月別アーカイブ: 2014年4月

2014年4月29日 9:51 CAT :

もう一人で歩けない 時の風が強すぎて

やっとこさ、新音源「王道軽傷」のほぼ全てを作り終えた感じがする。

長かった。

一部、変更とかがあんまりなかった曲とかに至っては、昨年の夏仮撮りした後、1年近く放置してたやつもある位で、これで良いのか?と、ちょっぴり思ったりはする。

けれども、とにもかくにも完成が見えてきたような気がする。

後は、今取ったやつをミックスしたデモテープを聴きながら、このフレーズを足したいなぁ~とか、これのバックでピアノ弾こうとか、これはパワーコードのカッティング足さないとなとか、これはそもそも歌い直さないとなぁ~とか、これ根本的に作り直しじゃねえか糞が!とか、そんな事を、思いつくたびにevernoteにでも書きとめて置いて、もう一度位、最後の調整レコーディングをすれば、オレのやるべき事は終わりだ。

あとは、弟くんが、血眼になりながら、オレが好きかって弾き倒した部分に合うように、絶妙なベースラインを作って弾いてくれて、そして、四苦八苦しながら、ミックス、マスタリングと仕上げてくれるでしょう。

運良く、大体趣味趣向が同じだから、この段階まで来ると、後は、お任せしておいても、ほぼオレの好みな感じに仕上がってくるらしい。

時々、う~んな時もあるけど、それはそれで、直せばいいだけだしね。

まとめるにはまだ早いけれども、とにかく、4年ぶり・・・と言うつもりが、4年半ぶりになってしまった、フル音源「王道軽傷」が出来上がりそうな感じ。

さて、曲も出そろったし、歌詞の修正も終わったので、そろそろ歌詞カードの製作でもはじめようかな。

まだ曲順とか、曲数とか変更あるかもしれないけれども、今のところは、全部で17曲収録予定。

それでも、収録時間の関係とか、製作時間がなかったりとか、もろもろの理由で、3曲ほど今回闇に葬った曲もあったりする。

「絶望その1」とか、「死合わせと幸せ」とか、「3658」とか・・・

取り合えず、こいつが完成したら、しばらくは、この音源を聴かせながら情操教育でもしながら、音楽はお休みしよう。

で、少しずつ、絵を描きたいなぁ~。

と。

(最近、娘が絵を描くようになって、それがすごくいい感じだから、絵を描きたくてうずうずしてるんだよ。)
そして、来年の夏位に、久々の馬忠・DA・ムドーのアルバムでも作ろう。

9枚目の今回は、「王道軽傷」を作る時に、発見された、中学、高校時代に書いた痛い曲の数々を、無駄に復活させた感じにしようと思ってたりする。

テーマは「厨二病」と言う事で。

「アホな歌」や「ガングロな!沖」「ピモピモの唄」「腹ペコマスター」とか、あんまりはっきり覚えてないけど、そんな感じの曲をやる。

予定は未定。

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2014年4月7日 22:21 CAT :

瞳しか書かない本宮先生とさいとう先生

明兄さんのブログにちょっと素敵なコトバを見つけた。

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作品のコンセプトに変化があった時期を、アンチは「迷走」というよね?でも信者は「新境地」というんだ。

いつもと変わらぬクオリティを提供すれば信者は「ブレてない」というけど、アンチは「マンネリ」という。

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きっと、犬神サアカス團はこんな言葉にさらされ続けてきたんだと思う。

そんな中で、常にファン(と言うか、信者)の想像の斜め上をいく作品を作り続けてきたんだと思うと、ホント尊敬する。

ただまぁ、個人的には、犬神サアカス團だろうが、犬神サーカス団だろうが、犬神サーカス団!だろうが、コンセプトに変化があった時期も、いつもと同じクオリティだった時期もなかったように思ってる。

「いぬがみさーかすだん」と言うものがそこにあっただけ。

でも、それが何よりすごいことだと思うんだよなぁ~
さてさて。

佐村河内と言う凄い人が居た。

と言う話を、今更だけど、少しだけ振り返ってみた。

何か、いいともが終わる位まで、この世の中には、「ゴーストライター」と言う言葉が溢れていたような気がしてならないけれども・・・さて、この「ゴーストライター」って、そんなダメな事だったんだろうか・・・?
オレが音楽を始めたのは、中学生の頃。

(まぁ、ピアノ自体は、4歳位から習ってたけれども。)
その頃、初めて曲を書いてみたオレは、音楽について色々と勉強し、んで、メロディーラインを採譜していく過程で、「なんてめんどくさいんだ。」としか思わなくなってた。

世の中の、ミュージシャンは本当に、こう言う音符に落とし込んだりとかしてるのか?実は、こう言うのは、絶対音感とかを持ってる人が、やってくれるんじゃないのか?といつも思ってた。

そして、そんな友達(と言うか、そもそもまともに友達もいなかったけれども)が居ないオレは、自分でやっていくしかない因果な星の元に生まれたんだと思ってた。

さて。

では、「ゴーストライター」とは、どの時点から非難されるものなんだろうか・・・

サザンの桑田は、ギターをかき鳴らして適当英語で付けたメロディーラインを、原坊に採譜してもらっているって聞いた事がある。

マイケルさんも、確か似たようなものだったように記憶している。

でも、彼らの作品をゴーストライターが書いた何て言う人はいない。

オレの尊敬する筋肉少女帯のオーケン自身が良くエッセイとかで語っている有名なエピソードに「サボテンとバントライン」。

これに至っては、オーケンは、基本的に、メロディーラインではなく、曲自体の(と言うか頭の中にある妄想)を延々語っただけで、シングル化が決定したと言う。

そのあと、メロディーを口ずさんで、それをメンバーにコードに落としてもらったとか・・・

でも、「サボテンとバントライン」はオーケン作曲の名曲として、今も、キンショーの歴史に燦然と輝いている。

思うに、佐村河内と言う人が問題だったのは、ゴーストライターの部分ではないように思う。

あのおっさんが問題だったのは、舐めきった傲慢で粗暴な態度と、耳が聞こえないと言う嘘だったように思う。

もし彼が、最初から、オーケンみたいに「楽器も弾けないし楽譜も読めないミュージシャンです。」と開き直った上で、「曲のイメージを適当に紙に書いて伝えて、後はメロディーを口ずさんだら、新垣とか言う人が曲にしてくれたんだよね。

それが、この『HIROSHIMA』です。

あと、耳に異常はないです。」ってぶっちゃけてれば、今も、「HIROSHIMA」は、佐村河内作曲の名曲オーケストラとして、誰もが、褒め称えていたかもしれない。

と言うか、そうなっていたと思う。

あんな嘘なんて付かなければ、誰も不幸にならなかったのに。

そして、この佐村河内と言う人の為に、「メロディーラインをコードに落とし、採譜する」までが「作曲をする。」となってしまった感じがある。

これじゃあ、ここ最近のオレの曲は、全部作曲してるわけじゃあなくなるじゃあないか。

ここ最近は、適当に口ずさんだメロディーに合わせたコード進行を歌詞の上に書いて終わり。

(ゲッカヨとかの、あんまりメジャーじゃない曲の表記みたいな状態。)編曲も、適当に弾いてるだけだし。

採譜なんて以ての外。

たまに、サビのメロディーラインをギターソロに組み込んだりするとき位しか、やらない。

たまには、ちゃんと楽譜とか書こうかな。

高校時代くらいまでは、ちゃんと楽譜に書いてたんだけどな~
あっちょんぶりけ。

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2014年4月6日 22:46 CAT :

今考えてみれば君は一人で踊っていた

お花見をしてきた。

例えば、今年の夏にでもオレが死んでしまったら、もう見る事が出来なくなってしまう桜の花。

夏に、もう少しで死んでしまうから、桜を見ておきたいと思っても、見れやしない訳。

今しか見れないいつもと違う風景と言うものは実に良い感じ。

いくつかある日本に生まれてよかったと思う事に一つですね。

・・・多分。

ただ、お花見と称して、花見ないで、酒飲んで暴れてるおっさんとか、花見ないで人の悪口で盛り上がってるおばさんとかには、心の底から辟易する。

別に、花見とか言う理由をつけなくてもいいから、どっか別の場所でやってくれよ。

オレは、純粋に桜の花を家族で愛でたいんだよ。

しかし、社会と交わって行くと言う事は、こんなおっさんおばさんを相手にしていかなきゃあいけない事でもあるらしい。

子どもが小学生になって、地区の子供会とかで行った先で、所謂「ママ友」と言う幼稚園レベルのくだらない派閥があって、その派閥毎に悪口で盛り上がってたりなんかしたら・・・とか思うと、相当、面倒くさいような気がしてならない。

一人で誰とも交わらずに自給自足で生きて行くなら、良かったけど、そうもいかない日々の中で、こんなおっさんおばさんとどう折り合いをつけていくべきなのか・・・思案にくれる日。

ただまぁ、せっかくのお花見なので、そんな事ばっかり考えないで、お花奇麗だったねとか、そんなことを考えて、眠りにつく事にしよう。

娘がよちよちと歩くようになりましたよ。

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