2025年6月17日 12:12 CAT :
       

1人きりの映画にさようならを

先日、嫁から「何のしがらみもなくなって好き勝手にできるなら何をしたい」と聞かれた。

何をしたい・・・?

そんな愚問があってたまるか。

オレは漫画をいっぱい描きたい。小説をいっぱい書きたい。曲を作りたい。演劇がやりたい。散歩だって行きたいし、それに今のお仕事だって全くなくなるのは悲しい。

やりたい事しかないんだよ。

冷静に考えてみる。

今書いてる小説「ひとときの暗がり」は一応最終話までのプロットは全部できてるんだけど、95話くらいの予定。

先週アップしたのが36話なので、あと60話くらいある。

月に2話アップしたとしたら2年と半年くらい。毎週アップしても1年以上まだかかる計算。

その後には、リメイクしなければいけない「夢喰いバクヲ」と「ウミィ・マミィ」と言う2つの物語もある。

今書いてる「風を切る日々」はネームと言うか元ネタでは最後まで描き切ってるけど、後100話近くある。

こっちなんて、毎週アップしても2年以上かかる計算だ。

しかもその後に、「始まりは終末」「あやつりのM」と同じくらいのボリュームの物語が2つあるし、「US」もネームを書きなぐってるだけなので、ちゃんと原稿に描きたいと思ってる。

そしてそれが全部終わった後に、全てを総括する最も長い物語「やみ。世界」がある。

それを全部描き切って初めて今頭の中にある物語が全部消化できるんだよ。

音楽でも、構想は出来てて、歌詞もある程度完成してる「陀悪」と「連歌『忘却』」の2枚のアルバムがあり、それ以外にも昨年初めに考えてた新作音源もある程度出来ている。

いつかオレが劇団を再開したとしたら駆けつけてくれると約束して、その日を待ってくれてる役者さんもいたりするんだ。

死ぬまでにあと1回で良いから、演劇を作りたい。

その時のために置いているとっておきの物語「せんたくのしま」を形にして公演したいんだ。

やりたい事なんて、まぢで無限にある。

多分、今すぐ全てを放り投げてかかりっきりになったとしても、全部出来るか分からない。

ただ、全てを放り投げる事なんて出来やしないので、それでも何もしないよりはマシだろうと言う事で、今、少しずつ出来るものから作っていってる感じ。

オレは「ヘンリー・ダーガー」になりたかった。

でも今の時代にはありがたい事に新都社様様をはじめとして、こんなオレでも作品を発表させてもらえる環境がいっぱいある。

後は死ぬまでにどこまで、この構想を形にできるかと言う話になってるんだろうね。

いつか夢見た「やみ。世界」の最後のシーンを死ぬ前に描き切る事が出来たのなら、きっとオレの人生は成功なんだろう。

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