- 2024年3月19日 12:00 CAT :
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怒涛の如く押し寄せる九十九折を華麗に受け止める男の話ではない~ver2024
映画の感想とか書きだしたらもうネタ切れですよ。
と書いてから、もう1年以上。
チョクチョク書いたりはしてるけど、今日はチョッとここ最近見た映画の感想を箇条書きででも・・・(浅草キッドは前に、がっつり書いたので今回は割愛)
・カイジ1と2(実写)
実写としては珍しく(と言うと語弊があるのか?)原作に対するリスペクトがひしひしと感じるけれども、やっぱり「遠藤が女なんて・・・」とか「石田の娘はいるのか?」とか要所要所に引っ掛かる。ただ、話はめっちゃ面白いよね。・この子は邪悪
最初、てっきり邦画版「エスター」みたいなノリかなと思って見始めた。と言うか、制作者側もどう考えても仮面の少女とか、そっちにミスリードしたい意図が見え始めてちょっとゲンナリした。けど、ラストではぞわぞわ鳥肌が立ったよ。これはもうあのラストのワンカットの為だけに見る映画だ。・オーディション
以前からずっと見たいと思ってた、三池監督2000年代の代表作。しばらくは不穏な空気はあるものの意外と退屈な映画だなと思ってた。でも、麻美がメインになってから、映画の毛色が180度変わる。とんでもない映画だった。ただのスプラッタ映画ではない。人間の心の奥にあるドロドロとしたどす黒いものを分かりやすく表現したんだと思う。「ただのスプラッタ映画」と言うのは、タランティーノ監督の「ホステル」みたいな奴を言うんだよ。いや、あれも大好きだけども。・着信アリ
前にも見たことがあった。前に見たのが「呪怨」で、「着信アリ」は初めてだと思ってた。で、「何かずっと見た事ある展開だな」と思いつつ、最後まで見切って「これ見た事あったわ」となった。支離滅裂な展開とか全部気にしないで単純に怖がってみたら多分面白い。ただ、2回目は脚本の粗が気になりまくって詰まんないと思う。・呪詛
話題の香港映画で結構期待して見たんだけど、これは相当面白かった。いや、メチャクチャ怖かった。・・・これ、フィクションだよね。オレ生きてるよね?と不安になるほどのリアリティが押し寄せてきた。この手の奴だと「ブレアヴィッチ・プロジェクト」が多分有名だけど、あれよりはエンターテイメント寄り。ただそのバランスがホント秀逸。・プラットフォーム
「cube」にある種近いような謎の施設で延々展開されるけど、常に2人一組になっていて、1対1で行われる展開がそれぞれに見ごたえがあった。施設の存在が面白くなればなるほど、どうしてもラストでう~んとなってしまうのは、この手の映画の宿命だろうか。・22年目の告白
展開のどんでん返しが心地よくて面白かった。途中からチョッとラストが見えてしまったのが残念だけど、藤原竜也と伊藤英明の絡みのシーンは全体的に面白くていい感じ。ただ、最初10分のワクワクを最後まで超えられなかったのがチョッと残念。・悪の教典
前に見たことあるんだけど、「オーディション」を見た後、最近の三池監督作品と比べたくて再度視聴。こっちも面白いんだけど、悪の教典はやっぱりどうしても、エンターテイメントスプラッタ映画だと思う。どうしようもない狂気と言う面では、「オーディンション」に軍配が上がる感じ。ただ、吹越満演じる釣井先生はいい味出してて楽しい。・キャラクター
漫画家ネタって、何となく好きでよく見てしまうんだけど、この映画はなんかその漫画家の感じで凄く良い感じだった。内容は、チョッとよくある感じも否めないんだけど、セカオワのfukaseの演技が良い意味で素人っぽくて、サイコパス感が凄く出てたと思う。・マンホール
こういうワンシーンでずっと展開される映画個人的に凄く好きなんだけど、最後の当たりのどんでん返しは蛇足だったかも。「スマホを落としただけなのに」にも似たような蛇足はあったけど、邦画って「コレだけじゃ弱いかも」って思うとそう言う事やりがちなのか。このタイプの映画では、「LIMIT」が最高傑作だと思ってる。・PLUTO
浦沢先生の漫画では、モンスターとプルートゥが大好きなので、相当期待してた。実際、めっちゃ面白くて、一気に全話見てしまった。個人的に一番好きな「ノース2号」のエピソードだけでも、相当クオリティ高かった。最近、漫画原作のアニメ化は本当にレベル高い奴が多いよね。などなど・・・思ったほど沢山は見られてなかったけど、まぁ、今日のところはこんな所か。
特にオーディションは、流石と言わざるを得ない途轍もない作品だった。
先日、不意に「シャンシャークの空に」「縦縞模様のパジャマの少年」のDVDを手に入れたので、近いうちにその辺りも視聴したいと思っている今日この頃でございます。
いやぁ、これはホント凄い映画を見たよ。
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