2021年1月23日 4:00 CAT :
       

「Do Get The Star」と書いて「どげざすたぁ」と読んで土下座して感謝する

先日書き上げた「Gの世界」の最終話までのざっくりとしたプロットを基に、1話単位で内容を振り分けてみた。

実際に原稿を描いてる途中で、もっと良いものが思い浮かぶかもしれない。意外とコメントとかでもらった事で内容が微妙に変わったりすることもあるので、これで決定という訳じゃあない。

ただ、大体1話でやる内容は決まった感じ。

71話では、こんな事描く、72話ではこんな事とこんな事を描くみたいなざっくりした内容だけなんだけれども、それですでに1万文字以上ある。今まで溜めてきたものを全部吐き出そうとしてるので、1話の濃度が結構なことになりそうなんだよな・・・

あとは、これにある程度沿いながら、ネームを描いて、原稿を描いてを繰り返していくだけだ。(ネーム切ってみたら、全然13ページで収まらなくて、話数増やすかもしれないけども・・・)

この話づくりの部分についてはホントはもっと時間をかけてやるつもりだったんだ。でも、やっと一番描きたかった場所だ!ってなった関係上、次々と内容が浮かんできて、全く止められないまま最終話まで一気に書き上げてしまった。

ラスト10話分くらいは、もう少し煮詰めようと思ってるけど、そこに至るまででも、まぁ、「これは面白いぞぉ~」ってなるシーンばっかり。

いや、他の人がどう思うかは知らない。そこはごめんなさい。

ただオレは、相当良いんじゃないかなと思っております。はい。

先日「おもちゃはおもちゃばこへ」書き上げた時も、相当テンション上がって、変な感じになってしまっているので、今日のところはこの辺りにして「うむむむ」って我慢しておこう。

さてさて。

と言う事で、この「Gの世界」の話を少しだけ。

一部、ネタバレ含むので、もし「Gの世界」を読んでて、ネタバレいやだと言う神様がいらっしゃったら、ご遠慮くださいな。

ちなみに内容は・・・と言うと、この「Gの世界」について、いただいたコメントを参考にしてがっつり設定を追加してしまった。と言う話です。

これをネタバレと言うかは微妙な所なんだけども・・・

 

 

 

 

 

 

 

この位の行間でよろしいでしょうかね。

いやね。この話、実は、前からチョッと書いておきたかった話でもあるんだよ。ホント、コメントいただけることも、それ以前にチラ見でもオレの書いたマンガを読んでいただけると言う事も、ただただ感謝しかないわけで・・・そう言う事を、もう少し伝えたかったと言うか・・・まぁ、そんな感じだ!

で、話は戻る。

そもそも発端となったコメントがこちら。

[142] キタキタキタ!あの人来ましたァ! 横にいるのは立ち位置的にエミリアか でもリズっぽくもあるし又はモブかもしれないけど 意識か無意識かチョイチョイ話の横繋がりを感じます 今回は『これまでの二人同様諦める可能性』って所とRDの滅びの村の事をチョッと後で『だから最後はいつも面白い』みたいな台詞があったと思う アレも今回も運命の因果率的な絶対数とかを感じます。。 楽しみぃぃぃぃぃ <2020/02/03 13:40:55> 5CGKbu71P

丁度1年くらい前にもらったやつですな。

まぢでこのコメントを読んだ時には、クールポコより「なあああああああにいいいいいいいいい」ってなった。

と言うのも、実は元ネタのネームでは、美和ちゃんと八神は兄弟じゃなかったし、重圧くんと慶斗も含めて、5兄弟と言う設定自体がなかった。

元々の話では、八神たちはそれぞれ別に親に捨てられ行くとこもない孤児たちで、その孤児たちが山で自分たちのだけの国を作っていた。と言う、そんな設定だった訳でございます。

物語において、かなりキーとなるこの設定に対して、元ネタを描いている時から何となく違和感があった。

だって八神は、結構平気で仲間も見捨てるし殺したりもする。

なのに、なぜか美和だけはいつも横に置いておいて、特別扱いしてた。

幼い頃あの山で一緒に過ごした仲間と言う理由だけだと、なんか弱いし、「重圧や慶斗との関係はじゃあどうなのよ?」と。

それが、「G」のラストに納得がいっていない一番の理由でもあったと思う。

で、このコメントを見た時、本当に目からウロコだったんだよね。

usにおける、ロバートとエレノアのつながりは、前世からの恋人と言う事がひとつと、エミリアと言う、最高神の名前が付いた兄弟の肉体と言う大きな理由があった。

使いまわしと言われればそれまでだけれども、これだったんだよ!と。

そう考えた瞬間、元ネタでは曖昧に1話で書いてた山での「あるひとつの国」の生活が、物凄くリアルになってきた。

あともう一つ、ロバートとエレノアで言う前世からの恋人と言う設定と同じようなものも必要だなと思って、「姫子を食べた」と言う共犯意識を追加してみた。

「漠然と親に捨てられた子どもたちが集まって集落を形成してた」と言う話から「親に捨てられたけど、自分の仲間を食べてまで生き残ろうとした兄弟が寄り添って生きた」物語になる事で、これまでチョッとグラグラして弱かった「G」と言う物語全体に、強固な大黒柱が通った気がしたんだ。

そうなった結果、「だったら結末も納得のいく形にしないといけないよな」となり、今回のラスト丸々変更と言う流れに相成ったわけでございます。

もしこのコメントを貰ってなければ、多分、「G」の元ネタと全く同じ内容のままでラストまで描き切っていたと思う。

んで、「なんかこのラスト納得いかねえんだよな」と思いつつ、次の物語を描き始めてただろう。

ぶっちゃけると「ランナ」と「G」はコメントでもらった内容を読んで、シーンを追加したりとか、セリフを変えたりとか、そう言う事をこれまでもチョコチョコはしてた。(「US」は元ネタのネームをそのままアップしてたから、どうしようもなかったけど、)

ただ、これはそんなレベルの話じゃないよね。

がっつり設定変えたどころか、物語の結末さえ大きく変えてしまったんだから。

まぁ、何が言いたいかと言うと、自分で好き勝手に描いてるだけでは、決して生まれなかった凄くお気に入りのラストが描けたことに、本当に感謝しておりますと言う事です。

人に見せると言う行為が、物語をこんなにもいい形にしてくれると言う事を思い知らされた。

そう言えば、昔なんかの本で、「作った作品はとにかくできるだけ多くの人に見てもらえ」って読んだな。

実際、面と向かって誰ばりに「読んで!読んで!」ってやるのはすごく抵抗があったけど、今は良い時代になったもんだ。

こういう機会がもらえた「新都社様様様様」には本当に感謝しかねえや。

足向けて寝られねえわ。

もちろん、毎週でも、時々でも関係なくオレの書いたマンガと言う、この世で最も最底辺に位置する落書きをちらっとでも見ていただける皆様にも。

これを承認欲求と言うのかどうかは知らないけど、ここ最近、本当にマンガとか描くの楽しくて仕方がない。

これからも、まだまだ描きたい事いっぱいあるので、どんどん描いていく次第でございます。

良ければお付き合いいただければ、恐悦至極と存じます。

な感じで、おやすみなさい。

それとは別で、先日嫁からリクエストされた短編のネームも描いてる。

創作が止まらねえ日々だ。

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