2017年3月13日 18:39 CAT :
       

ファインディング二毛作

「水中。それは苦しい」のアルバムが届いた。

で、聞きました。

個人的には、「手を変え品を変え」が最高傑作だと思ってんだけど・・・いや、今でもそう思ってるんだけど、今回のもなかなかどうして素晴らしいアルバムですよ。

何でこんなに意味不明で、アホみたいなのに、インテリジェンスで、切ないんだろうか。

メンバーの皆さんのキチガイのくせに、隠しきれない教養とか哀愁がたっぷり詰まった名盤だよ。

ホント、作曲センスとかは群を抜いて凄いよ。

まぁ、フォークギターとヴァイオリン、ドラムと言う編成で、曲がイマイチだったら、バンドとして成り立たないとか、そう言う話なんだろうかね。

どの曲が良い?

と言われると、全ていいと思う。

しかも、聞けば聞くほど、ハマっていく。

最初は、「なんで私が東大寺に?」とか、「仕上げはおじいさん」が良いかと思ってたんだけど、聞きこんでいくうちに「あんぱん男」とか「ホタルイカの光」に涙して、「吉田の季節」とか「THE 村上」にドキドキする。そして、「ツバメ☆グリル」が何度聴いてもツボにはまる。

「新谷さん、犬連れて」のアンサーソングか!とさえ思った「イノクマさんと呼ばれた少女」も捨てがたいし、ジョニー大蔵大臣がアップアップしてる「組長の代理音頭」なんて聞けば聞くほどニヤニヤしてしまう。

ホント、素晴らしいアルバムだ。

出来れば、このまま売れないで、このままの方向性でキチガッて言った欲しいです。

今更だけど、初めて聴いたのが「手を変え品を変え」だったと言うだけで、初めて聴いたのが「芸人の墓」だったら、最高傑作は「芸人の墓」だし、「水中見舞い」がファーストコンタクトならこれが最高傑作だったような気がする。

要するに、そんなバンドだと言う事だ。

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