやりと考えている日々ですな。

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2011年4月13日 22:19 CAT :

アルミの人形次第顛末の序章

心の蔵をただ鷲掴まれたような心持の中にいたようです。

「何が、あなたになど分かるか」などと毒づきつつも
裏腹で、あなたに分かってもらいたいと言う
何とも拙い心情などにじませておりました。

孤高で居るべく事など理想でもなんでもない。

ただ、おそれ、逃げ回る中で、そうやって気がつけば孤独な毎日のみを送っていたのみです。

気がつく事ができれば
少々は幸せになれるものを
いつとも無く、変わるとも無く
ただただ漂うばかりの時間は
ただ命を磨耗するだけでありました。

夜に死に、朝に生きる男は
太陽と同じ数の死を繰り返し、そうやって死ぬ事を忘れていきました。

時間がきたようです。

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2011年4月12日 21:51 CAT :

君と僕の両面テープラブ

相変わらず、ピンクフロイドの「炎」を聞いております。

クレイジーダイヤモンドは砕けない。

きっと、砕けない。

「狂気」の方が素晴らしいような気もするけど、この叙情的な旋律はなかなか、いつまでも、何度も聴いていても心地良いもの。

ぬふふうふふふ。

さてさて。

今年初めから、フンニャロメンニャロと製作を続けてきた「Do Get the Star」も残す所、後一回のレコーディングと、修正、ミックス、マスタリングで完成と言う所までやってきた。

こんなに時間をかけて製作したのなんて、「オナニー遍歴」以来だ。

そうなってきると、このアルバムの構成とか、歌詞カードどうしようかなぁ~なんて事にも、頭が回りはじめる。

うずうず。

早く、完成させたい。

うずうず。

早く、いろんな人に聞かせたい。

うずうず。

きっと、そんな駄目じゃあないはず。

「影の上のボーニョ」の失敗を繰り返さないように・・・

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2011年4月10日 23:21 CAT :

クレイジーダイヤモンドは砕けない

・・・と言う訳で、一気に2時間くらいで、台本を書き下ろした。

丁度、イメージがピンク・フロイドの「クレイジーダイヤモンド」だったりしたので、それを繰り返し聞き通しでオラオラ、さくさくと書き上げた。

多分、面白いんじゃないの?
一人劇、20分以内、暗転・SE・BGMなし、笑いは苦手・・・と言う、要望をしっかり見事にクリアーできたかと。

ん~・・・台本書いてると、メキメキ演劇をやりたくなってくる。

とりあえず、何か、小説を書く上で、どこの新人賞も大抵原稿用紙250枚位は書かないと駄目臭いので、ひとつ長いのを書くことにして見た。

選んだのは、「永遠の向こうにある果て」。

結構、自信のある物語なんで、まぁ、のびのびとチビチビと書いていく事にしよう。

うん。

そうしよう。

これからも、6月くらいまでにかけて、色んなところに、色んな奴を投稿したり、応募したり・・・そういう事も本格的にやっていこうかと・・・

他にも、実は、昨年末くらいから動いてるちょっと大きな奴があったり、新しいアルバムが完成間近だったり・・・と、凄いクリエイティブな時間を過ごしてる。

今年は。

そして、あとひとつ。

嫁から、まだブログとかで書いちゃあダメと言われている事が・・・

キーワードは「ぬんちゃく」。

次回を待て。

・・・と言う事で。

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2011年4月9日 9:36 CAT :

手のひら収集家の末路

ひょんな事から、台本を一本書き下ろす事になった。

「エデン統合地獄変」を書き上げてから、実に2年と半年振りの新作だ。

その間、一切台本っぽいものを書かなかったかと言うと意外とそうでもなく、「口頭無形」や「終わりの休日」などは、シナリオを書いてから製作したので、似たようなものは少しだけ書いていたりする。

とは言え、何か今回は一人劇だそうで・・・

あんまり描いたことの無いジャンル。

丁度、一人の主人公がただ淡々と話すネタがあったりしたもんだから、それを、舞台用に書き換えて見ようと思っていたりする。

(多分、後になって小説として書き直すだろうけど。)
タイトルは「手のひら収集家の末路」。

久々の完全な新作だう。

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2011年4月6日 0:19 CAT :

よく似た子どもが互いを突き刺したまま

暗助にお手紙を書いております。

最近書いたマンガ、「夜誘う麦わら帽子」のコピーをプレゼントと言う名目で、押し付けて読ませて見ようと思っております。

ついでに、最近書いた小説もプレゼントと言う名目で、押し付けて読ませて見ようと思っております。

もう少し、待っててなぁ~。

で・・・久々に、自分で書いた小説を読んで見た。

・・・これ、面白すぎないか?
マンガとか、音楽より、クオリティー高くないか?
もともと、「夢喰いバクヲ」が何かの新人賞の優秀賞に選ばれて、そのあと、編集部のねえちゃんに進められて書いた作品が、今回の2作品。

4作書いたんだけれども、2作品は俗に言う没になり、後の二つ(特にそのうちのひとつ)が出版OKと言う返事をもらったと言う経緯がある。

と言うことは、一応、本になってその辺の本屋さんに出回ってても良いレベルな訳で、そう考えれば面白いってのも、納得できる事は、出来る。

ただ、何だか腑に落ちないけれども・・・

20年以上もマンガを描いてきた。

総ページ数では、1万ページを超えてしまってる気がする。

10年以上も曲を作り続けている。

総楽曲数は、200曲を超えてしまってる気がする。

それなのに、ほとんど書いた事が無い小説が一番面白いなんて・・・

ただ、せっかく面白いものが書けるんなら、マンガの片手間に何か書いてみて、投稿して見ても良いなぁ~とか思い直して見た。

小説用のネタとしては、もう5年位あたためている自信作「永遠の向こうにある果て」や「るりゑ」、まったくの新作「手のひら収集家の末路」や「老人は子どもに励まされる」などが今の所の候補になってる。

マンガの新作「せんたくのしま」をもう少し熟成させて、その間に、小説を書いてみても良いのかもしれないなぁ~なんて、思ってみたりしております。

まぁ、なんだ。

単なる自慢なので。

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2011年4月2日 23:11 CAT :

シド・バレットとロジャー・ウォーターズ

ピンクフロイドの「狂気」を聴きまくっている。

「狂気」と言うタイトルの癖に、悪意じみた狂気と言う面では、どうしてもクリムゾンの諸々の作品群ほど詰め込まれては居ないけれども、素晴らしく巨大な、絵画に立ち向かって行ってるようなそんな感覚で聴いている次第です。

これは、名盤だ。

スルメだ。

さてさて。

最近、小説を読みたい時期に入っていて、色々と小説と言うか、文章を読み漁っている。

思うに、マンガと比べて、どうしても文章の方が狂気染みている。

その理由を考えていくと、やっぱり、与えられる情報が少なくなる分、想像が必要になり、その分、自分の中にあるキチガイな妄想などが、ニョキニョキと芽を出してくるんだろう。

多分、そんな感じだと思う。

ただひとつ。

そんな脳内の妄想を視覚化しているのが、「天井桟敷」の演劇の舞台そのものだと思う。

それが、一般的な人の脳内の視覚化なのか、たまたまオレの脳内の雰囲気とよく似ていたのかは、分かんないけれども、とにかく、見ていて心地良いのは間違いない。

生で、見たかった・・・それが叶わない今となっては、残された資料から妄想を膨らましていくしか方法が無く、それが、冒頭で触れた狂気染みた想像と相まって、さらに素晴らしいイメージへと昇華してくれるのだろう。

本当に何の障壁も無く、好きに自分の頭の中にあるものを吐き出すだけの作業に付き合っても良いと言う人達が幾人か協力してくれるのであれば、いつの日か、(もちろん「天井桟敷」になど遠く及ばないまでも)そう言う演劇を作ってみたい衝動に駆られている今日この頃。

・・・いやまぢで。

あとひとつ。

小説と言っても、オーケンの作品を相変わらず読んでいたりする。

その中で、もう、オーケンの書く物語には、何の面白みもなくなってしまった。

何か、ご本人もその事が分かっているのか、物語の執筆は、やめてしまってるけど・・・物語の創造性。

で考えると、筋少では「ヘドバン発電所」、小説では「リンダ・リンダ・ラバーソール」辺りで、オーケンの作品で心に染みる作品は止まってる気がする。

もちろん、「ロコ」も好きだし、「蔦Q」の作品群も大好きだけれども、それはもう、かつて「オモイデ教」を読んだときの、「ステーシー」を読んだときの、「ぐるぐる使い」を読んだときの、心を鷲づかみにされるような感覚じゃあない。

むしろ、あのオーケンが「世界中のラブソングが君に」とか、「ゴミ屋敷の王女」みたいな歌を書けるようになったのか・・・と言う変な感慨染みた感覚。

だって、「高円寺心中」とか「新興宗教オレ教」みたいな子と行ってた人がねぇ~・・・

ただ、それでもオーケンさんと言うその人間は大好きなわけで、これからも、あの人の事をどこまでも、追っていきたいし、その人間性が分かるエッセイなどは大好き。

人間は誰しも変わり、成長していくもの。

・・・と思ったら、15年間完全に同じ方向性で、同じようなものを作り続けてる(若干、本人たちの悪意は薄れてはきているものの)犬神サーカス団が・・・

あの人達は、これから10年後も、「ろ~っく」と言い続けて欲しいです。

何か、支離滅裂とした文章になってしまったけれども、ココで終幕でござるよ。

じゃあの。

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2011年4月1日 22:13 CAT :

6デノナルーフルリプイエ

現実の女は、しゃべるから嫌い。

そう言って二次元に入る人が後を立たない中、思う事は、実態の無いものへの愛情など、果たして本当の愛情であると呼べるのか・・・と言う点だった。

ただ、求めているのは、自らが理想とするリアクションをくれる女と言う一点であるけれども、それであっても、実体の無いものに至上の愛情を注ぐ事などで気やしない。

そうやって、オレが行き着いた先が、由美との出会いだった。

由美は、生まれてからずっと体が弱く、病院生活を余儀なくされ、そうして19年。

若くしてこの世を去ってしまった。

たまたま、お見舞いに訪れた病院で由美と出会ったオレは、それから本当に間もなくの後に、由美が死んでしまった事知り、居ても立ってもいられなった。

もう一度だけ由美に会いたい。

その感情だけが先走り、冷たくなった由美の眠る安室に忍び込んだ。

生前と何も変わりはしない(どこかしらかわいげの残る)キレイな姿のまま。

陳腐な表現をするのであれば眠っているようだった。

どれくらいの時間をその安室で過ごしただろうか。

この一点の乱れも無い由美を穢してしまいたい。

そんな衝動が、ひとつひとつの細胞の奥深くから滲み出してきた。

それは、本当にもうどうしようもなく、とめどなくあふれ出てくるもので、その衝動をどうにかする事など出来るものではなかった。

そうして、その静かで、暗い安室の中で、オレの息遣いだけが静寂を破りつつ、物言わぬ由美を犯してしまった。

ただ、それで満足すればよかったものを、その時の恍惚を含む感動をいつまでも引き釣り続けるオレは、由美を自分の部屋まで連れて(世間的には、盗んだと言われるかも知れないけれども)帰った。

部屋の壁に立てかけた由美は、力なく、右に首を折り座る。

それが少しはにかむ仕草のように思え、愛おしさを掻き立てた。

世の二次元に狂うオタクたちとは違う。

オレは、由美の乳房に触れる事も、性器に指を入れる事だって出来る。

改めて言う。

実体の無いものに至上の愛情を注ぐ事などで気やしない。

そして、オレは由美に(それは、もはやこの世界の誰が誰を愛する心持よりも気高く、強い)愛情をささげ続けた。

由美も無言で、それに答え続けてくれる。

毎朝、毎夜、お互いの体をむさぼりあった。

ただ、それも長くは続かなかった。

生命活動をやめた由美の体は、少しずつ変色し、きつく抱きしめた時に折れた骨が戻る事はもう二度とない。

由美が美しいままで、この世から居なくなるために、19歳と言う若さでこの世を去った宿命にあるのならば、オレがそれを止めることなど出来るはずも無く、そう考えたとき、静かに、この数日間の幸せとの決別を決意した。

幸せな時間だった。

少しだけ小高い丘の上(それは、オレが住む町を一望できる)に小さなお墓を作った。

小さなお墓に下のは、誰にも知られず、ただ、オレだけが由美の眠る場所を知っていればいいと強く思ったからだ。

あれから、今年で10年。

今、あの丘には、当時無かった桜が、目くるめく姿で咲き誇っている。

あの桜を眺めるたびに、由美の艶やかな死に顔の色を間に間に思い起こしてしまう。

今年もその季節がやってきた。

10年目の春に記す。

真実の話。

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