- 2023年3月12日 20:24 CAT :
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僕はゴッホじゃ嫌なんだ
子どもの頃からずっとコミュニティー内で存在を否定されて生きてきた。
結局、大人になっても社会に自分の居場所なんてなかったから、今は、自分の居場所を作るために会社を作って、そこでなんとか生き永らえている。
まさにのび太君状態。
昔からずっと思ってた事がある。
人が嫌がるような事を敢えて進んで引き受けて、それをちゃんとこなしてた。
その部分をなぜか先生方からは評価されて、職員室での評価は高かったりした。それがクラス内ではより嫌われる要因になってたりもしたんだけども・・・
例えばみんなが嫌がる「トイレ掃除」とか比較的進んでやってきた。
何でこんな事をやってたのかと言うと、奉仕活動が好きな訳じゃなくて、かと言って、人の嫌がることを進んでやることで好かれようと思ってたわけでもない。
そのコミュニティー内で、オレにしか出来ない事を一つでも増やしたかった。
オレはいずれ自殺する。
オレが死んだあと、全員がオレのやってたことが出来なくなって困ってしまえばいい。そして、その段階になって「しもたって、思ってた以上に重要な存在だったんだな」と悔いればいい。
そう思ってたんだよ。
つまり、自分の死んだあと、アホ面で阿鼻叫喚するクラスメイト達を妄想してニヤニヤすると言う、悪魔くんもビックリの復讐方法。
ただ、現実では自殺した訳でもなく、ただ皆が嫌がることを進んで引き受ける便利な奴でしかなかった。
それでもオレにとっては、自分を受け入れてくれなかったコミュニティーに対しての復讐だったんだ。
この頃の経験が生きているのか、誰にも出来ない(もしくは誰もやらない)自分しかできない事を見つけ、それを出来るようになるのが何だか得意になっていて、そのお陰でこんなオレでも色んな人からお仕事をもらえる非常にありがたい事になってる。
今のところは、会社も順調に成長している。
昔、憎悪をもって遂行していた復讐が、今のオレの人生を支えている訳だから、人生って本当に良く分からない。そして、ファンタスティック。
今では、あの頃の復讐なんてものは忘れてしまって、丸くなってしまった。
と、言えれば、一番良かったんだろうけど、今は今で、当時オレの事をコケにした奴らのSNSとか見て、苦労してる様を見ながら「あんな偉そうにしてた癖に、オレよりしょぼい生活送ってやがるな。ざまぁみやがれ!」とか思ってるから、根本的な性格の悪さは変わってない。
このブログでも何度も声高に言ってきたけど、子どもの頃のオレは本当にどうしようもない人間だった。
今のオレでも、当時のオレが横にいたら間違いなく疎遠にしてたと思う。
社会から弾かれて当然の人間だった。
「いじめにはいじめられる側にも問題がある」って言葉あんまり好きじゃないけど、でも当時のオレは「そうされてもしょうがない」人間だった。
でも、それはそれとして、だからと言って、いじめていいと言う理由にはならない。
矛盾しているかもしれないけど、そう言う事なんだよ。
そして今も昔も、復讐されている当人にとっては痛くも痒くもない方法で復讐は続いている。これからも多分続けていくだろう。
最近では、これは意外と関係者全員がハッピーになると言う稀有な復讐方法なのではとさえ思ってる。
全世界の人間の憤怒がこの形で解消されれば、世界から戦争がなくなるかもしれない。
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