- 2019年3月20日 16:25 CAT :
-
少年、グリグリメガネを拾うをさぞ声高に
ピエール瀧の逮捕について。
あの人は、「どう見てもラリってるけど、薬やってる訳じゃあないただのキチガイ」と言う所がウリだったわけで、それが「どう見てもラリってるけど、見ての通り薬をやってた普通の良い人」になっただけの事だと思うんだ。
薬は犯罪。犯罪はダメだ。
でも、今回の事は、オレにとって、ピエール瀧がどうこうなるような話じゃあない。
それだったら、オーケンがエッセイで「ドラッグ体験」を赤裸々に書いてた時に、筋肉少女帯のCD(特に月光蟲)を叩き割ってたっての。
そして、世の中の作品に対する自粛も気に入らない。
店頭からCDとかも回収になった影響で、オレが1月に3000円で買った電気グルーヴのアルバム「30」が今、2万円近くまで高騰しているらしい。いや、売らないけどね。
ホント下らない。
何が下らないって、この自粛騒ぎ自体が、企業側の世間に対するご機嫌取り以外の何物でもないということ。
ホントに、ドラッグを許さない。ドラッグを社会から撲滅しようとか言うなら、薬で捕まった人のすべての作品を自粛してみろよ。
そうなったら、ビートルズはじめ、有名な洋楽関係は全て日本では聞けなくなる。
「世界に一つだけの花」も残念ながら無かったことにされる。(まぁ、この曲は別の事情でなかったことになってるけれども)
映画とか、ドラマでも二度と見れなくなるものがかなりあるだろうな。
でも、実際にそうならない。
いや、なってほしくもないけれども。
だから、ホント下らないんだよ。
結局、社会のほとんどが、ドラッグ使用を悪いと思ってるんじゃなくて、「犯罪者を起用するな!!」と言う一部のクレーマーに気を使ってるだけで、そいつらが、別のネタを見つけたら、無かったことにして終わりになる。
だったら、最初からそんなもの止めちまえばいいのに。
取り合えず、ピエール瀧が早く戻ってくることをお待ちしております。
40周年のアルバムで、前髪垂らした知らない奴が再び出てくることを。。。
または、「少年、グリグリメガネを拾う」をカバーする日を。
いや、犯罪を助長してるわけじゃないんだよ。
ただね、ピエール瀧に求めたものは、犯罪に手を染めないクリーンなイメージじゃないんだよ。
それは、ベッキーだ。
パブリックイメージを壊したから、芸能界から抹殺するという方がすっきりすると思う。
逆に、世のお偉いさん方に、ピエール瀧をどんな人のつもりで起用していたのか聞いてみたいだけなんだ。
でも、犯罪はダメですよ。
しかし、同じドラッグ系の犯罪者で、且つDVで有名な内田裕也の歌はあんなにテレビで流してるというのも凄い話だよね。
- この記事を見てみる ⇒