2025年6月8日 12:12 CAT :
       

涙で走る 血の大河を夢みて走る

と言う事で、本当に久々にアナログで漫画を描きました。

こちらですね。

甘納豆先生と交換日記っぽくお互いがお題出し合って、漫画にするみたいなあれですよ。

今回はオレが先生から「ホワイトデー」「メガネ」「下痢」のお題を貰って、そこから膨らまして描いた感じ。

制作過程などは、(↑)のあとがきで描いたので割愛するとして・・・

今回の表紙は、元ネタのACDCのアルバム「Dirty deeds done dirt cheap」にちなんで、70~80年代のレコードジャケットとか、映画ポスターのイメージで描いてみました。

この辺の加工はフォトショップさんに頼ってしまった。

あと、文字の写植はクリスタさんを使ったな。

でも、それ以外は全てアナログで描きましたよ。

トーンなかったので、薄墨で塗ると言う高橋ツトム先生のやり方を使っております。

アナログで漫画を最後に書いたのは、「us」のこれまでのあらすじ漫画で、それを書いたのが2015年だったので、10年ぶりのアナログ漫画だったみたい。

あらすじじゃない漫画と言う意味では、「やみ。世界」の「第6話 別離邂逅≒果て」になるかも知れないけど、まぁどっちにしたって10年ぶりですよ。(どうでも良いけど、「やみ。世界」はここから読めるよ

せっかくなので原稿用紙にGペンで描こうと思ってたんだけど、画材を娘にあげてしまったのと、近所の画材屋さんに漫画の原稿用紙を売ってなかった。

デジタル全盛期なのでしょうがないんだけど、画材屋さんからトーンの棚が消えて、漫画の原稿用紙を売ってないと言うのが何とも寂しい限り。

しょうがないので、コピー用紙に学生時代使ってたパイロットのハイテックって水性ペンで描きました。(そう言えば、高橋先生も背景はハイテックで描いてたな。)

枠線と背景の一部はピグマのミリペン。

あと、描き文字、ベタは10年前に使ってた習字用の小筆と開明墨汁ですな。

手元にある画材で誤魔化し誤魔化し描いた感じ。

画材と原稿をそれっぽく写真撮ってみた。

時間はかかったけどメッチャ楽しかった。

やっぱりオレの漫画描きの本分はアナログでのお絵描きなんだと痛感しましたよ。知らんけど。

これからもちょくちょくアナログで漫画描いていこうと思ってる。

今回の内容については、分かる人居てくれたら嬉しいんだけど、オレが自分で書いた小説で一番好きな「夜景情景スカトロジスト」の1シーンを元ネタにしております。

はい。姫子が自殺する場面ですね。

「夜景情景スカトロジスト」の「第3章 ふたり」を全部漫画化しようとも考えたんだけど、それをやると多分20ページくらいになる。

それを全部アナログで描く時間はなかったんだ・・・

なので、もし万が一、なんで姫子が自殺したのか、敏夫と姫子はどう言う関係なんだ。みたいな事が気になった物凄く奇特なお方は、大変お手数ですが、こっちの小説をご一読下さると、おっさんはうれションするよ。

「夜景情景スカトロジスト」

あとデジタルなら20ページ描く時間もあったかも知れないけど、今回の物語に関してはこのアナログ原稿の方が良かったと感じてるし、悔いは全くなし。

って言うか、アナログで描くと頭の中にある原稿の完成イメージがそのまま作れるんだよね。

デジタルではどうしてもこの感じにならない。

それはオレがデジタルを使いこなせてないのかも知れないけど、それよりは、オレの描きたいイメージの完成形には、人的力ではどうしようもない偶然が生み出す何らかの要素が必須なんだと思う。

とか偉そうに描いてみたものの、結局は、イメージ通りのものを描くために100%コントロールして描くと言う事が出来ないと言う事なんでしょうね。

何しか、自分一人だったらやらなかっただろう事に挑戦できるって事が本当にありがたいよね。

甘納豆先生には、本当に頭が上がらねぇです。

次は一応、「漆黒の青空」に投稿する短編「四千年王国」のネームを考えてるよ。

これは、オレがバンドで作った曲の中でトップクラスに好きな奴。

これを遂に漫画にしてしまうぜぇ~

今年は、ホント沢山創作出来てて、幸せですな。

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