2025年6月11日 12:12 CAT :
       

墓石のベッドに身を寄せて

人生に絶望したとしても、気軽に死ぬ事は出来ない。

なぁ~んで、こんなに死ぬのってハードルが高いんだろう。

生まれてきてからこっち、ずっと死ぬ事ってハードルが高い。

怖いって言う感情は取り合えず置いておくとして、死ぬのって難しい。

自殺するにしても誰にも迷惑をかけずに自殺するのってほぼ不可能だし、病死するのは偶然とか色んなものがが重ならないとそれはそれで不可能。

かと言って、ある日突然スゴイ大病を患ったり、事故とか、何だったらいきなり血管詰まったりしてぽっくり死ぬ事もある。

その意味ではホントままならないよなぁ。

それ以前に、家族も出来て会社も出来たりしたら、そっち関係でも、「今オレが居なくなるわけにはいかない」と言う変な使命感が生まれてしまう。

イヤ、別に今死にたいほど病んでる訳じゃあないし、昔みたいにリストカットごっこしてる訳でもないんだよ。

でもふと、もう少しポジティブに死ねる世界ってどうなのかな。など思ってしまっただけ。

「はぁあ、今日雨か。テンション下がるからもう死のう~」みたいなテンションで死ねる社会ってどうなんでしょうかね。

物凄く死ぬ事にハードルが低い社会。

先日から横山光輝先生の「史記」って漫画を読んでるんだけど、ビックリするくらい軽く皆死んでいく。

「そうですか。謀反が疑われているのですか。では潔白を示すために死にましょう」みたいなテンションで自殺するんだよ。

今の社会って、「死ぬ事」が隠され、遠ざけられているとは思うけど、じゃあ身近にあったらこんなに軽いテンションで自殺できるのかと言うと、それはまた別の問題のような気がする。

何しか、気軽に死ねないなら、頑張って生きるしかない訳ですよ。

頑張って生きると言うのも変な表現だけど、ダラダラ生きるって言うのも嫌な生き方だと思う。

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