- 2023年3月25日 20:00 CAT :
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これで悪魔も健康体 寿命が延びるぜ10万歳
趣味を仕事にしてはいけない。と、いつからか思い始めた。
それこそ学生時代には、音楽で食べられたらとか、漫画家になれたらとか、小説家ってどうだろうとか、思ってたよ。
そう言うのワナビって言うらしいね。やかましいわ。人の人生にあれこれ言ってんじゃねえよ。
まぁ、そんなワナビ野郎と、実際にそれをお仕事に出来た人の違いって、やっぱり圧倒的才能の差だと思う。
熱量では、そうそう負けてないと信じてる。
オレだって、だてに30年以上も漫画描き続けてない。
この段階になってくると、もうそれはそれは努力でどうにかならない圧倒的な壁が感じられるんだよ。
やりたい事と需要を一致させることが出来ると言う能力が致命的に足りない。
あと、根本的な才能が完全に欠如してる。
こんな状態で、それでも前述のワナビよろしく無理やり漫画家を夢だと言い始めると、多分そいつは、先日書いてた「漫画を描くのが好きだから描いてるんだ」と事あるごとに呟く漫画家さん。になってしまうような気がしている。
めっちゃ子どもの頃を思い返してみる。
何でマンガを書き始めたのか。
書きたいものがあって、どうしようもなかったから書いてたんだと思う。
大人になるにつれて、自分でお金を稼いで生活していかなければいけないと言う現実的な話が見えてきて、その結果、その二つをくっつけてみようと言う安易な考えは誰もがやる事だって。
でも無理だった。
それで良いじゃないか。
やりたいことを捻じ曲げて、疑問符を持ちながら叶わない夢を追い続ける。いつからか物凄く息苦しくなって、「漫画描くのってたのしいなぁ」と聞かれてもないのにSNSとかで連呼し始める。
だったら、もう無理で良いじゃないか。
お金を稼いで生活をする。と言う、実はとんでもなく大変な現実的な問題だけは絶対に避けることはできない訳で、その問題をまず対処しつつ、残った時間とお金でやりたい事をやる。
そう思ってから、随分と人生が楽になった。
気が付いたら、家族が増えて、子どもが出来て、今なんて会社やってて、社員さんの人生まで肩にのしかかってる。
それなのになぜか責任に押しつぶされそうな感じは今のところない。
漫画家に、ミュージシャンに、小説家になれないかと足掻いてたあの頃の方が、何にも背負ってなかったのに、よっぽど息苦しかったし、人生が暗かった。
負け犬の遠吠えと思ってくれても良い。
オレの事をたいして知らない誰かにどう見られているかとかも、この年になるとどうでもよくなるもんなんだよ。
少なくともオレの事をよく知ってくれてる嫁とか子どもがニコニコしながら、いつも一緒にてくれてるんだから。
今週色々遊びすぎてお仕事が滞り気味なので、今日のところはこんな感じさようならしてお仕事頑張ります。
お仕事くれている感謝しかないクライアントさんを多大にお待たせしているので!
おっちゃんはまだまだ頑張るぜええええええええええええええ
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