- 2025年7月4日 12:12 CAT :
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例え私が言葉を失った冷たい肉の塊になろうとも
ストロベリーソングオーケストラの「切り裂きジャップ」を聴けるようになったことをきっかけに、まぁ、それはそれはすごい勢いで聴いております。
メチャクチャ名盤。
まぢで、凄すぎる。
関西アンダーグラウンドの帝王と言われて久しいけれども、そんなレベルじゃねえよ。
日本のアンダーグラウンドの帝王だ。
いやそれを言い出すと「テメェふざけんじゃねぇ!」と色んなファンの方から怒られるかもしれないので、オレの感性では、日本最高のアングラバンドと言う事で許してくれ。
「人間椅子」や「AUTO-MOD」を甘く見てるとかそう言う事では決してないんだ。
人生を変えてくれたのが、筋肉少女帯と犬神サアカス團なのは、絶対に変わることは無い。
そしてこの両バンドについていく事だけは確定してる。死んでしまったらわかんないけど、確定してる。
昨年の犬神サアカス團のシングル「カンフートーキョー」と「天誅」は、それはそれは素晴らしかった。
筋肉少女帯の「医者にオカルトを止められた男」も「レティクル座妄想」を彷彿とさせる名作だった。
でも何と言うんだろう・・・この両バンドは円熟期に入ってるんだよ。
それはそれで素晴らしい事。
大御所と言う名の神の領域から、時々途轍もない作品を届けてくれるだけで、ファンとしてはありがたやありがたやでございます。
ストロベリーソングオーケストラに関しても、キャリアで言えば余裕で大御所バンドだし、実際関西アングラの帝王だと言っても誰も異論はないと思う。
なのに、この段階になっても制作ペースが落ちなくて、しかも出てくる楽曲が全部攻めまくってる。
どんなペースで作品作ってんだって話。
「二十一世紀狂闘旗手」辺りで一旦円熟して、落ち着くのかなと思ってたらここ数年、怒涛の新作リリース。
しかも全てが信じられない程凄いクオリティ。
正直な話、「二十一世紀狂闘旗手」の頃までは、アルバムとしての完成度では「血の濫觴」がやはり最高傑作なのか・・・と思ってた。
「二十一世紀狂闘旗手」は「コレは切断ダリアを超えるとんでもない名曲!」って感激する途轍もない作品だった。
でも、リリースのペースも落ち着いてきて、時々とんでもない名曲を発表してくれる上記の円熟期に入ったと思ってた。(その頃はその頃で精力的にライブ活動してて、何度もライブと言うなの犯行現場に参戦してたんだけども。)
それなのに!
それなのにだ!
ここ5年くらいコンスタンスに出し続けてる曲が全部、頭がおかしくなるほど凄い。
シングルが全部素晴らしいので、当たり前にアルバムも良い。
完全に神の領域から届くペースじゃねえ。
そして、過去の音源をセルフカヴァーした「怪帰怨幻蒐」は2作とも、元ネタの音源を超えてくる。
セルフカヴァーがオリジナルを超えてくるって聞いた事ねぇよ。
筋肉少女帯の「いくじなし」も良かったけど、それでもどうしたってナゴム時代の「いくじなし」を超える事は出来なかった。
「サンフランシスコ」も「高円寺心中」もメッチャ良かったけど、やっぱり思い出補正込みでどうしてもオリジナルの方が良い。
犬神サアカス團が「籠の鳥」でセルフカヴァーした過去の名曲も素晴らしかった。
でも「兄の病の特効薬は死臭漂う血の池地獄のような人肉スープの形而上学」も「餓鬼」も「廃墟の街」も「路上」も「御霊前」や「地獄の子守唄」のオリジナルと比べるとどうしてもごめんなさい。ってなってしまう。
なのに、どうしてあんなに聴き倒して思い出補正入りまくりな「血の濫觴」のオリジナルを「怪帰怨幻蒐」収録の「非傀儡宣言」が超えてくるんだよ。
意味わかんねぇ。
まぢで。
何が言いたいかと言うと、そんなストロベリーソングオーケストラの新音源がもう少しで届くんですよ。
6月中、まぢでストロベリーソングオーケストラしか聴いてなかった。
今、この状態で新音源が聴けるとか、どんだけ幸せなんだって話だ。
これを書きたかっただけなんだけど、ここ最近ドはまりし過ぎて愛が止まらなかった。
また、犯行現場と言う名のライブに行きたいです・・・
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