- 2023年4月14日 12:01 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その1
ここ最近。
「ひとときの暗がり」という小説を書いております。
正確には、昨年から書き続けて、今年に入ってアップし始めました。
一応、リンク張っておこう(↑)。
こちらでございます。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
もう5年くらい前になるということに対して、なかなかの恐怖を覚えるんだけど、このブログで「志茂田さん漫画堂更新」と銘打って、更新した漫画とか小説の裏話を書いてた時期がある。
まぁ、せっかく新連載始めたんだし、ブログも毎日書いてるんだから、これも復活させても良いかなと思った次第でございます。
小説を読んでくれている方で、このブログを読んでいるという人なんてこの世に存在してるのかとは思うけど、そういう都合の悪い部分は目を瞑っておく。
基本的に、思い付きをメインにして生きているので。
そんなこんなで、唐突に思いついたから、いつまでやるか分からないし、本来なら1話からするべきなんだろうけど、今更そこまで戻るのも面倒なので、今回更新の6話から。(一応、これ書いてるのは火曜日4/11で、多分更新までに更に数日のタイムラグはありそうだけども・・・)
高田純次は、芸風で適当にやってる風を装っているけど、本当な物凄くまじめで心優しい良いおじいちゃんなんですよ。
さてさて。
そんなこんなで、第6話「シータ」前夜の話。
実はこの小説を書く上で、高校生のころ毎日書いていた、黒歴史という言葉がぴったりの誰に見せたことのない日記を引っ張り出してきて参考にしている。
ただ、この日記が高校2年生からしかなくて、それより以前のものはもう紛失してしまってるみたい。
今は、まだ高校1年生の話なので、かなり記憶に頼っている部分が大きい。
ノンフィクションをうたってるくせにその分が、非常に心苦しい気がしないでもない。本当はしていない。
そんな前置きの上で、今回の6話はほぼほぼ事実を羅列しているだけの回なので自信をもってノンフィクションだと言えるだろう。
ただし、練習してた離れを「犬小屋」と呼び始めたのは、かなり後になってからで、この当時はまだそんな名称はつけてなかったです。まぁ、その辺くらいは大目に見てくださいな。ケセラセラ。
高校生がバンドを組む理由の120%くらいは「女にもてたい」という思春期の抗いがたい強烈な性衝動だと思う。
最も、その性衝動を表に出すのはなんだか恥ずかしくて「別にオレは女にもてたくて、バンドをやってるわけじゃねえよ。音楽が好きなんだよ」と嘯くやつもままいる。
オレもその一人。
ただこれは完全に嘘なので騙されないように。高校生バンドマンの170%は、バンド活動の遥か先の方でうっすらと浮かんでいるまんこと言うか、セックスを物凄く目を細めてギラギラ見ているはずだ。断言できる。
そして、実際にバンドを始めてみると、結局バンドやってようがやってなかろうがモテる奴はモテるし、さえない奴はさえないという事実に直面する。
要は、個人としての魅力がなければ誰も相手にしてくれないんだよ。
多分、超絶イケメンなら漫画とか描いててもモテモテだろう。自分の暗い青春時代を漫画のせいにしてはダメですよ。
まんこのためだけにバンドをやってる9割の高校生バンドマンは、その現実を知って、バンドをやめていく。
「昔バンドをやってたんだよ」と言って、急にギター取り出して「Jumpin’ Jack Flash」とか弾き始める奴は、セックスしたくてバンド結成したけどモテなかったから音楽をやめたおまんこ野郎で間違いないと思う。
所が、1割くらいはやめないで、そのままバンドを続ける奴がいるんだよ。
本当に音楽が楽しかったというパターンのヤツだ。
当時のオレの事を振り返ると、音楽自体が楽しかったという記憶はあまりない。
ただ、自分の世界観を表現することができる手段がもう一つ増えたという事に対しては、すごく嬉しかったような記憶がある。そういう意味では音楽が強烈に楽しかった。
小説に出てくるベースのタクヤ(のモデルになったやつ)は完全に、音楽が楽しかったパターンだったと思う。
こいつは、音楽を楽しみたい。
オレは、音楽を作りたい。
とそれぞれに目的が違ったので、その事で、この後もずっと相容れることはなく、事あるごとにぶつかる。
もちろん今も相容れない感じ。
ただそれはそれとして、変な腐れ縁みたいなものがあって、今になっても家族ぐるみで一緒に遊んでる。子ども同士も仲がいい。
そして何の因果か、色々あってこいつは今、オレの会社の社員さんだったりもする。
あの頃のことで花を咲かせながら、げらげら笑いあってる。幼稚園からの付き合いだから、まぢで30年以上の付き合いなんだよね。
ほんと腐れ縁とはこのことですよ。
それでも、この部分は相容れない。もう一生相容れることはないだろう。
まぁ、この年になるとお互いのそう言う所を許容して楽しめるようにはなったんだけど。
この頃はそうはいかなかった。本当にしょっ中言い争いばっかりしてたと思う。
ちなみに、作中に出てくる「お前にわかるか」という曲については、当時録音したデモテープも存在している。文字通りカセットテープで。
AmとEmを繰り返しつつ、たまにFコードが入ってくる感じで、このあとオレが組んだバンド「馬忠・DA・ムドー」の楽曲でメッチャ多用するようになるDm→Am→F→Am(「馬忠コード」を勝手にオレが命名したやつ)の原型がこの曲。
多分、馬忠の曲を聞いたことある奴がもしいたら、ピンとくるかもしれない。まぁ、そんな奴いないだろうけど。
あと、作中に出てくる「マリオネット」という台本の元ネタとなった漫画は、この「marionette」って話(↓)。
最近やってないけど、またスキャナーで取り込んで、コツコツアップしていきます。多分。
「Gの世界」にもちょろっと出てきた「ラーム=アイ」が失踪した「マリオネット事件」自体を描いたお話でございます。
そして、この話をリブートさせようと目論んでいるのが、「風を切る日々」完結後に描こうと思ってる「after “M”」と言う物語だったりもする。
そんなこんなで、この時代から今までずっと創作活動は全部つながってるよと言うお話で、このシリーズの第1回目は終わりにしておこう。
しかし、この手の話書き出すと長くなってしまうな・・・今日の文字数2500文字でした。やってしまった…
まぁいいや。
なんしか、1回で立ち消えになりませんように。
それでは。
また次回。
1回で立ち消えになりませんように。
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1 thoughts on “あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その1”