- 2023年12月29日 9:27 CAT :
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「車輪の下」を読もうと挑戦し続け今のところ全敗中のおっさん
大好きだったじいちゃんが亡くなったのは、オレが小学5年生の時だったと思う。
そのじいちゃんが好きだった言葉。
「涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の本当の味はわからない」
確か、ゲーテの言葉だったと思うんだけど・・・
(↑)ゲーテさん
オレは人生の本当の味が分かっているのだろうか。
いや、それは良いんだよ。それは。色々思う所もあるにはあるけれども。
先日、この言葉が変な風なとらわれ方をしていると言う話をちらっと聞いた。
この言葉自体の意味って、「苦しい経験をした人間でなければ人生の喜びを本当の意味で感じる事は出来ない」的な感じでとらえてたんだけれども・・・
これ・・・オレが間違ってるのか?
その変なとらわれ方と言うのが、「涙を流しながらパンを食べるほど人生は辛く苦しいもの」つまり「人生の本当の味は絶望的に美味しくない」と言う意味だと。
馬鹿な・・・
それはねえだろ。
と思いつつ、なかなかどうしてこの解釈をする人が多いので、「え?オレが間違ってる?」って、オズワルドの漫才の伊藤さんみたいになってきている感じです。
SNSの台頭によって日本人の読解力は絶望的に低下しているらしい。
先日、キレイな日本語使う人減ったよなぁ~と言う話を書いたけど、それ以前に普通に日本語を理解できない人間が増えていると言う事なのか・・・
「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳す日本語独特の情緒が理解できないなんてレベルじゃあない。
ちなみに、この(↑)の話だって、日本人はすきだああああああああ!って抱き着いていくんじゃなくて、「月が綺麗ですね」と話すことで、こんな綺麗な夜にあなたと一緒に居られて幸せですと言うニュアンスを込める事で、「好き」だと言う気持ちを伝えるとかそんな感じだと思ってた。
今じゃあ、「この夜は月が綺麗だった」事がなんで「好き」と関係あるの?と言う人がいっぱい居ると言う事なんだろうか。
さもしいなぁ。
また最近、色んな映画を見てるんだけど、有名どころの映画になればなるほど「バカにしてんのか?」と言うくらい分かりやすいセリフが出てきて辟易する。
いや、そう言う分かりやすい奴はハリウッドで見ますので、邦画では日本独特の情緒を楽しめる奴をお願いしたいんだけど、それは難しい事なんでしょうかねぇ。
チョッと一言・・・と思ったのに、長い記事になってしまった。
無念じゃ・・・
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