- 2023年12月19日 12:25 CAT :
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もう大丈夫と信じて振り返る 改めて「お家を建ててみよう」 第2章~土地を購入すると言う事
何か思ったより間があいてしまったけど、第2章を書いて行きます。
土地関係に関する裁判もいよいよ大詰め。
弁護士さん的にもこれまで経験したことのない、想定の斜め上を行く展開だと言う事なので、漫画にしたらそれはそれで面白いと思ってるんだけど、まだ終わってはないので、今しばらくは描けないよなぁ~。
ただ、家の方は本当に全て順調で、いよいよ今週引き渡しを迎えることが出来ました。
流石にもう大丈夫だろうと言う事で、「お家を建ててみよう」と思い立ったおっさんが実際にお家を建てるに至るまでの3年に渡る経験談を、複数回にわたってお話していきたいと思います。
少しでもこれからお家を建てたいなと思っている人の参考になったら嬉しい。
ただ、実際に自分が行ったり経験したり思ったりしたことを誇張せずに書くつもりなので、あくまでオレの個人的な感想と考え方。
全く参考にならなかったらごめんなさい。
一応、過去のアーカイブのリンクもまとめておきます。はい。
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土地を買うと言う事について。
これがオレにとって一番問題の発生したファクターだった。
詳しくはこちらを読んで欲しい。
まだ擦るよ・・・
土地を手に入れると言う事自体が実がディモールト面倒くさい。色んな兼ね合いが複雑に絡み合ってる。
自分がここに家を建てたいなと思ったとしても、その通りになる事なんてほとんどない。
一番簡単な方法は、不動産屋さんが区画整理した住宅地を買う事。これなら起こりうるほぼ全ての諸問題を解決した上で、その分割り増しの価格で土地を購入することが出来ると思う。
ただ、オレは(と言うか、うちの家族は)そう言う住宅地で住みたくなかったんだよ。
周りに誰もいないようなところを希望してた。
そうなると話が変わってくる。
まず、元々住宅地ではなく、農地の場合が多い。(特にオレが住んでいるようなド田舎では)
農地の場合、それを家を建てることが出来る住宅地に転用しなければいけない(いわゆる農地転用と言う奴)んだけど、農地転用するためには、区画のうち2辺が道路に面していないといけなかったり、土地の前に広い道が付いていたり、その場所が農業推進地域でなかったりと、とにかく制限が多い。しかも、農地転用せずに農地のまま販売する場合には、農家にしか売ってはいけないと言うルールもある。
田舎では高齢化でもう田んぼをすることが出来ないけど、(↑)のような事情で売る事も出来なくて困ってるおじいちゃんおばあちゃんがいっぱい居て、荒れ地と化している元田んぼが、それこそ1坪1000円とかの価格で売られている。
オレは元々そう言う所を希望していたんだけど、希望しているところは悉く農地転用できない場所ばかり。
そして、やっと見つけた土地は、何も知らないヤツは良いように吹っ掛けてやろうと言う不動産屋が所有していた土地だったため、トラブルに巻き込まれてしまった。
素人が、「ここの土地荒れ放題だし、買えないのかな?」と思ってもまず手に入れる事は出来ないと覚えておいた方が良い。
じゃあ、なぜ、今回は土地売買がうまくいったのかについて。
一番大きかったのは、実際その土地の所有者のおじいちゃんと知り合うことが出来たことだと思う。
前の一件で、いきなり不動産屋さんに連絡する事をためらったオレは、いきなり現地を無許可で勝手に見に行った。
その時、たまたまその土地の草刈りに来ていた所有者のおじいちゃんと話をすることが出来、連絡先を手に入れることが出来た。
一応書類の不備などがあってはいけないので、不動産屋さんと司法書士さんは通したけど、オレが直接所有者さんと話が出来ると言う事だメッチャ大きく、当初よりかなり好条件で土地を購入することが出来たんだよね。
しかもおじいちゃんがこの土地を持て余していて、早く処分したかったと言う事情もあって、「買ってくれるなら、あれもつける。これもやる」とかなりの事をやってもらえたんだよ。ありがたやありがたや。
もう一つ今回オレがやった事としては、入ってもらう不動産屋さんについて、契約前にかなり念入りに話をして、ついでに「前に不動産屋さんとトラブルになって裁判している」と言う事まで全て話した。
その上で、契約前に契約書の写しを貰い、知り合いの司法書士さんやハウスメーカーさんに契約書の内容におかしい所が無いか全てチェックしてもらい、且つ、スケジュールの延期があった場合の罰則と賠償金についてとか、契約終了後問題が発生した場合の具体的な補償内容を、契約書に明記してもらい、きっちり詰めてから契約を交わした。
今回の場合、業者さんも良い人だったし、所有者のおじいちゃんもめっちゃ良い人だったので、その辺りの事は何の意味もないまま、滞りなくスムーズに売買出来たんだけど。
最初の土地購入の時から、この2つをやっていれば、不動産屋がどれだけポンコツの悪徳業者だったとしても、うまく立ち回れたかもしれない。
長くなってしまったけど、最後にまとめ。
もしこれから、整地された住宅地ではない土地の購入を検討している人がいた場合には、絶対にやってもらいたいのは下記の2点。
●契約前に契約書を持ち帰り、そっち方面に詳しい人も交えて内容を検討する事。(その際に、滞りなく進まなかった場合の賠償についてもしっかり明記してもらうまで契約しない)
●(不動産屋さんは嫌がるけど)所有者の人も交えて契約を進める事。ただし、土地自体を不動産屋が所有している場合もある。
その場合は法務局に行き、不動産屋以前の土地の所有者を調べておいた方が良いと思う。
オレも前の時、これをやって先に自治体の土地改良区から土地の話を聞いていれば、問題が起こる前に手を引くことが出来ていたと思う。
土地だって、何百万、何千万円と言うたっかい買い物。
オレみたいに、無知だからと言って、業者に良いようにされて、変な条件で無駄なお金を使う人が一人でも減ってくれれば何よりでございます。
と言う事で、めっちゃ長くなってしまったけど、今回はこの辺りで。
次回「ハウスメーカー巡り」をお送りいたします。
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