- 2015年7月3日 22:10 CAT :
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ザ・フィクション
2ちゃんねるのオカルト版にある「異世界ネタ」が大好きでしょうがない。
まぢで、見つけたら必ず読み漁ってる。
その手のスレでよく上がる話題の一つに、要するに「異世界の事に興味を持ちまくって、ずっと考えてたら本当に異世界に迷い込んでしまった」と言うものがある。
かく言うオレも、とにかく読み漁りまくる訳で、年がら年中「異世界」の事を考えてる。
過去には、タイムリープを実験しようとして、本当に異世界に行きかけた事も何度もある。(それについて、詳しくはこちら⇒林檎もぎれビーム)
と、ここまでが前提。
・・・
その日は、朝からずっと体調が悪かったんだよ。
最近、色々忙しくて、寝不足だったりもしたから、そのせいだと思ってた。
とにかく、頭が痛い。右目がうまく開かない。右の奥歯が痛い。
この症状って、オレの場合極度に披露して、肩が懲り、ついでに首も懲り、頭(と言うか、脳?)に血の巡りが悪くなると起きてたんで、その日もそうだと思ってた。
しょうがないから、首を揉んで、肩を揉んで、とにかく症状を和らげる事に必死だった。
夕方位には、多少その症状が緩和されてきたので、娘と「チョッとお散歩でその辺を歩いてこようか。」と言う事にした。嫁は、「何か体がしんどいから、寝てる」と言う。しょうがないので、娘と2人で散歩に。
家を出る瞬間、その日一番の強烈な頭痛に襲われた。
・・・でも、娘と約束した以上しょうがない。そのまま、家を出た。
時間は夕方の6時くらい。家の外に出た瞬間、違和感があった。
いつもなら、会社から帰ってくる近所の人で、普段ほとんど交通量のない家の前の道にも、たくさん車が走る。近所の人は、庭の水やりをしたり、犬の散歩に行ったり・・・
それが全くない。
車が一台も走ってないし、近所の人も誰も家から出ていなかった。何より、人がいる気配がない。
物凄く静かな感じ。
オレと娘の二人だけの世界のような・・・娘の声が、なぜか異常に響いてた。
娘が不意に言う。「今日のお空、真赤だよ。お父さん。」と。
ふと空を見上げた。
・・・確かに赤かった。それは、夕焼けとかじゃない赤さ。と言うか、世界全体が濃いオレンジ色のような赤みを帯びた色見だった。ちょうど、「千と千尋の神隠し」の赤い世界みたいなイメージ。
オレは、娘にチョッと色々見に行こう。と提案したんだけど、娘は「いやだ。おうちの所でいる。」とかたくなに動こうとしない。
いつもなら、「公園行く」とか、「お散歩する」とか喜んで、はしゃぎ回るのに・・・
しかし、本当に誰もいない。
・・・不安になるほどいない。
車も通らない。
不意に、また激しい頭痛が襲ってきた。
一瞬フラッとしたら、家のドアが開いた。どうも、嫁が家から出てきたらしい。
で、一言つぶやく。「どうしたの?散歩行くんじゃなかったの?」と。
その瞬間、世界が動き出した感じがした。まだ、往来に誰も人はいなかったけど、人がいる感じがする。
しばらくすると、車も通った。
いつもの感じに戻ってた。
その時は、気のせいか。と思ったんだけど、あとから考えると、もしかしたら、オレは娘と二人で、チョッとだけ異世界に足を踏み込んでいたのかも知れない。
そう考えると、もしあの時、娘が「いやだ。おうちの所でいる。」と言ってくれなかったら、オレはいろんな所をウロウロしていただろう。そして、オカルト版の人みたいに、そのまま異世界に迷い込んでいたかも知れない。
次の日の夕方。・・・そらはもう赤くなかった。いつもの夕焼けだった。
ちなみに、その時あまりに空が赤かったので、それをiPhoneで撮影してた。
全く未加工のままで、それを載せてこの話は終わりと言う事にしておきます。
この色見。ホントに、大袈裟じゃなくて、これ以上に空も世界も赤かったんだ。他にも、娘を撮影した写真もあるんだけど、それもビックリする位赤い。(家族は、ブログに載せない主義なので、それは公開できないけど・・・)
普段iPhoneで撮影して手ブレなんかほぼしないんだけど、なぜかこの時撮った写真は、尽くぶれてたんだよね。
・・・うむむむ。
不思議な体験だった・・・
その写真がコレだあああああ!!
信じるか信じないかはあなた次第です。
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