- 2017年10月31日 0:25 CAT :
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夜が明けるまで時間があるから
先日、元同僚の人と一緒にご飯を食べに行く機会があったりした。
内容としては、サイト運営についての諸々なノウハウとかを技術を一方的に提供する代わりに、お仕事を貰うと言う・・・まぁ、ある意味ギブアンドテイクな感じか。
お仕事の打ち合わせとも言えるかも知れない。
それ自体は、まぁ、可もなく不可もなくな感じに進んで、お陰さまで色々11月も忙しくなりそうな感じ。
本当にありがたい事でございます。はい。
それはそれ。
今になって思う。あの人は、今は別の会社に務めているんだけど、とは言え、まだ、会社員として頑張ってるんだよね。
当たり前だけども。
オレが、仕事中に体調を崩して休職してからもう3年以上経った。
その間に、息子が生れて、結局会社を退職して、独立して一人でお仕事を始めたわけでございます。
毎月毎月「来月は大丈夫か?」と思いつつも、お陰さまで、業績は右肩上がりな感じで、「お?もしかしてこれを軌道に乗ってきたというのか?」と思わない事もないくらいにはなれた。それについては、感謝しかない。
でも、今のオレは、気が向いた時に仕事をして、眠くなったら寝て・・・みたいな生活をしている。
いつもおうちにいる。
息子なんか、オレが毎朝同じ時間に家を出て会社に勤めていた事を知りもしない。
もう自分でも、毎朝起きて、スーツに着替えて、同じ時間に会社に行くという感覚を忘れてしまった。
夜遅くまで仕事をして疲れたら、次の日は昼まで寝てる事だってできる。
なんだか、会社に勤めてる人がすごく遠い存在になってしまった。
分かりやすく言うと、前は、OL系のAV見ても仕事を思い出すから萎えてたけど、今は、OLがオフィスでレイプされてるのを見て興奮する。そんな感じ。・・・分かりにくいか?
前の会社での事については、今でも心に色々後遺症を負っていて、思い出すことさえ憚れるし、会社のあった場所の近くを車で通る事も出来ない。
務めていたころから、休職した当初はホント、恐怖感と怒りしかなかった。
でも、ここ最近になって、その心持ちが随分と変わってきたんだよね。
今、何とかかんとか生活できているのは、あの会社でいた間に身についたスキルとか、人脈とかがかなりの割合を占めてる。
逆に言うと、あの期間がなかったら絶対に、独立なんてできなかった。
誰に話しても「ブラックの典型だね」と言われる会社で、朝から深夜まで社畜として飼いならされていたあの期間について、今はもう思い出したくもないけれども、それでも、少しずつ、前の会社さんに対して感謝みたいな気持ちが生まれてきてるんだよ。
あんなに、憎しみの塊のように思っていたのに・・・
自分で言うのもなんだけど、色んな事があった。
オレは他の人の人生を知らないから、誰でもそうなのかも知れないけど、人生って本当に色んな事がある。
そのほとんどが、過ごしている瞬間はきつくて、辛いけれども、少しすると「あの期間があったから、今がある」と思えるようになるらしい。
これまでの全てが積み重なって、今がある。
多分、これまでの人生の1秒でもなかったら、違う人生になってただろうて。
何か、生きてきて初めて、過ごしてる瞬間の今でも「今の生活良いな」と思えるような生活にやっとなれたな。
ホントに良かったなぁ~。と。
そして、この生活が少しでも続くように、頑張って行こう。と。
相も変わらず、会社の悪口を愚痴ってた同僚さんの話を聞きながら思ったというお話でございます。
何か、このチョッと達観したした感じが嫌な奴に思われそうな気がしないでもないけれども。
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