(題字 カゲキ・B・志茂田)

翌檜(あすなろ)
     (Fooと共作)


ずっと生きてきた 同じ時間の中を
飛び出すように 足を踏み入れた世界
それはとても甘い誘い
それはとても甘い病

気づかないうちに 深くおぼれてゆく
いつも感じていた 心の苛立ち

消し去ってくれるような
ただ亡くしてくれるような

そんな嘘みたいな気持ちに溶け込み
知らず知らず忘れていった大切なもの
つまらないと思っていたのがそう…
変わっていく
自分へと…

振り返れない 道に投げ込まれ
頼り合えると 長い距離に手を伸ばした
幻想でも悲観でもいい
それでも今は生かされている
「あすなろは今日も1人空へと向かう」
届かない青い空をいつも夢見て

そんな嘘みたいな気持ちに溶け込み
「あすなろは今日も1人空へと向かう」
もう永遠に見る事のないような
憧れにまた…泣いた…
 

2000年8月頃作成


 Θ時代の楽曲がずいぶんと少ない気がするので、その時代の曲を。と言っても、 終末期。解散直前、最後の作った楽曲です。 一応「朝日が目にしみた白ふん達」 には収録してると思うけど…
 さてさてこの楽曲。「アイ」に続いて当時のボーカルFooとの共作です。と言っても、「アイ」の時は2人で フレーズを考えていったのに対して、「翌檜」は先に俺がメロディーを作ってから、 Fooが1番、オレが2番、最後を2人でと分業で歌詞を書いていきました。
 確かベースのN君(って言うかナオキ)がこの曲作りの日に、やる気のないメンバーにぶち切れ、 N君の彼女さんが落ち着かせてくれてる間に、急いで書き上げたと言う出来事がありました。(若干の脚色あり) 当時、確かにみんなやる気がなくなってて、ギターのヤツは練習に来ないし、ドラムのヤツは練習に来てイチャついてるし、 ベースのヤツは別のバンドと掛け持ちだし、オレは演劇の事で頭がいっぱいで、 ボーカルはやる事なくてボーっとしていると言う、何とも終末観の漂う状態。
 結局この曲が完成したのは、集まってから10時間後。多分記憶に残る中でも最長だと思う。ギスギスしてたなぁ〜。
 ちなみに「翌檜」ってタイトルは確か・・・「翌檜」が建物の土台とかによく使われる木材だから、 自分の心の奥底にある気持ちとかけたとかそんな感じだったと思う。
 それからしばらくして「あすなろ白書」ってドラマがはやって、すぐに流行りにのるなぁ〜みたいな目で見られた事も 今ではいい思い出・・・かどうかは知らん。
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