2024年10月30日 11:11 CAT :
       

今日くらいは新作短編描けました!って声高に宣言したい2024

と言う訳で、1年半ぶりの短編が完成しました。

はい。

物語自体を見てもらえていると信じて、チョッとだけ、この話のネタを書いておこうか。

一応こちらから見られるので、読んでみてくださいませ。

昔みたいに「まぁ、適当に描いてみたから、良かったら読んでよ」みたいなことは言わない。

今持てる全力をもって、描き上げた自信作だ!読んでくれ!と言う感じ。

さてさて。

この物語の元ネタ自体は、実は、このブログだったりする。

毎年、4月1日には「デノナルーフルリプイエ」と言うタイトルで、短編の小説を書いて投稿しているんだけど、今から3年前の11デノナルーフルリプイエで書いた物語が今回の短編の元ネタなんだよね。

それに、オレが高校時代に書いた演劇「サノバとあと3人」に出てくるセリフ「人の心はどこにあるの?脳?心臓?」をかけ合わせた結果出来上がったのが、今回の短編「NO HEAD NO Heart」と言う訳でございます。

今回の物語自体は結構前、それこそ3年前のブログ書いた当初から構想してた。

実際にネームを切ってる。その時は41ページあった。

前半部分では、(↑)にブログの記事のような、自分の実生活において子どものころから違和感を感じていたと言うシーンが続き、そして、25ページ目くらいで真実を知る。

そして、残りの15ページくらいが苦悩していくと言う展開だった。

ところが、そのネームを読み返しても、何か普通。面白くなかった。

そして最後の1ページだけが最後まで決まらなかった。

それで取り合えず、最後のページには「普通」とだけ殴り書きして、そのネームは封印していた。

気が付けば3年の月日が流れていた。

丁度、何となく小説とかを読み倒していた今年の9月ごろに、急激に「文学的な短編を描きたい」と言う衝動にとらわれて、あれこれ物語を考えていたら、ふとこの封印してた物語が頭の中に浮かんできた訳ですよ。

で、取り合えず、前半部分をバッサリ切って、後半部分をもう少し掘り下げつつ、何となく結論的な部分をぼやかす感じでネームを作り直してみた。

最期のページを、当初殴り書きしていた「普通」をセリフにしたところで、個人的にはこの物語が凄い文学的な作品になったような気がした。

そうなんだ!

オレが描きたかったのはこれなんだ!

みたいな良く分からない感動と共に、この物語は完成。

完成してから、今、読み直してみると「これは凄いものが描けたぞ」と言う気持ちと、「当初のネーム通りに描いた方が良かったのか?」と言う気持ちが何となくせめぎ合っている。

ここ数年、何本か短編のネームを描いたんだけど、そのどれもが「なんか普通」と言う理由で原稿執筆に至ってない。

「約束の場所で」「出来すぎた準備」「今宵『ただいま』はゼロになる」「アルバイト」などなど・・・どの話も「なんか普通」で嫌なんだよ。

ちゃんと前振りを描いて、共感してもらってから、後半に展開を作って、キレイに締めると言うお話はもう良いんじゃないかと思ってる。

いやでも、ちゃんと物語を紡いで、読んで貰うために漫画を描くべきなんだよ。と言う気持ちもあったりして、何か分からないけど、凄く色々葛藤していたりもする。

あと数本短編を近いうちに書こうと思ってる。

一つは、とある物語の後日譚。

一つは、全く関係のない荒唐無稽な物語。

そして、もう一つはちゃんと展開を考えた物語。

全てを描くかどうかも分からないけど、その時描きたかったものを描くんだと思う。

何しか、今回の作品は、個人的には相当良かったと思っているので、ぜひ読んで貰いたいなと思っておる次第でございます。

さて、上記のもの描きながら「風を切る日々」と「不動産売買であった怖い話 第2部」の執筆の方を再開させましょうかね。

取り合えず、嫁がかなり良かったと言ってたので、もう全部良しとしよう。

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