2023年3月10日 20:58 CAT :
       

邪魔な奴らははね飛ばせ!特にババアやジジイは高得点!

アナログとデジタル。お絵描きをするためにどちらのツールを使うべきなのか。

そんなことを考えたこともあった。

と言うか、以前はアナログ至上主義とでも言いましょうか、好きな作品からデジタルの臭いがし始めると「あぁ~この漫画家も終わったな」とか通ぶって眺めてたりした。

どう足掻いたって、アナログで出せる微妙なニュアンスが出せる訳ねえだろとか思ってた。

で、今。

ここ数年、マンガは全てデジタルで描いております。

クリスタさんのお世話になっております。

実際に自分で描いてみると、確かにアナログで描いた時と比べて線は単調になると思う。

何と言うかアナログで描くと、予定調和を超えた線が描けてしまったりするので、絵を描くと言う作業だけで見るとアナログの方が確かに楽しいかも知れない。

ただ、ここでふと我に返った。

オレは絵を描きたいわけじゃなくて、物語を表現したかったんだ。と。

そもそも著しく画力の低いオレにとっては、一度書いた絵のバランスを直したり、パースを直したり、何だったら反転させて左向きばっかり書くこともできると言う事は、マンガを描くと言う1点から見ると物凄いプラスだと思う。

どのくらいかと言うと、時たま出る予定調和を超えた線が出なくなると言うマイナスを遥かに凌駕するくらい。

それはそれで重要なんだけど、それよりは、ある程度短時間でたくさん漫画を描けると言う事の方が大事。

だって、オレは絵を描くことに命を懸けてるわけじゃあないんだよ。頭の中にある物凄く膨大な世界を物語として、出来る限り出していきたいんだよ。

そして、それは確実に死ぬまでに全部は多分出し切ることが出来ない量だったりする。

そう思うようになってから、アナログとデジタルでどちらの方が上なのかみたいな事を考えることはなくなった。

それぞれに長所と短所があって、どちらを選ぶべきかはその作家さんの考え方と環境に依存して、然るべき。

ひとつだけ言えることは、最初からずっとデジタルだけで描いてしまうと、アナログで描くと言う事が出来ないだろうし、アナログでしか書いたことがないとデジタルに移行する事に対してのハードルが高くなると言う事。

デジタルでしか書いたことがない奴は、この先PCがない環境では漫画が描けないかもしれない。

アナログでしか書いたことがない奴は、この先トーンや紙が手に入らなくなったりしたら漫画が描けないかもしれない。

大事なことは何でもやってみる事なんだよ。

それぞれに楽しさはあって、どちらは上とか、どちらが下とかなんてそんなものは存在しない。多様性を認めてこそ、楽しめると言うもんですよ。

これは手書きで書いた奴だと思う・・・

めっちゃ久々にふと思い立って描いた、「US」のリズ=ストロベリー。

もう、当時の絵は当たり前の様に描けなくなってしまってた。

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