- 2024年11月10日 11:11 CAT :
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君とキスをすればするほど君の魅力がなくなっていく
「風を切る日々」の方は56話のペン入れがほぼ完了して、少しずつ仕上げを進めていってる感じ。
その合間で、それ以外のネームとかその他諸々を描きまくっております。
具体的には短編3本ほどと、「不動産売買」の第2部と、60話までの「風を切る日々」のネーム。
あと、「ひとときの暗がり」の第2部も書きたい。
「極ニュースチョクホー」の早く書きたいし。
やりたい事はまぢでいくらでもあるんだよな。
物語を作る方こと自体はめっちゃ好き。
一気に全部描き上げないと、何となく熱が落ちてしまうような気がしているので、これは割とまとまった時間が必要だったりする。
作画の方は、ちびちび進めた方がなんか全体的な書込みが増えてしまうと言う、なんとも不思議な現象が起こるけど、ネームは逆らしい。
一気に書き上げるもんで、変なところとかがいっぱい出てくる。
その辺りの調整は、作画しながらやって行く。
大体、いつもこんな感じでやっております。
今のところ、短編のネームがかなり溜まってきてはいるんだけど、その中でどれを作画していこうか考えている感じ。
ボモロードさんのお陰で、そう言う時間も何かうまく捻出できるようになってきているので、この調子だ。この調子。
お仕事とか無くなって、一日中お絵描きとかに時間をさけるようになったらと思う事もあるけど、多分、それはそれでつまらないような気がする。
自分の描きたいものを好きに描けると言う、今の環境がきっと何より素晴らしい。
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「志茂田さんマンガ堂」カテゴリーアーカイブ
- 2024年11月6日 11:11 CAT :
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もう一度会うために歩いただけよ
先日、県立美術館に「浮世絵5大絵師展」と言うものを見に行ってきた。
こちらですね。(なんか画像小さいけど)
小学2年生の頃だったと思う。
たまたまNHKで見かけた「謎の浮世絵師 東洲斎写楽」と言う番組を見てからしばらく、この写楽の浮世絵にぞっこんになっていた。
そのついでで、喜多川歌麿も蔦谷重三郎も好きになり、写楽の正体として当時言われていた十返舎一九や斎藤十郎兵衛などについても色々調べていた。
少なくとも、当時の学校のクラスでは一番江戸時代の役者浮世絵について詳しかった気がする。
今回の5大絵師展では、「歌麿」「写楽」「北斎」「広重」「国芳」の5人の絵師の浮世絵が見られる訳ですよ。
そりゃあいかない訳にはいかない!
と言う事で、しっかり楽しんできた。
・・・のは良かったんだけど、その際に、とあることに気がついてしまった。
正確には、その浮世絵を見ながら、何となくパンフレットの紙に模写をしてたんだよ。
そしたら・・・手の書き方とか、顔に出る皺の感じとか、服のしわの書き方がまんま、オレの描いてる漫画の感じにそっくりなんでやんの。
フォーイグザンポー
これは写楽の絵では、トップクラスに有名な「中村仲三」の大首絵なんだけど、この特に左手の書き方を見て欲しい。
こっちは「風を切る日々」51話のインヒの手のアップ。
書き方が同じ。
ついでに言うと、この表情も有名な「中村此蔵」の絵に似ていたり・・・
基本的に、絵の勉強のために、誰かの絵を模写したりはあんまりしていない。
ずっと、自分で描いていてしっくりくる描き方をしてるだけのつもりだった。
でも、その「しっくりくる描き方」の源流が、江戸時代の浮世絵(特に大首絵)だった事に今回初めて気が付いた。
嫁は元から知っていたらしく、「写楽が好きって言ってたから、写楽を意識して漫画描いてるんだと思ってた」だって。
ついでに言うと、構図とか、手足のバランスとかも、かなり浮世絵に近いものが多いらしい。
そうだったのか。
まだ漫画を描き始めてもいない、小学校低学年の頃に興味を持っていた浮世絵に自分の絵のルーツがあったとは・・・
今回の浮世絵展。
写楽や歌麿の原画が見られたことも相当楽しかったけど、それ以上にこの(↑)の話に気が付けたことが何よりの収穫だったと思う。
これからは、何か、上手く良い絵が描けないなと言う時は、写楽の絵を引っ張り出してくることにするよ。
結局は子どもの頃の原風景を探し求めていたと言う話だったらしい。
そんなお話でした。
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- 2024年11月1日 11:11 CAT :
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町のはずれで シュヴィドゥヴァー
嫁から、先日の短編読んで「かなり面白かった」と「前半部分はカットしてよかったと思う」と「最後の普通ってどういう意味」との感想を貰った。
そう言う事なら、もうオレとしては満足ですやん。
良かった良かった。
感無量ってなもんだ。
だがしかし!
最後の「普通」の部分、分かりにくいのか・・・そうなのか。そうなんだろうな。
以前、「BS漫画夜話」と言う超絶マニアックなテレビ番組で、夏目房之介先生が、いしかわじゅんというおっさんと「弥次喜多 in deep」と言うマンガについて討論してた回があった。
当時、オレはしりあがり寿先生にぞっこんで、とにかく「弥次喜多 in deep」や「箱舟」を経典の様に崇めて読んでいた。
短編「口頭無形」とかを描いていた時期だな。
作風も思いっきり影響されてるような気がする。
当時、オレはしりあがり寿作品を、何となく難解な文芸的作品だと思ってた。
ところが、上記の番組内で夏目先生は「こんな分かりやすい漫画はない。ここまでわかりやすいものをいちいち細かく説明するのは野暮なんですよ。だから、いしかわさんや僕なんかは、この漫画を読んだ後は「なぁ~」ってなもんです。」みたいなことを言っていた。
それにかなりの衝撃を受けた。
「弥次喜多 in deep」は、考察したり、後半の展開について「宗教とはいかに」とか「生と死とはいかに」みたいな議論をする漫画ではなく、分かりやすく提示されたその辺りの話に対して、お互い顔を見合わせて「なぁ~」ってする漫画だったらしい。
そのテーマについて細かく説明するのは野暮なんだよ。
実は、今回の「NO HEAD NO HEART」は、この時の感覚に相当引っ張られてたりする。
とにかく主人公の心情をこれでもかと分かりやすく描写したつもり。
それでいて、その心情に補助のモノローグまで入れておいて、最後に「普通」で落としてやった。
こんな分かりやすい漫画はない。
ここからさらに、この「普通」を説明するのは野暮ってもんですよ。
と思ってる。
ただ、これについては嫁の読解力が著しく低いんだ!とか言うつもりは毛頭ない。
あいつは、オレより色んな本を読んでるし、考察も深いと思う。
オレの技量不足だよ。
オレが分かりやすいと思って書いていたものが全然分かりやすくなかったんだよ。
前作「BirthDay Kill-RE」はその辺りを考察すればいっぱい考察できるように、という思いを込めて色んな描写をちりばめた。
今作「NO HEAD NO HEART」では、そう言う伏線的描写を極力省いて、とにかく分かりやすい漫画に努めた・・・つもりだったんだけどなぁ~。
くそぉ!そうなってくると、今度はどんな奴描いてやろうか。
見てやがれぇ~!!
な気分でございます。
最期に、あと一回だけ宣伝しておこう。
もうこの短編のお話はおしまい。
マンガ夜話・・・ホント面白い番組だったなぁ~
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- 2024年10月30日 11:11 CAT :
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今日くらいは新作短編描けました!って声高に宣言したい2024
と言う訳で、1年半ぶりの短編が完成しました。
はい。
物語自体を見てもらえていると信じて、チョッとだけ、この話のネタを書いておこうか。
一応こちらから見られるので、読んでみてくださいませ。
昔みたいに「まぁ、適当に描いてみたから、良かったら読んでよ」みたいなことは言わない。
今持てる全力をもって、描き上げた自信作だ!読んでくれ!と言う感じ。
さてさて。
この物語の元ネタ自体は、実は、このブログだったりする。
毎年、4月1日には「デノナルーフルリプイエ」と言うタイトルで、短編の小説を書いて投稿しているんだけど、今から3年前の11デノナルーフルリプイエで書いた物語が今回の短編の元ネタなんだよね。
それに、オレが高校時代に書いた演劇「サノバとあと3人」に出てくるセリフ「人の心はどこにあるの?脳?心臓?」をかけ合わせた結果出来上がったのが、今回の短編「NO HEAD NO Heart」と言う訳でございます。
今回の物語自体は結構前、それこそ3年前のブログ書いた当初から構想してた。
実際にネームを切ってる。その時は41ページあった。
前半部分では、(↑)にブログの記事のような、自分の実生活において子どものころから違和感を感じていたと言うシーンが続き、そして、25ページ目くらいで真実を知る。
そして、残りの15ページくらいが苦悩していくと言う展開だった。
ところが、そのネームを読み返しても、何か普通。面白くなかった。
そして最後の1ページだけが最後まで決まらなかった。
それで取り合えず、最後のページには「普通」とだけ殴り書きして、そのネームは封印していた。
気が付けば3年の月日が流れていた。
丁度、何となく小説とかを読み倒していた今年の9月ごろに、急激に「文学的な短編を描きたい」と言う衝動にとらわれて、あれこれ物語を考えていたら、ふとこの封印してた物語が頭の中に浮かんできた訳ですよ。
で、取り合えず、前半部分をバッサリ切って、後半部分をもう少し掘り下げつつ、何となく結論的な部分をぼやかす感じでネームを作り直してみた。
最期のページを、当初殴り書きしていた「普通」をセリフにしたところで、個人的にはこの物語が凄い文学的な作品になったような気がした。
そうなんだ!
オレが描きたかったのはこれなんだ!
みたいな良く分からない感動と共に、この物語は完成。
完成してから、今、読み直してみると「これは凄いものが描けたぞ」と言う気持ちと、「当初のネーム通りに描いた方が良かったのか?」と言う気持ちが何となくせめぎ合っている。
ここ数年、何本か短編のネームを描いたんだけど、そのどれもが「なんか普通」と言う理由で原稿執筆に至ってない。
「約束の場所で」「出来すぎた準備」「今宵『ただいま』はゼロになる」「アルバイト」などなど・・・どの話も「なんか普通」で嫌なんだよ。
ちゃんと前振りを描いて、共感してもらってから、後半に展開を作って、キレイに締めると言うお話はもう良いんじゃないかと思ってる。
いやでも、ちゃんと物語を紡いで、読んで貰うために漫画を描くべきなんだよ。と言う気持ちもあったりして、何か分からないけど、凄く色々葛藤していたりもする。
あと数本短編を近いうちに書こうと思ってる。
一つは、とある物語の後日譚。
一つは、全く関係のない荒唐無稽な物語。
そして、もう一つはちゃんと展開を考えた物語。
全てを描くかどうかも分からないけど、その時描きたかったものを描くんだと思う。
何しか、今回の作品は、個人的には相当良かったと思っているので、ぜひ読んで貰いたいなと思っておる次第でございます。
さて、上記のもの描きながら「風を切る日々」と「不動産売買であった怖い話 第2部」の執筆の方を再開させましょうかね。
取り合えず、嫁がかなり良かったと言ってたので、もう全部良しとしよう。
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- 2024年10月29日 11:11 CAT :
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ハートに火をつけろツアーは関係ない
昨日の記事で、文章書き倒してると書いたけど、漫画も描き倒している。
と言う事で、完成しました。
新作短編「NO HEAD NO Heart」。
前作「BirthDay Kill-RE」から気が付けば、1年と6か月が経っておりました。
その間も、「ひとときの暗がり」や「風を切る日々」など創作活動は続けていたけれども、にしても、もう少し短編も描いて行きたいよね。
短編を書くと、漫画の構成と言うものがいかに難しいか分かる。
今回の扉絵はこんな感じ。
90年代くらいのエロ本の表紙みたいな色の感じになっております。
敬愛する伊駒一平先生の感じだろうか。
「まんがおきば」さんの方で更新していた「漆黒の青空」の10本目の短編になります。
いやまぁ、別に人生において書いた10本目の短編とかそんな話でもないので、特にどうと言う事もないんだけど。
今後は、もう少しペース上げて短編も描いていきたいなと思ってはいるんだよ。
このお話の裏話的なものも描こうと思ったんだけど、書き出すと長くなりそうなので、そちらは、明日の記事ででも書く事にします。
引っ張ってると言うよりは、水増しでございます。
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- 2024年10月26日 11:11 CAT :
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インカ帝国のいけにえになった少女
「与太話」を始めたので、それに合わせて、「しもたまんがまとめ」のサイトの方にもコンテンツを追加した。
その際に、「クワニータ」と言うマンガの最終話をまだアップできていなかったことを思い出した。
去年の12月に10話を投稿してから、11話を投稿しないまま、1年が経とうとしている。
こりゃいかんな。と言う事で、原稿を探してみた(「クワニータ」はアナログで描いたので・・・)
・・・見つけたんだけど、絶対に出せない場所にしまい込んでいた。
どうしよう。あれを出すとなると、かなり色んなものを動かさないといけない気がする。
あの箱の中には、他にも昔描いた短編がいっぱい入ってる。
折角なので、あの箱を出してきて、「漆黒の青空」の方に短編をいっぱいアップしてやろうか。
取り合えず、「クワニータ」の最終話はやるとして、短編「亜界」「メルデス夜行」辺りはどいうでしょうかね。
あと、他に何かあったかな。
人生で初めて原稿に書いたマンガ「Z.H」とかもいいかもしれない。
ネームだけの奴なら、まだまだあるしな。
と言うか、原稿にしてない最近のネームもまぁまぁあるし・・・
問題は、形にする時間が無い事か。
いや、そうは言いながらコツコツと、形にしていってるんだから、もう文句言ってはいけないんだよ。
今の現状に対して、ありがとうございます。だ。
ただただありがとうございますだ。
何しか、「クワニータ」最終話の更新と、「クワニータ」の裏話はちゃんと書いておきたいな。
「クワニータ」は一応こちらにアップしております。⇒ 【クワニータ】
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- 2024年5月3日 12:35 CAT :
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ろくな職種も許されずゴミ箱を漁り生きてきた
そろそろ本気で漫画描きたくてしょうがない。
と言う事で、チョッとだけ描いてみようと思ったんだけど、描き出したら止まらない。
結局、下書き全部終わった後、人物のペン入れまで一気にやってしまった。
その間7時間強・・・
1日終わった・・・
いや、でも楽しいからしょうがないですよね。
下書き終わったので、そのままペン入れも続行して、一気に人物ペン入れまで終わらせた。あとは、背景描くのとか、仕上げするのとか・・・やっぱりやり始めると面白くて止まらんな。
久々に、作画キャプチャも撮ってやった。後悔はしてない。 pic.twitter.com/o7VmZvdFX1— しもたろうに (@shimota_rouni) May 2, 2024
折角なので、こんなキャプチャ動画まで撮ってしまったよ。
結局ね、漫画描くのが楽しいと言う事らしいだよね。
このままの勢いで、原稿完成させて、「ひとときの暗がり」の方も再開したいと思う今日この頃・・・
最近めっちゃご無沙汰してるけど、新都社さんはどんな感じになってるんだろう。
チョッと覗いてこようかなぁ~
二ナの顔だけ毎回安定しない・・・
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- 2024年1月12日 12:03 CAT :
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手間と労力が報われることのない別に風を切るわけでもない日々を過ごす~その4
そう言えば年末年始のバタバタの中で、こいつを描くのを忘れておりました。
そして、今月はお仕事と体調不良と、お引越しが重なりもうかなり自暴自棄になりつつあると言う意味で、こりゃあ無理だと言う事に相成りました。
無理して、雑な1話を上げるべきなのか悩んだりもしたんだけど、好きにやって良いんなら、ちゃんと漫画描きたいな。と。
後言い訳になってしまうけど、次のネームが引っ越しのお荷物のどこかに紛れてしまってどうしようもないと言う話もあったりなかったり・・・
取り合えず、心折れたわけではなくて描く気満々でおりますよ。
その上で、次の更新時まで少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきます!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第3部26話「コロッサの戦い(3)」の話。
こちらの話でございます。
とは言え、チョッと記憶すら曖昧で、さっき話読み返して来たけどな。
第3部に入ってからは、大筋はそのままなんだけど内容については、元ネタの話とは完全に変えている。
その中でも、今回のレビが「スナイパーアイ」を撃てるようになる下りはそのまま。
「ランナウェイデイズ」と言う物語の中では要所にある「レビの覚醒」が物語の中核になっているとか、何かそんな感じの事を考えながら書いていたりする訳で、その意味で、今回の話はこの「コロッサ編」の中でもかなり重要な回なんだよね。
ただ、この回を描いてた直前に例の藤田和日郎先生の本を読んでしまったんだ。
この本ね。
重要なエピソードはちゃんと伝わるように書かないといけないと、急に思い知らされた。
レビが覚醒した時の裏側での心の機微については書かないでおこうと思ってた。
なので、次の話は本来ならレビを含め人間側の反撃の回になる予定だったんだけど、裏側での心の機微を説明する回を一つ入れようと言う事で、急遽ネームを作り直し全5話の予定だった「コロッサ編」を全6話で構成し直した。
そんな感じで、まぁ大切な1話になるだろう次の1話については、しっかり頑張って書きましょうと言う事で、落ち着いてから作画に着手します。ハイ。
次回、第3部27話「コロッサの戦い(4)」は、2月24日更新予定。
show must go on!
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- 2023年12月30日 20:49 CAT :
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過去の自分を見つめ直すと言う名の水増しシリーズ第6弾とあの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その25のコラボネタ
「ひとときの暗がり」第1部とは年内に、蹴りをつけるんだ!と息巻いていたのに、気が付いたらもう30日だったので、汗汗と書いて行きます。
「第1部最終話の裏話何にしようかなぁ~」と思ってたんだけど、なぜか今朝、不意にこのブログの過去記事のオススメで今から10年くらい前の「そして、人生は続く」と言う記事が出てきた。
何の関係が?と思うかもしれないけれども、この「そして、人生は続く」と言う記事は、守山部長のモデルになった人と最後にあった時の話だったんだよ。
結果的に「ひとときの暗がり」第1部でほぼほぼ主役になってしまった、あの守山部長さんですよ。
と言う、まぁ何か良く分からない奇妙な偶然があったので、今回は過去の記事をほじくり返す「過去の自分を見つめ直すと言う名の水増しシリーズ」とコラボ。
そんな良く分からない形で、第1部を締めさせていただこうと思っております。
更に色々な事が起こりまくる第2部のプロット今作っているので、また再開した暁にはよろしくお願いします。
多分、3月くらいには再開できる・・・ようにしたい。
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
第31話「卒業式」。
(↓)の中に出てくる「高校時代の先輩さん」が、守山部長のモデルになった人でございます。
ちなみに、このブログで以前良く出てきてた「くろすけ」ってやつが、本編の黒崎先輩のモデルになった人だったりもするよ。
ではいく。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先日、嫁から「しっかり浮気してきな」と軽く背中を押されて、高校時代の先輩さんと会ってきた。
何年ぶりだ?多分5年とかそこら振りだろうか。
そもそもの発端は、オレがアルバム音源「王道軽症」を完成させて、「人生最高のアルバムが出来た!ぜひCDを聴いてもらえないか」って連絡した事にある。
オレはただ「住所に送り付けてもいい?」と言うつもりだったんだけど、そしたら「お盆に帰省するからその時手渡しで貰うから、久々に会おうよ」とお返事いただきまして・・・
だから、まぁ、オレから誘ったと言うか、向こうから誘ったと言うか・・・え~と・・・そんな感じですよ。
この先輩さんは、オレが色々と創作したものを、ある意味初めて真面目に見て、相手してくれた人。多少は褒めてもらえたか。
その流れで、地味な恋心を学生時代抱いてた相手でもあったりする。
そんな人と、未だに定期的に連絡取ってるオレもアレっちゃあアレだけど。
もう今はお互いに別の人と結婚しているし、そもそも向こうには、端からそんな気はなかっただろうから、単純に昔の友人みたいなもんなんだろう。
いや友人どころか、高校の時の後輩の一人くらいかも。しらんけど。
あとついでに言うと、オレが元々持ち合わせていた「自分は途轍もない天才で、創作物は圧倒的に面白い」と言う勘違いを際限なく増長させちゃった人でもあると思ってる。
まぁ、この人に会わなくても、いずれ同じ道はたどっただろうけど。
そんなこんなで、久々の再開。
実際会ってみれば、相変わらず、チョッと微妙な空気から始まる。
お互いに、探りあいと言うか、そんな感じ。
その内、気持ちがお互いが時間を共有してた高校時代に戻っていって、結局、色んな思い出話に花が咲いておしまい。
それだけだった。
ケラケラ笑って、楽しい時間だったとは思う。
思うけど、今になって冷静に考えたら、オレがこの人と一緒に居た時間って、1年にも満たないんだよね。
何か、昔、結構長い時間色んな事を一緒にやった仲だと思ってたけど、実質1年にも満たない期間しか一緒に居なかったらしい。
便所裏で一緒に弁当食べてたのなんか、ほんの2ヶ月とかその位だった。
オレが1年の時、先輩は3年だった訳で、秋には演劇も引退してる。
と言う事は、一緒に演劇とかやったのだって半年足らずと言う事か。
しかも、間に夏休みを挟んでるし。うむむむむ・・・
改めて、あの頃は、1年の。1ヶ月の。1日の密度が尋常じゃなく濃かったんだと思った。
最新アルバム音源「王道軽症」のレコーディングに1年かけたんだ。
その1年。何があったんだよ。
その半分の期間なのに、毎日毎日の思い出がダラダラと沢山あって、「あの時、あいつはこう言ってた」とか「あそこ行ってこんな事した」とか「あの頃好きだったバンドはどうだ」とか・・・そんな事を何時間か話してもネタが尽きないとは・・・
思えば、その感覚は、どんどん減ってきてる気がする。
嫁とも、出会い始めの頃は、そうだったと思う。
永遠のように長く感じてたニート期間だって、実は、たかだか半年程度でしかない。
でも、あの頃の毎日は、今でも同じように思い出せてしまうんだから、きっとそうなんだろう。
同じように過ぎていく時間。
ただ、体感する自分の感覚の中でだけ、少し早まっている時間。
だとしたら、もう少し、1日1日を大切にした方がいいような。
そんな気持ちを持つ夜でした。
もう、あんまり、物語とかは書くことが出来なくなってしまった。
その分、日常を書き留めていこう。
ストーリーマンガ(ワンピース、ナルト、ブリーチ、彼岸島を省く)はすぐ終わるけど、日常マンガは終わらないんだ。
どうでも良いけど、毎回会う度「ホンコンさんにそっくり」と「演劇部をぶっ潰してやる」のネタは絶対いじられる・・・
失言だったとは思うけど、それそろ忘れていただけないだろうか。
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- 2023年12月27日 12:15 CAT :
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ジェノバとの再会を夢見る
人生に絶望した回数なら、なかなか人に負けない自信があるような気がしないでもない。
あと、自分で言うのもなんだけどなかなか面白い人生を生きてこれたような気がしている。
まだ死んでないので、これから何が起こるか分からないけれども、それでも、現時点ですでになかなか面白い人生だったと。
ただ、絶対的に言える事は、昔と比べて物語が描けなくなった。
と言うと、語弊があるな。
描けなくなったんじゃなくて、描くのに躊躇するようになったと言う感じか。
以前は、思いついたものを粗削りでもポンポン作品化していた。
それなのに、今じゃあ、なまじ余計な知識をつけちまったもんだから、この話じゃあページ数内でまとまらないなとか、登場人物を絞って短編として際立たせるにはこのネタは使えないとか、どうでも良い事ばっかり考えて、全然筆が乗らない。
加えて、何か作画にもこだわりたいので、以前と比べると作画時間も膨大になった。
単純に「Gの世界」描いてた頃と、今の「風を切る日々」でも多分1ページ当たりの作画時間が数倍になってる。
忙しい中時間を割いて、描くのにこんなネタじゃあな・・・とか、いらない事を考えてしまう事もダメな原因の一つだよなぁ。
負の感情が沢山ある方が、物語がいっぱい描けるような気がしていた。
でも、それもそうでもなかったらしい。
いや、やりたい事、描きたい話はアホほどあるんだよ。
実際ネームまで出来上がってる話もたくさんある。
なのに(↑)の理由で、作画しないまま終わらせてしまってる。
何とも情けないと言うか、勿体ない話でございます。
いや、ネタはホントいっくらでもあるんだよ。
それこそ20年くらい前からずっと描きたいと思ってた「ツンボとメクラのラブゲーム」とか「ロボトミーラブ」、「処女はアイアンメイデンに入れて殺すに限る」「せんたくの島」などのお話を何とか形にしたいとも思っているんだよ。
その上で、ここ最近書いたネーム「出来すぎた準備」とか「今宵、ただいまはゼロになる」などのお話の作画もしていきたい。
思う所があって「風を切る日々」の次の話からのネームを作り直そうとも思ってる。
考えてみたら、やりたい事めっちゃあったみたい。
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- 2023年12月22日 12:51 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その24
2023年に「ひとときの暗がり」第1部に蹴りをつけたい。
無事、最終話をアップ出来たので、こちらの裏話の方も一気に書いてしまって、心機一転第2部の制作に取り掛かる所存でございます。
と言う事で、しばらく間があいてしまうので、その間少しでも多くの人を繋ぎ止めておきたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきますよぉ!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第30話「携帯電話」の話。
この話について、以前チラッと書いた通り実際とかなり内容に剥離がある。
詳しくはこちらから ⇒ 【あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~番外編】
記事の通り、高校1年生の段階のオレが、黒崎先輩と夜中に色々お話していたのはメールではなく、電話での通話。
それをしょっ中、2時間とか3時間とかやってたんだよ。
この頃の日記には、親から「電話代が高い!」と注意された的な事まで書いていた。
何やってたんだか・・・
ただ、内容については割とそのままだったような気がしている。
まぁ、この辺りの電話での内容が第2部以降の話の伏線にちゃんとなっていると言う所が、何とも良く出来た物語ですよ。
実話だけれども。
ほらあれだ。
事実は小説より奇なりと言う奴だ。
(↑)上記の事情により、1年ズレたけれども、オレが高校生の頃に購入した携帯電話が、お礼絵でも紹介したp209isと言う機種。
この機種が実に心地よかったため、この後、スマホでエクスペリアを買うまでの間、ずっとパナソニックのシリーズのみを使い続けていた。
その中でも特に思い入れがあるのはやっぱり一番最初に購入したp209isなんだよな。
この機種にプリインストールされたモグラたたきのゲームとか、ホントメッチャ遊んでたよ。
あと、嫁と付き合い出してから、嫁との通話用に用意したもう一つの携帯電話は確か東芝のシリーズで、その携帯で「くーまん」ってやつを育てて遊んだこともなぜか覚えている。
「くーまん」参考画像
と言う事で、あと1話分結構すぐに更新します。
では、また次回。
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- 2023年12月18日 12:02 CAT :
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エンジンコータローのカッコよさを早く誰かに伝えたい
先日、「水曜日のダウンタウン」でやってた「スベリ-1グランプリ」。
あれ、視聴者の皆さんはクッソ詰まらない芸人さんの滑りまくる様を見て、背筋を凍らせていたんだろうか。
オレも正直見ててきっついなと思ってたよ。
これを2週にわたってやるとか、いよいよ狂気の沙汰だと。
ただ、優勝したエンジンコータローさんのネタバラシされた後にはなった「いや面白いでしょ」と言う一言を聞いた時、メチャクチャこの人がかっこよく見えたんだよね。
このシーンだよ。このシーン。
逆張りするほど中二病拗らせてる訳じゃあないですよ。
他の芸人さんと違い、自虐でもなく、活舌が悪い訳でもない。
ちゃんと自分の面白いと思う世界観をしっかり伝えた上で、一番面白くないと言う烙印を押され、それでも「いや面白いでしょ」と言えるこのエンジンコータローさんのカッコ良さよ。
オレが学生時代、オレの周りには漫画を描いてるやつがいっぱい居た。
どう考えてもオレより才能がある奴ばっかりで、中には実際に同人誌出して、コミケである程度売れる位の奴や、投稿して賞を取った奴もいた。
あれから20年近い時間が流れ、関係が切れたヤツもいるけれども、近況をオレが知っている奴で、今でも漫画を描き続けている奴は誰もいない。
結局、あの当時漫画を描いてたヤツの中で、本当に漫画を描くのが好きで、自分の世界観を表現するために漫画を描いていた奴なんていなかったんだと思う。
承認欲求を満たすための手段として漫画を選んだだけで、そこで承認欲求を満たせなくなると、皆描くのを止めてしまった。
オレだけがあの頃と同じテンションで、誰からも読まれないへっぽこ漫画を描き続けている。
漫研部の人に、オレの漫画を会報誌に載せたくないと言われたこともあった。
編集部の人にこの画力でよく漫画を描き続けていられるねと言われたこともある。
まだ新都社にマロンが存在していたころにはcold四天王の中でも最下層と評価されてた。
それでも、いつどのタイミングでもオレは自分の描く漫画がめっちゃ面白いと思い、そして、当時の仲間が全員描かなくなった今でも、一人漫画を描き続けている。
いったい誰が、このエンジンコータローさんを馬鹿にできると言うんだよ。
オレと同じだと言うのはおこがましいけれども、オレはめっちゃ尊敬してしまったよ。
めっちゃカッコいい人だよ。まぢで。
何か分からんけど、勝手に勇気をもらった。
多分、オレはこれからも誰にも相手にされなくても漫画を描き続けるんだろうな。と。
それこそ死ぬまで。
そんな気がする今日この頃。
12月も「風を切る日々」の原稿完成しました。
- この記事を見てみる ⇒
- 2023年12月15日 12:06 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その23
第1部完結まで残り2話。
何とか年内に完結させることが出来そうで良かった。
そろそろ、2部のプロット作り始めたい所なんだけど、師走の忙しさに今年は、新しいお家への引っ越しなどもあってアホみたいにバタバタしている。
そのこと自体は、ありがたい事この上ないんだけど、それはそれとして、引っ越しして落ち着いてからになるかなとは思っております。
まぁ、それはそれでしょうがないよね。
まずはあと2話お付き合いいただけるように、邪な心意気で今日も今日とて書いていきますよぉ!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第29話「解散ライブ」。
先日の記事で、日本語の美しさをさもありなんと語っておきながら、自分の文章を読み直すと、まぁ小汚い事この上ない。
もう少し精進しないといけないなとも思っているんだけども・・・
この解散ライブの話については、ホントにほぼ何も記憶にない。
ライブに向けて、練習もしたはずなんだけど全く練習した記憶もない。
唯一覚えていたのは、守山部長の大学受験とライブの日が被ってて「受験止めようかな」と言い出したのをオレとタクヤで必死で止めた事くらい。
セットリストもGLAYのコピーをやってたらしいけど、記憶にはない。
記録に残ってただけ。
オレ自身がコピー曲に対して価値を見出してなかったからと言う理由だけではないような気がする。
このライブの頃、ホントに毎日をふわふわ生きてたんだよ。
総文祭と、ホールライブを終えた事である意味自分の中で燃え尽き症候群のような状態になってたんだと思う。
再び燃え始めるのは、第2部以降。
と言う事で、このやる気のない状態のままのんべんだらりんと残された時間を無為に過ごしてしまったどうしようもない局長のポンコツ具合をあと2話ほどお見せすることになってしまう。
その点は至極申し訳ないと思ってる。
ただ、ここを割と詳細に書いておかないと、今後のお話につながっていかないと言う事もまた事実。
人生は決して突発的な出来事だけで構成されてはいない。
常に原因があるから結果がある。
因果律と言う奴でございます。
1話が長いのでホントに申し訳ないけれども、残り2話お付き合いいただけますとうれションします。はい。
では、また次回。
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- 2023年12月10日 12:29 CAT :
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うんこに行きたいのを我慢して急いで書いたお話
先日のこの記事で紹介した本(↓)
引き続き、読んでおります。
で、過去に自分の書いたマンガで、自分でも特に面白いと思ってた箇所であったり、面白いと思ってたのに、実際公開してみたらイマイチ反応がなかった箇所であったりと重ね合わせてくると、ビックリする位内容が腑に落ちる。
あぁ~なるほど。
確かに本当だ。
目から鱗とはまさにこの事。
うんうん唸って色々描いてみて、あとから読み直して「めっちゃ面白いやん!」ってなるところと「なんか面白くないな」と思う所があったんだけど、その理由さえしっくりきた。
いや、これは凄い本ですよ。
でだ。
その上で、今描いてる「風を切る日々」のネームをチョッと見直してみた。
今51話の原稿描いてるんだけど、一応54話までのネームは出来てる。
出来てるんだけど、ダメな気がしてきた。
一応再開後4話くらいの展開は良いと思う。丁度今描いてる51話までは。
ただ、ここから先の展開がダメなんだよ。
(↑)の本で言う所の内容省き過ぎと、設問なさ過ぎ問題が物凄く気になり始めた。
多分次の52話とか、この話自体を2話に分けて、更にその前に「設問」に相当するくだりを足した方が良いような気が悶々している。
51話描き切ったタイミングで、丁度、年末年始のまとまったお休みが取れると信じて、ここから次のお盆までに描く内容をもう一度精査してネームを作り直そうかなと思っております。
どうせ、オレがそんなところこだわったって誰も読みはしねえよ。とか、そう言う話じゃなくて、少しでも面白い漫画を描きたいんだよ。
そんな良く分からない矜持のもと、残り少ない今年も、そして来年も創作活動を楽しんでいきたい所存でございます。
はい。
まだ軽い人物ペン入れしか出来てないページだけど・・・
今、「うんこ行きた過ぎて」こんな気分・・・
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- 2023年12月6日 12:19 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その22
書き終わった分を含め、読み直しながら修正更新など進めているんだけど、如何せん1話が長い・・・
書きたい事が溢れすぎて止まらなかったんだけど、だとしても、1話で6000文字とかどうなんだろうか。
何となく、「序章のつもりで書いてた1部が30話を超えるなんて抵抗があるぜ!」と思ってたので、こんな感じになってしまったけど、2部以降は話数気にしないで1話2000~3000文字くらいにしたいと思っております。
お忙しい現代日本において一番罪深い事は人の時間を奪う事なのは間違いない。
その上で、こんな長ったらしい文章を読んで貰おうなんて恐縮しきり。しかも、オレの書いた文章なんかを。
長くてすみません。いや、ホントに。
そんな気持ちを込めながらも、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきますよぉ!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第28話「解散騒動」。
高校生の頃にやっていた「シータ」と言うバンドでは、記憶にあるだけでも数回解散しようとした。
皆思春期真っ盛りで尖ってたからなのか、よく「解散」と口にしていた気がする。
カッコいいと思ってたんだろう。
「バンドは音楽性の違いから解散するもの」と言う共通認識があって、それが自分たちのバンドにも適応されると言う事が無意識的に嬉しかったのかもしれない。
いまなら、解散するとか、解散しないとか、そんなこと良いから練習しなさいよと思うんだけれども、当時はそう思ってたんだから、これはもうどうしようもない話。
ただ、実はこの頃の事について記憶が曖昧だったりする。
めっちゃ忙しかった総文祭前後の方が、色んな事があったのに一つ一つの情景をはっきり記憶してる。
一生懸命生きてなかったのかもしれないな。この時期・・・
ちょっと話がそれるけれども、当時の楽譜見たら、クリスマスライブに弾き語りで出演するために書き下ろした曲が残ってた。
ライブの日が12月23日だったから、「いぶいぶ」と名付けた曲。
ただ、高校1年の時のクリスマスライブにオレは絶対に出演してないんだよな。
と言う事は、タクヤに歌ってもらおうと思って書いたんだろうか。
それとも1年ずれてて、高校2年生の時2人で弾き語りユニットとして出演しようと考えてた時に書いたのか。
何かクリスマスライブに向けて、「いぶいぶ」の他にも「ブルームーン」とか「ねってぃ~+α」とか数曲クリスマスっぽい曲の残骸が残ってるんだよね・・・
まぁ、この辺の話もその内記憶が戻ってくるかもしれない。
戻らなかったら、スルーするだろうし。
そんな感じでございます。
1話が長いのでホントに申し訳ないけれども、残り3話お付き合いいただけますとうれションします。はい。
では、また次回。
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- 2023年11月30日 12:21 CAT :
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手間と労力が報われることのない別に風を切るわけでもない日々を過ごす~その3
当面は1ヵ月に1話描き切る事を目標にしてはいるんだけど、ここから先、12月は色々忙しそうな匂いがしているので、ここに来て、最初の山場になりそうな気がしないでもない予感。
あとここ最近、気持ちが落ち込み気味で、アホみたいなポカやらかしまくってるので、それも不安材料ではあるんだよなぁ~
まぁ、それはそれとして、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきます!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第3部25話「コロッサの戦い(2)」の話。
この回については、とにかく1コマだけ、何度描いても納得できないコマがあった。
結局、今も何となく納得はしてないけれども、その流れについて少しだけ・・・(お礼絵にもあったヤツだけども)
そもそも、最初のネームで書いた段階のものはこちら(↓)
プログラムをミデアに奪われて、インヒが「めんどくせぇなぁあああ!!」ってなるシーン。
ブチギレてると言うよりは「ああああああああああもおおおおおおお!!思い通りに行かなくてムカつく!!」みたいな感じにしたかったんだよ。
ネームの時には頭の中にさっくりイメージ湧いてた。
で、実際に描いてみたやつ(↓)
なんか違う。
こうじゃない。
ネームを見直すと、あぁ、ブチギレてるんじゃないのか。もう少し伏し目がちで「ああああああああああ!!」ってなってる感じか。
と言う事で、もう一度書き直してみる。
一応、これでOKと言う事にして、最後まで描き切った。
その上で、見直してみるとやっぱりこのコマが気になってしょうがない。
どうしようか悩んだけど、どうしても納得が出来ない。
久々に昔から漫画描きにずっと愛用してたシャーペンとGペンを取り出してアナログで「こういうイメージなんだよなぁ~」と描いてみると、何か頭の中のイメージに一番近かった。(↓)
結局、アナログ環境で描くのが一番思い通りのが描けると言う事らしい・・・
この絵で良いかなと実際にコマに当て込んでみる。
ここへきて分かった事は、他のコマと比べるとアナログで描いた線がめっちゃ浮いてるのよ。
クリスタさんって相当自由に漫画が描けると思ってたんだけど、線がキレイすぎるんだよね。
個人的には、線一本にも感情は宿ると思ってる派なんだけど、この線では感情は出せないよなぁ。と思った次第です。
まぁ今回の場合、線に感情が云々は置いておいて、普通に角度的なものとあとは、筆ペンの掠れ具合の話なんで、この絵を基にもう一回、クリスタさんでトレースしても良かったんだけども。
懐古主義者なのかもしれないけど、やっぱりアナログ派のおっさんみたいです。
解決策は、アナログで描いて、パソコンで加工すると言う形しかないのか・・・
ただ、流石にそれでは今の状態では、月に1話描ける気がしない。
クリスタさんの設定とかでもっとアナログに近い感じ出来る方法があるのかもしれない。
操作方法については、超不勉強だしね。
色々思い悩むお年頃でございます。
次回更新は、12月26日を予定しております。
show must go on!
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- 2023年11月29日 12:32 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その21
いよいよ終盤に差し掛かってきた「ひとときの暗がり」第1部。
とは言え、これ第1部なんだよ。
ぶっちゃけて言えば、第1部は本編に向けた序章だと言う認識で書いてた。
なのに、書き始めると「あああ!こんな事もあった!」が繰り返されて、気が付けば全31話。
全然序章じゃなかった。
うむむむむ・・・
まぁ、その位先がまだまだ長いので、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきますよぉ!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第27話「Janne Da Arc」。
いかに「リュックベッソン」と言う監督に影響を受けたかと言うお話を書こうかとも思ったんだけど、それより、ケンカの話だよなぁ。
オレと、このタクヤの元ネタの奴とは、幼稚園からの腐れ縁なんだけど、ホントに仲が悪かった。
お互いの存在を認識してはいたけど仲が悪いまま。
高校生の時、他に知り合いがいなかった為に緊急避難的な感じでつるむようになった。
でも、元々そりが合わなかった訳で、ケンカが絶えない。まぢで毎日なんかかんかでケンカしてたと思う。
内容もクッソくだらない事が多い。
「笑う犬の生活のコントの好き嫌い」だったり、「好きな音楽をけなした」だったり、「作曲する時コード進行に頼る奴はセンスがない」だったり、「歌詞が書けないのは恋愛経験が足りない」だったり・・・
ホントクソどうでも良い事で毎日ケンカしてた。
ただ、ケンカの回数が増えるほど何だか仲良くなっていったような気がする。
ちなみに、今でも正直全く趣味が合わないし、考え方も多分ズレてる。
それなのに、こいつは今オレと一緒にいる。
それどころか会社運営をして、それぞれ別の部門を立ち上げて、お互いのやりたい事に取り組んでる。
何か良く分からん関係なんです。
まぁ、その辺は別に理解してもらう必要はないと思うんだけど・・・
ただ、この意味のないケンカに巻き込まれちゃった人は悲惨ですよね。
一番ケンカに巻き込まれてたのは、間違いなく演劇部の部員さんだったと思う。
まぁ、今回の本編であった巻き込まれ方は、その中でも一番悲惨な巻き込まれ方だったよなぁ~。
今更だけど、あの時は申し訳なかったです。
いや。ホントに。
最後に、この回のお礼絵を。
「リュックベッソン」の「ジャンヌダルク」って映画も、バンド「janne da arc」も素晴らしいですよ。
と言う事です。
「劇ハマり」じゃなくて「激ハマり」ですね。
では、また次回。
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- 2023年11月25日 12:29 CAT :
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友達はいないからノートにネコの絵を描く
何とか11月も「風を切る日々」の原稿完成した。
いやはや、良かった良かったですよ。
なんだかんだ言いながら、1ヶ月に1話描けるならペースは遅くても確実に物語を進めていくことが出来る。
無理のないペースで頑張って行きましょうね。はい。
どうでも良いけど、Xさんの方で良くつぶやいている「人物ペン入れ完成した!」と言う報告と、「あとは、仕上げだけ」と言う報告。
オレの場合、実は、人物ペン入れと仕上げだと、圧倒的に仕上げの方が時間がかかる。
これ、先日作画を動画に上げてたページなんだけども、まずは下書き。
下書きはざっくりやるので大体5分以内で描ける。
次にペン入れ。
人物だけで描いて行く。このページなら大体20分くらいで描ける。
で、仕上げ。全体的な質感とか陰影、ベタ、トーン、あとある場合は背景、書き文字など。
これが普通に1時間以上かかるんだよ。
まぁ、この仕上げが「おおお!マンガっぽくなった!」ってなる作画では一番テンション上がる工程ではあるんだけども。
ちなみに、全ての工程で一番楽しいのは、頭の中で描きたいシーンを妄想してニヤニヤしている時だと思う。
これは、漫画描く人なら誰でも共感してもらえるはず。
こちらの話は、11月23日更新なので、この記事をアップした時にはもう更新されているはず。
よろしくお願いいたします。
平に!平にぃ!!
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- 2023年11月22日 12:14 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その20
何か気が付いたら、前回のこのシリーズの更新からもう1週間も経ってた。
折角、アップとのタイミングの剥離をなくそうとしてたのになぁ。
まぁ、それはそれでしょうがないか。
と言う事で、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきますよぉ!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第26話「全国高等学校総合文化祭」
バンドでの音楽は別として、オレが自分で作った物語が初めて公で発表されたのが、この高校1年生の時の総文祭だったはず。
今でこそ、当たり前の様に自分の作った物語や漫画とか、映像作品をネットと言う媒介を通して、気軽に発表できるけど、この当時にはそんなものは皆無だった。
まだ、コミケと言う文化すら、今よりも全く浸透していない。
当時、自分の作品を色んな人に見てもらうと言うのは、想像以上にハードルの高い行為だったと思う。
高校生の頃、将来の夢は漫画家だとよく言っていた。
言っていたけれども、本当に漫画家になりたかったのか。と言えば、それは意外に微妙だったかもしれない。
どちらかと言えば、自分の考えた物語を色んな人に見てもらいたいと言う欲求の方が強かったような気がする。
なので、今、自分で描いたマンガやら小説やらをネットを介して公開できていて、それを沢山の方に読んで貰えていると言う状況がそれだけでありがたい。
古屋兎丸先生が、デビュー当時ガロで原稿料を貰えなかった時の事を「自分の漫画をただで雑誌に載せてもらえるだけで凄い事だった」と言ってた。
まさにその感覚なんだよね。
原稿料を貰えるかどうかは二の次で、お金もコネもない自分の作品を如何に、誰かに見てもらえるようにするかが一番の壁だった。
この時の演劇部でだって、言ってみればオレ以外にも何人も台本を書いてる先輩がいて、その人たちも自分の作品を如何にして発表できるかを模索してたはず。
その中で、オレは自分の書いた物語を選んでもらって、それを部員さん皆で形にしてくれていたのだと考えれば、相当ありがたい話だと思う。
ホント、今は良い時代になりましたよ。
ちなみに、この回のお礼絵。
「総文祭とはいかに?」と言う事について、チョッと描いております。
ここでも触れてるんだけど、総文祭を題材のメインにしたような漫画ってあったっけ?
所詮文化部。
やっぱり、スポーツマンガの様に華がないんだろうね。
あと、文化部の場合、文芸部や漫画研究部、演劇部などは総文祭ではなく、その先のプロの方がどうしたって華があるから、そっちが物語のメインになるだろうし。
いつか、「ひとときの暗がり」とは別にフィクションで、総文祭を勝ち進んでいく演劇部の物語も描いてみたいな。
などなど思っております。
今回はこの辺りで。
また次回に。
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- 2023年11月13日 12:04 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その19
昨日、このシリーズを書こうと思ったんだけど、前置きの部分が長くなり過ぎたので「番外編」にして切り分けてしまった。
あと、いい加減、小説をアップするタイミングとこの裏話をするタイミングを近づけたいと思うので、今回は一気に24話、25話の2話分「ホールライブ」の裏話と言う事でまとめます。
書いてるオレが何の話だったっけ?ってなるので、これはあまりにもユーザーフレンドリーではないと思う訳ですよ。
ケセラセラ。
と言う事で、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきますよぉ!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第24~25話「ホールライブ」。
ちなみに、この25話目の扉絵をタクヤの元ネタになったヤツに見せると、「狂おしいほど似てる!確かにこうやってた」って爆笑してた。
本編だけでなく、扉絵も事実に基づいて描いております。
その内怒られるんじゃないだろうか。
人生において、ここまで大きいステージで、たくさんの人の前に立った経験と言うと、あと数回しかないんじゃないだろうか。
高校生のへっぽこバンドが、普通に売れてるプロの人が地方巡業の時に使うようなホールで、ライブをすると言う事の非現実さよ。
例え30分とは言えですよ。
今考えても、あれは夢だったんじゃないだろうか。と思ってしまう。
それなのに、演劇の方も忙しすぎて、ろくに練習も出来ず、ボーカルにメロディーラインを教えるのは、当日の控室。
今考えると、とんでもない。
こういうのを若気の至りと言うんだろうね。
そんなライブだったんだけども、何と言ってもこのライブで強烈に記憶に残っているのは、2つ。
「ランナウェイ」の演奏中にドラムの奴の足が攣った事と、ボーカルの奴が「wow~wow~」って言いながらお茶を濁したこと。
前者は後から笑い話になり、後者に至っては「そう言う曲」だと認識され「良かったよ」と言われてしまう。
一応変な矜持を持ってたオレとしては、ボーカルが歌わない、演奏もメチャクチャな曲を発表した事について、ライブ中、ライブ終了後には自分の不甲斐なさを含めて本気で落ち込んだ。
それなのに「良かったよ」と言われた時の衝撃はなかなか凄かった。
頭の中には完成形があって、その形に出来るだけ近い状態で発表すべきなのは当たり前。
ただ、あくまでも完成形が頭の中にあるのは当人たちだけで、聴いている人たちからすれば、今演奏されているものが完成形だと思って聞いてる。
あまつさえ、数か月前から伝えていた、こんな規模のホールでのライブ。
まさか、ろくに練習もせずに中途半端なものを演奏するなんて思ってないだろうて。
オリジナル作品を発表することの恐ろしさとありがたさを同時に経験した貴重な体験だったと思う。
とは言え、じゃあこれ以降は、2度と同じ経験をしないように頑張ってきたのかと言えば、そうでもない所が心底クズなんだよな。
そんな人間なんですよ。
オレは。
そして、このバンドは。
ちょっと長くなってしまったので、お礼絵のネタについては、また別の機会にでも。
「堤さやか」への思い入れとか、ビジュアル系バンドについてとかは色々語りたい事多いのでな。
特に最近、好きなアーティストさんの訃報が多すぎるし。
今回はこの辺りで。
また次回に。
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- 2023年11月12日 12:53 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~番外編
水増し完了!
と言う事で、今日から本来の記事に戻りますか。
先日、嫁とタクヤのモデルになったやつと3人で飯を食いに行った時、今書いてる小説「ひとときの暗がり」の話をしてた。
その時そいつに(↓)の絵を見せて「誰が誰か分かる?」って聞いたら、全員当てられた。
意外と、一人一人の特徴を捉えられているらしい。
3話目の扉絵の奴ですね。
そして、この(↓)の7話目の扉絵を見て「これは、似てると言うかそのまますぎてやばくね?」と爆笑してたよ。
本人が見たら100%気付くそうです。
ちなみに、内容を話したところ「水増し一切なしの100%実話」だと言う保証をいただいた。
けど、先日のこの話もあるのでやっぱり、99.9%ノンフィクションと言う事にしておく。
その時の会話の中で、オレが記憶してなかった新しい話もいくつか出てきた。
詳しく聞いてるとオレも「あぁあああったわ!そんな事」と、当時の情景がさらに沸々と湧いてきた。
書き切れなかったエピソードもいっぱいあるのに、オレが覚えていなかったエピソードもまぁまぁたくさんあるみたい。
今後の展開にある程度盛り込んでいこうと思うんだけど、もうすでに終わった部分だけここで補足。
高校1年のティーンズライブフェスタ出演の際、演奏した「スーパーフィニッシュ」と言う曲(のちに、ハコフグの人に褒められた曲)を対バンしてたハードコアバンドのお兄ちゃんに「お前ら凄い曲するな」って褒められたらしいです。
人見知りなオレは、控室で別のバンドの人と話など出来る訳もないので、知らなかったけど、ちょっと嬉しい話だった。
こんなの覚えてたら、絶対本編のどっかに組み込んだのにな。
無念じゃ。
この話をしてる時、嫁は「どうせ話盛ってるんだと思ってたけど、これだけ2人の話があうって事はホントだったの?」とびっくりしてた。
「どんな高校生活よ・・・」と。
嫁はオレの高校時代の話とかを「ハイハイ。また話盛ってるのね」と思いながら聞いてたらしい。
ホントの事しか話してないのになぁ~
何しか、打倒グミチョコで頑張ります。
こっちは全部ホントの話なんだぞ!このやろぉ!
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- 2023年11月6日 12:22 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その18
Xさんの方ではすでに書いたけど、物凄く筆が乗っていたので、第1部最終話の31話まで一気に書き切ることが出来た。
後は、これをアップまでの間繰り返して読み直しつつ、文章の流れとか間とか表現をブラッシュアップしていく予定。
最終話は、かなり筆が乗ってたので相当いい感じに書けたと信じたい。
逆に、チョッと乗り切らなかった28~29話辺りが微妙な感じなので、この辺りをむしろアップまでの間に重点的に修正していきたいなぁ。
でも、漫画も描きたい。
そろそろ着手しないと、今月もギリギリになりそうだし。
あぁ~夢が広がりんぐ。
と言う事で、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきますよぉ!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第23話「寝不足はカッコいい」の話。
本編にあった通り、当時は肉まんを食べる時に、先っぽの部分を乳首だと思ってかぶりついておりました。
だからこそ、今回の扉絵には絶対におっぱいを描かなければいけなかったのだぁあああああああああああ!!
と思ってるんだけど、いくつになっても乳首を描くのが何となくこっ恥ずかしい。
またその内、「おもちゃはおもちゃばこへ」みたいなお話を書きたいなとも思ってるんだけど、なかなかおっぱい(と言うか乳首)を描くテンションになりませぬ。
取り合えず、未だにオレは「寝不足だぜ~」って色んな所で吹聴しまくっている。
それについては、この頃から全く成長していない。
普通に考えたら、これは中二病のなせる業のような気がするんだけど、そうでもないのか。
あと、そう言う「中二病終わったのに、オレまだ寝不足とか自慢してしまうって事は中二病じゃなくて真正だったのか?」とそんな事を考える事こそ、中二病なのか・・・
中二病とは実に奥が深い。
ただ、この歳になってくると、いや出来るならちゃんと夜寝ましょうね。と心の底から思ってはいるんだよ。
寝不足は、仕事にしても、創作活動にしてもパフォーマンスにもかなり悪影響があるのは間違いないのでね。
まさしく水木御大のおっしゃる通りでございます。
チョッとネタバレになるけど、この時期のスケジュールなど可愛い位のとんでもない大創作期が、この数ヶ月後にやってくる。
第2部以降のお話にはなってくるんだけど。
その頃の日記にはよく「トリプル進行」と言う言葉が出てくる。
23話の時期でも、「演劇」「バンド」「漫画」のトリプル進行ではあるんだけど、2年生以降の「トリプル進行」はこんなものじゃないんだよ。
この辺りを小説ではどう描写していこうか、今悶々と考えているところでございます。
いやはや若さって素晴らしい
あと、今回のお礼絵はこちら(↓)。
「かりまん」と言う、今考えたら実にギリギリなお名前のコンビニスナック。
こいつはまぢで、青春の思い出の味なんだ。
ここだけ掘り下げて、またその内記事にしたく思っております。
今回はこの辺りで。
また次回に。
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- 2023年11月3日 13:35 CAT :
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生まれてから死ぬまで雨に恋い焦がれる花々木々
小説「ひとときの暗がり」の原型になった楽曲「ひとときの暗がり」には3パターンの音源が存在している。(厳密には、その前段階として曲が完成した時に録音したデモテープもあったりするけれども。)
1つ目は、アルバム「オナニー遍歴」に収録されたオレが自分でボーカルを取っているバージョン。
2つ目は、くろすけと一緒に作ったシングル「子守られの唄」のカップリングで収録したバージョン。
3つ目は、これもくろすけと一緒に作ったアルバム「脛毛おうじょと巨乳じいや」に収録したバージョン。
1つ目と2つ目は、演奏自体は同じもので、ボーカルが違うだけ。
3つ目はアルバム用にギターなどを追加し、ピアノを弾き直したり、色々アレンジを変えてたと思う。
当たり前と言えば当たり前なんだけど、小説書いてる時はこの辺りの音源を鬼リピートで聴いてる。
どこかで書いたかもしれないけれども、オレは自分の作った曲がこの世のどんな音楽より好きなので、それはそれはノリノリで聴いておりますよ。
いいじゃないか。
その位ナルシストなのは許してほしい。
で、小説を書いてるどこかのタイミングで、この音源も公開したいなと思ってるんだけど、さてどのバージョンを公開したもんかな。と。
アルバム持ってると言う尋常じゃなく奇特な方は分かってもらえると思うけど、3つ目のバージョンはアルバムの前後の曲とつながりがあるので、単体では出しにくいんだよね。
じゃあ、オレが歌ってるヤツか、くろすけが歌ってるヤツか。
どっちが良いんだろう。
ただ、小説の内容。
特に、第2部以降の展開を考えると、やっぱり2つ目の初期アレンジのくろすけボーカルバージョンになるのかな。
いや、ホントどれも良いと思ってる。
自信過剰にもほどがあるかも知れないけれども。
大体「ひとときの暗がり」自体が、自分で作った曲の中では、「果て。1」「ジャム地獄ジャム」「白痴にも書けるラブソング」辺りと同じ自信作のひとつだし。
その辺りの音源を公開するために考えている「場末の紙芝居屋さん」と言うネタも諦めていないんだよ。
何の話か分からん!と言う方にはこちら(⇒)【今日くらいは新作短編描けました!って声高に宣言したい】
あと、「付喪神」とかの演劇台本を公表する「モラトリアムよ永遠なれ!」と言うネタもやりたいなぁ。
やりたい事はホント尽きる事がない。
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- 2023年11月2日 21:45 CAT :
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これで良かったのか分からないまま同じ一日を繰り返す
「ひとときの暗がり」と言う小説を書いております。
この小説。一応、ほぼノンフィクションと言う事で書いてるんだけど、その実はオレの頭の中にある記憶にほぼほぼ頼っている。
先日30話を書き終わって、あと1話で第1部が終わると言う所まで来た。
結構佳境になってきていて、個人的には実に面白い展開になっていると思っている。
最終話を書く前に、当時の心境をよりリアルに表現できるように高校時代に書いていた日記を読み返してみた。
・・・そして分かった事がある。
オレは、相当自分の高校時代を美化していたようだ。
小説の中の局長と言う人物と比べて、高校時代のオレはその数百倍どうしようもないクズ野郎だったみたいだ。
あと、いくつか時系列がおかしい事があった。
オレの記憶と、当時の日記。
どちらが真実に近いかと言うと、そりゃあ当時の日記に決まってますぜ。
いやね。美化していた点は良いと思うんだよ。
そんなものオレの視点を通しての私小説なんだから、許してちょんまげってなもんだ。
ただ、時系列がおかしいと言う点については、どうしようかな。とちょっと悩んでる。
例えば、携帯電話を手に入れたのは、オレの記憶では高校1年生だったと思ってたんだけど、何と高校2年生の時だった。
夜な夜な色々お話して、黒崎先輩のモデルになった人とオレが仲良くなったのは、高校1年生の冬で間違いなかった。
ただ、記憶ではメールのやり取りで色々お話して仲良くなったと思ってたんだけど、日記を見る分には毎夜毎晩、深夜に家電で何時間も話していたらしい。
実際にメールでアホみたいにやり取りもしていたんだけど、それは2年生の冬頃だった。
みたいな、感じの事が思ってた以上に散見されてしまった。
そんなオレは家の電話を使って、毎晩何時間も電話していたなんて記憶ないんだけど・・・でも、日記にはそう書かれているんだよなぁ。
付き合ってる訳でもない女と毎晩何時間も電話してたとか、正気か!?当時のオレは!
と、ここまで書いてて、一つ思い当る話がある。
半年くらい前に書いたこの記事の話だよ(↓)
【所詮はいたずら 神様の人生ゲームなんだもの簡単にゴールしちゃってもおもしろくない】
所謂「マンデラ効果」についての話なんだけど、この世界がオレの元居た世界線と変わっていたとすれば、この日記と記憶のズレについても説明出来やしないか。と。
つまりこう言う事です。
「ひとときの暗がり」は99.9%ノンフィクションに違いない。
ただし、今、この世界の過去ではなく、オレがかつていた別の世界線で経験した過去にあった話を書いたノンフィクション。
これが、今一番納得できる話だと思う。
いくらオレがアホでも、毎晩家電で何時間も電話したりなんかしないと信じたい。
他にも「はぁ?そんな事あったか?」と言う事が沢山日記に書かれていた。
その辺りの相違についても、今後、「ひとときの暗がり」の裏話で語っていけたらい違う意味でも面白いんじゃないだろうか。
現実世界の方がよっぽどオカルトだったと言うお話でございます。
オレの記憶では間違いなくしっぽの先は黒かった。
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- 2023年10月31日 12:48 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その17
先週、「手間と労力が報われることのない別に風を切るわけでもない日々を過ごす~その2」を書いたせいで、何となく満足してたけど、こっちを書いてなかった。
いや、別にお座なりにしているわけでもないんだけど、うっかりする事ってありますよね。
あるよね。
ない奴とはお友達になれんわ!
と言う事で、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきますよぉ!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第22話「捻じ曲げた信条」の話。
今回は、「シューティングオブハート」の歌詞をまとめて、ヨシ終わりだ!
でも良いかと思ったんだけど、シータ時代の歌詞をまとめたルーズリーフがどっかに行ってしまったらしい。
手元にある歌詞をまとめたルーズリーフには、大学生の頃にやってた「瞳・mine」ってバンドの楽曲からしかなかった。
どこ行ったんだろう。
まぁ、捨てたりすることはないからまた見つかるでしょう。
ただ、この話を書いてて発覚した事がある。
本編でも書いていた「君のピュアなハートをバンディット」の部分。
この「バンディット」の部分がオレの記憶では、アルファベット表記だったと思うんだ。
しかも「vandit」って書かれてた気がするんだけど、今回調べてみたら「怪盗」とか「盗賊」って意味の「バンディット」は、「bandit」なんだよね。
当時、オレも英語の学力はホント限界を突破するほど悪かったから、気が付きもしなかったんだけど、綴りから間違ってた可能性が出てきた。
いや、オレの記憶違いの可能性もあるので、実際、そのルーズリーフが見つかるまで断定はしないでおこう。
取り合えず、「シューティングオブハート」をこすり過ぎたら、その内怒られそうなので、今日のところはこの辺で。
この回のお礼絵は、当時の楽譜。
先日、「ひとときの暗がり」読み直してたら、第10話で、シータのメンバーは誰も楽譜が書けないし読めないって書いてた。
この辺りの言い訳をさせてもらうと、「ひとときの暗がり」は10年以上前に書いていた「超ニュースチョクホー」のリメイク作品。
「超ニュースチョクホー」と「ひとときの暗がり」の大きな違いはフィクションの度合いで、「超ニュースチョクホー」はそれこそオーケンの「グミチョコ」くらいのフィクション度合いだったんだけど、「ひとときの暗がり」の方は99%ノンフィクション。
ただ、すでに完成してた13話までについてはある程度「超ニュースチョクホー」の文章も引用してて、今回の部分はまさにその引用した文章の部分だったと。
多分へっぽこバンド感を強調するために、何にもできないクズの寄せ集め的な設定を盛り込んだろうと思う。10年以上前なのでその辺の記憶は曖昧なんだけど・・・
とは言え流石に、楽譜書けないし、読めないバンドは無理があるよな。
一応、自分で作った曲の楽譜くらいは書けます。
そもそも楽譜読めないとコピーとか出来ないです。はい。
ただ、「BAD LOVE」と言う曲をやらなかった理由として、当時の楽譜を紛失したからと言うのは事実だったと思う。
ちなみに、後年になって当時のデモテープから採譜して、この「BAD LOVE」はセルフカバーみたいな形で作り直してる。「崖の上のぼーにょ」と言うアルバムに収録してたはず。
それを聞いた黒崎先輩のモデルになった人に「懐かしぃ~」って言われた記憶もある。・・・あれは夢ではないはず。
まぁ、そんな感じで今日のところはここまで。
また次回に。
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- 2023年10月23日 12:06 CAT :
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手間と労力が報われることのない別に風を切るわけでもない日々を過ごす~その2
なんだかんだと言いながら、コツコツ1ヶ月かければ、1話位漫画も描けることが実証できた感もある9月と10月だったと思う。
とは言え、元々なんか少しずつ進めると言う行為が苦手なので、メッチャ描いてる週があって、全く描いてない週があって、合計するとまぁ1話くらいは行けるかと言う感じ。
まだ、結構先までネームは出来ているので、このペースで描きつつ、年末年始とかお盆とかのまとまったお休みのタイミングでがっつりネームを書いて行きましょうかね。
そんなこんなで、少なくとも第3部終わりまでは定期更新してやるぜぇ!と意気込んでおりますので、何卒よろしくお願いいたします。
少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきます!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第3部24話「コロッサの戦い(1)」の話。
日数だけで言えば3年以上も引っ張ったコロッサの戦いがいよいよ始まった。
実際に、元ネタのネームでもまぁまぁの話数を書いてるこのシリーズなんだけど、先に言っていこう。5話続くよ。
何か、5話に渡って戦闘シーンを描くと言うのが、考えてみれば、「us」の対ロバート戦以来のような気がしてる。
まぁ、「Gの世界」の最後に「Gゲーム」と言うシリーズもあったけど、あれはずっと戦ってたとは言えない位色々展開があったからなぁ。
バストアップメインで進むお話回と比べると、なかなかの作画カロリーだけど、描いてる方としてはメッチャ楽しい。
問題なのは、頭の中でイメージしてるシーンを描くだけの画力がないと言う部分な訳でして・・・
今回の話で絶対描きたかったのが、シータがジュンの頭つかんで地面に擦り付けながら「ガガガガガガ!」ってやるシーン。
思いついてネームに描く分には、こんなイメージと言うのだけ描いた(↓)
頭の中にイメージはあるんだけど、どういう体勢でどんな向きになってるのかはまだ正直この段階ではイメージが浮いてない。
で、さて原稿に描きますかとなってから、下書きを描いては「手の感じはこれか」とか「ジュンの体の向きはこっちの方が良いか」とか「足の感じはこっちか」とか消しゴムと鉛筆を駆使して何度も繰り返し修正。
結構しっかり描きこんだ下書きが出来た後で、ペン入れをするんだけど、補助線がいっぱい入ってるので、ペン入れして下書きを消した後でもよく見ると、「腕の角度おかしいな」とか気づいてしまう。
結局何度直したことか。
まだ、完璧には程遠いけど、まぁ、最低限「何が起こってるかを理解してもらえる」かなと言う絵にはなった・・・と信じたい。
悲しいかな、現時点の画力の限界はこんなもんだ。
動きのある絵を描きたかったと言う、良く分からないこだわりで効果線は入れなかった。
多分、これに効果線を入れると、ごちゃごちゃし過ぎて良く分かんない事になってたと思う。
こんな感じで、色々試行錯誤しながら、漫画を書いて行くと言う行為が実に楽しい感じです。
一応お礼絵の方でも、この試行錯誤の一部を書いてたりもするんだけど、今回は長くなったので、この辺で・・・
次回更新は、11月23日を予定しております。
祝日だ。多分、更新いっぱいあって埋もれるんだろうな。
まぁ、それはそれでしょうがないか。
ではまた次回。
show must go on!
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- 2023年10月20日 12:45 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その16
まだ30話書いてる途中です。
と言うか、全く触らずに途中で放置しております。
今は、漫画描きたいテンションなんだよ。
「風を切る日々」の方は、もう次の50話の全部の下書き描き終わってペン入れも数ページ終わってる。絶好調だよ。漫画描くの楽しい・・・
このままさっさと書き上げて繰り上げ更新するか、書き終わったタイミングで小説の方に着手するか。どうしようかなぁ~と言う感じ。
とは言え、「ひとときの暗がり」もストック尽きるまではアップし続けます。
それまでには、続きもゴリゴリ書いて行きます。
絶対完結させてやる。
この話は絶対に最後まで書かないといけないんだよ。
そんな来るべき未来のため、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきます!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第21話「審判の日」の話。
大学生の頃、母校に教育実習で行った。
こんなでも一応教員免許など持っているわけでございます。
その時に演劇部の部室を漁った事がある。
演劇部の子に話をして、自分の書いた台本とかその辺のものを貰って来た。
「棚の整理にもなってよかったです。」と複雑な事を言われた記憶がある。ずっと、棚を占拠していてゴメンね。と。
その時見つけてきたのは、当時の台本と、当時の写真、小道具、資料などだった。(先日のお礼絵で上げてた写真も、その時見つけてきたものだったりする)
流石にオレが書いたルーズリーフはなかったんだけど、「付喪神」の台本はあった。
何だか知らんけど、凄く感動してその場で読んでしまった。
あんなに素晴らしい傑作だと思ってた「付喪神」なのに、その頃やっていた劇団でこの台本を採用するかと言うと、到底使えないようなクオリティーだったんだよ。
あの頃はあんなにキラキラと輝いていた「付喪神」だったのに。
ただ、これに関しては、夜の魔物の仕業だとも、黒歴史だとも思っていない。
あの当時のオレにとっては、本当に全力を注いで作り上げたものだし、当時の演劇部の皆が全力で作り上げた作品だったこと紛う事ない事実。
高校生が全力で青春して作り上げた作品を、大人が拙い作品だとコケ下すほど詮無い事はないんだよ。
クオリティーがどうだとしても、オレが初めて人から認められて、公に発表した物語であることには違いない訳で、それで良いじゃあないかと言う話でございます。
「少なくとも私はこの話でやりたい」と言われたあの時の本当に目の前が白くなっていく感じ、指先がびりびりする感じは今でもはっきり覚えている。
ちなみに、その時に持って帰ってきた「付喪神」の台本を今回発掘しようと思ったんだけど、オレの昔のものを放り込んでいる押し入れの中が大変な事になっていて「こりゃ無理だ・・・」と、諦めました。
まぁ、近いうちに引っ越しするので、その際に全部引っ張り出して来たら見つかるだろうて。
見つかったら、どこかで公開していくと思う。
最後にこの回のお礼絵を貼り付けてさようなら。
今でもこのペンはホント愛用してる。
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- 2023年10月17日 12:41 CAT :
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この愛はまだ始まってもいない
嬉しくてtwitterと言う名の「X」の方では先走り液ダラダラになってしまったけど、「風を切る日々」の49話無事完成しました。
描きあがった瞬間はどうしたってキラキラと輝いて見えてしまうので、今は時間をおいてから冷静に見て最後のチェックと修正をしているところ。
今回は相当作画カロリーが高かったけど、描いてる分にはとにかく楽しくて夢中で描いてしまった。
その辺りの話については、また更新後の「手間と労力が報われることのない別に風を切るわけでもない日々を過ごす」シリーズでツラツラ語らせていただきます。はい。
それはそれとして、ここ最近ちょっと作画で思ってることなどを・・・
へっぽこ画力で何を偉そうにと言われそうな気がしないでもないけれども、その位許してほしい。
何の話かと言うと、まぁ、そんな大層な話でもないです。
極力ペンだけで表現したいなとかそう言う事。
クリスタさんを使う様になると、色んなツールが使えるようになるんだよ。
そしたら、メッチャ下手くそな絵でも何となくそれっぽく誤魔化せてしまう。
これがね。
良くねえなと思うんだよね。
数年前に書いてた「Gの世界」の最右後の方のまぁまぁお気に入りのページなんだけど、今見ると、まず八神君の横顔が酷い。
見上げたアングルにしたかったんだろうアゴ付近の描き方と鼻の形がずれてて顔が有り得ない形に歪んでる。
そして何より手前にある手の指の太さと違和感、赤ちゃんの様に太い手首・・・
でも当時は、何となく線のトーンと書き文字と背景の線で誤魔化して、自分なりにそれっぽく納得する感じに描けたと思ってた。
これがね・・・よろしくないですよね。と。
まぁこんな感じで、トーンなどは極力使わないで、しっかりペンで描きこもうとか、そんな事を思ってる訳でございます。
この顔の場合、口がこんなに割れるとか口裂け女か!と言う話はあるんだけど、それは良いじゃあないか。
どうしてもここまで口を割きたかったんだよ。
自分の頭の中にあるものを形にする上で変なのは許容する。
でも、画力が追い付いてなさ過ぎて、おかしくなってるものをツール使ってこねくり回して誤魔化すのは止めたいんだ。
そんなお話でございます。
今回の49話でも、どうしても描きたいシーンがあったんだけど、それがなかなか満足いく感じに描けなかった。
でも、誤魔化す方向じゃなくて何度も描き直す形である程度納得のいく絵になったと思ってる。
それでも多分数年後に見たら、酷く下手な絵に見えるんだろう。
それで良いんだよ。
それが成長なんだよ。
多分。
知らんけど。
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- 2023年10月13日 12:20 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その15
体調不良と漫画をゴリゴリ描いていた関係で、小説の方は全く未着手のまま。
結局まだ30話を書き切っていない感じ。
まぁ、まだストックは少しあるので、書かない週があっても良いかと思っております。
ちゃんと第1部終わりまでは週1更新やっていくよぉ。
と言う事で、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきます!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第20話「デモテープ」の話。
どうでも良いけど、デモテープって言うけど、カセットテープってあんまり使わなくなったと思う。
でも、まだある程度の流通がある。
CDも、それ以前のレコードも色々と需要があって生き残っている。
なのに、MDに関しては本当に、完全に消えてしまったような気がする。
今回のお礼絵がこちら。
今の若い人にMDと言っても、何のことか分からないんだろうね。
90年代って、パソコンが高価すぎて、ほとんどの一般家庭に無い訳で、音楽を聴くと言う事はCDを買うか、そのCDをカセットテープにダビングするしか方法がなかった。
そんな中登場したのがこのMDこと、minidisc。
こいつは、カセットテープばりに簡単に録音したり削除したりできるクセに、音質はほぼCDと言う超絶優れもの。
しかも、カセットテープの様に巻き戻す必要もなく、裏表もない。
曲の頭出しまでできる。
何を当たり前のことを思われるかもしれないけれども、ホント当時「こんな便利なものがあっていいのか」と感動したもんだ。
家ではMDコンポ、通学中はMDウォークマンを愛用していた。
学生身分で毎月何枚もアルバムやシングルを買う資金はないので、そのほとんどをレンタルに頼ってた。
レンタルショップに行くと、レジ横にはMDが売ってるんだよ。
なので、ついでにMDを1枚買って帰り、MDにCDの中身をダビング。
あとは、それを家でも移動中でもアホほど聞き続ける。
そんな日々だった。
高校2年生くらいの頃に、なぜか第2次インディーズブームが起こってしまい、レンタルにはないインディーズバンドの曲を聴くのがカッコいいみたいな風潮が起こった。
その時でも、その買ってきたCDをやっぱりMDにダビングして聴いてたよな。
あの当時、まさかここまで完全にMDが駆逐されてしまうとは思いもよらなかった。
今も当時のダビングしまくったMDが100枚位実家にある。
ついでに言うと、高校生の頃のバンド音源もそのほぼ全てがMDに録音されている。
今、MDウォークマンとか買えたりするのかなぁ。
まぁ、そんな感じで、では、また次回に。
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- 2023年10月11日 12:29 CAT :
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夜は独りぼっち 声を殺し泣くんだ
twitterと言うかXさんで、新都社さんの少年vip表紙を刷新しようと言う企画が上がっていたらしい事を知った。
【開催中の企画】週刊少年VIP集合絵表紙企画(~10月10日)
・週刊少年VIPの自キャラ
・375px×500px以上
・背景透過pngファイル推奨
・うpろだにアップロードしスレに投稿
詳細は編集部のスレをhttps://t.co/04fZMQZahS
作品個別イラストの画像まとめページhttps://t.co/hzGZiOtMWz #新都社祭り企画— 新都社祭り・企画宣伝&作品更新情報 (@neetsha_fes) October 3, 2023
こちらのポストですな。
オレが「風を切る日々」を再開したタイミングでこんなものが始まるなんて、もうこれは神様の思し召しだ!
と言う事で、僭越ながら企画に参加させて貰おうと、イラスト書き下ろしましたよ。
全身絵を描こうと思ったんだけど、天地がありすぎると邪魔くさいよな・・・とか色々考えた結果(↓)みたいな構図になってしまった。
描いた後で思ったんだけど、この構図って他の人の絵と馴染まないんじゃないだろうか・・・
普段こういう企画に参加しないので、上手く協調性がはかれない。
難しいもんだ。
どうでも良いけど、刷新される前の(と言うか今現在の)表紙がコレらしい。
コレを見ながら構図考えたらよかった・・・ホントごめんなさい。
前回の刷新は7年前だって。
7年ぶりの刷新に携われてラッキーだったです。はい。
と言いつつも、7年前の時にも名前だけだけど「R.D」載ってるね。
今は改題したけど、7年前には連載始めてたのか・・・
7年前に連載してて、今も連載してるのって「風を切る日々」除けば、あと腑先生の「ヒカリ」位なんじゃないだろうか。
「刃遊記」最後の戦いまぢで興奮したな。とか、「女を殴りたい」再開しないかな。とか、「zone-B」なぜかベンチマークしてたな。とか、色々思い出しますよ。
何しか、時代は変わりましたな。
オレが新都社で漫画上げ始めてもう少しで10年が経つらしい。
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- 2023年10月7日 12:59 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その14
今、30話を書いてます。
第一部も佳境に入ってきており、個人的にはメッチャ盛り上がってきている展開だと思う。
毎回「うおおおおおおおおおおお!!」って思いながら書いてる。
んだけど、「Gの世界」の時も佳境部分に入ってメッチャテンション高く描いてたんだけど、目に見えてアクセス数とコメント数が減っていったんだよね。
あの経験を踏まえると、オレのテンションは上がらない方が良いのか?と思ったりもしないでもない。
とは言え、今書いてる展開めっちゃ良いと思うんだよなぁ~。
まぁ、ただオレの高校1年生3月くらいにあった出来事というだけなんだけども・・・
そんな個人的面白展開をぜひ読んで貰うために、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきます!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第19話「文化祭」の話。
学校にお友達が全くいない人間にとって、学校行事程辛く悲しい時間はない。
それはまさに拷問だと思う。
いつも以上に孤独感と疎外感を感じ、それでも、その場に居続けなければならない。
ホントに辛い記憶しかなかった。
高校生になっても、そこはそんなに変わらなかったけれども、それでも演劇とバンドのお陰で、以前と比べると、かなりマシにはなっていたと思う。
演劇部はオレ達4人以外は全員女だった訳で、「オレだって、文化祭とか女と一緒に過ごしてやったぜ」とか良く分からない事を自分に言い聞かせて、少しでも自尊心を保とうとしていた。
とはいっても、所詮は部員さんな訳で、それが彼女だったと言う訳でもない。
「隠れてセックスしてきたぜ」と言う奴さえいたような中で、何とむなしい自尊心の保ち方だったのか・・・
全然関係ないけれども、大学に入って、大学の演劇部に「ウェズリー」とあだ名された女がいた。
ウェズリーはとにかくだらしないどうしようもない女で、見かねてオレが時々家で飯をご馳走してた。
その際に「ねぇ、しもたって童貞?」と、クソ女あるあるのデリカシーのない質問をされたことがある。
その時、メッチャ天パったオレは「ヒントを上げよう。オレのいた演劇部ではオレの連れ以外全員女だったんだ。」と良く分からない返答をした。
完全に童貞だとバレバレだっただろうて。
演劇部に女がいっぱい居たからなんだと言うんだ。
でも、そのタイミングでもオレが唯一話せる「女との接点」が演劇部しかなかったと言う話ですよ。
この話をすると、大抵の人が「それは、ウェズリーが誘ってたんだよ。男なら襲っておけよ。根性ナシが!」と言うんだけど、ウェズリーの写真を見せると「ごめん」と言われる。
ただ、ウェズリーも別に仲のいい友達の一人だったような気はしている。
いや、ウェズリーの話は良いんだよ。
もし、「ひとときの暗がり 第2章大学編」でも書く時が来たら出てくるだろうけど、今のところ書く予定はない。
実はもう少し後半にもう一つの「女との接点」が意外な形で出てくるんだけど、多分それは、第2部の後半になると思う。
先長いですなぁ~。
あと、この回については、お礼絵は秘匿と言う事で。
ここで公開できる勇気は到底ないです。
コメントくれた神のような方々は、その理由も分かってもらえると思う。
まぁ、そんな感じで、では、また次回に。
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- 2023年10月3日 12:50 CAT :
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股間にヨットの帆を張ってフレッシュ脳みそ強靭BODY
気が付けば10月に入っていた。
下書きこそしていたけど、全くその先の作画をしていなかった「風を切る日々」。
それどこのバスタードだよ。が実現してしまいそうなので、気を取り直して作画を進めております。
とは言え、今回の話がまたなかなかの作画カロリーを必要とする感じで・・・
取り合えず、モブがいっぱいのシーンを書く上で、さてどうしようかなと言う事で、今回はコピペ作戦を使う事にした。
要するにこう言う事ですよね。
このまま仕上げてしまっても良いかなと思ったんだけど、流石に露骨が過ぎるよなぁ。
このコピペの大軍をアタリと言う事に割り切って、これを元に加筆修正してしていきましょうか。
ただ、このコマは今回の一番最後に取っておこう。
で、あまった時間分、モブの書き込みを進めていく。
最悪、このままいくかもしれないと言う事で。
実際、このページが最終どうなっているかは神のみぞ知る!
更新は10月18日を予定しております。
次回を待て!
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- 2023年9月16日 12:31 CAT :
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手間と労力が報われることのない別に風を切るわけでもない日々を過ごす~その1
昨日に引き続き「ランナウェイデイズ」改め「風を切る日々」の事についても、せっかくなのでその裏話的話を書いて行こうかと。
これ更新は日を跨いでるけど、ぶっちゃけそのまま2日分連続で書いてるので、そのままの勢いで「じゃあ、こっちも書くか」ってテンションですよ。
こっちはこっちで自分の矜持として、絶対完結させてやると言う意気込みでやってるので、また間があいたとして絶対に投げ出したりはしない事は宣言しておきます。
その上で、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきます!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第3部23話「プレリュード・コロッサ(3)」の話。
前の話描いてから3年も経つので正直、記憶のあいまいな部分もあるんだけど・・・
コロッサでの決戦は、第3部のメインになると言ってもいいようなお話ではある。
実際に、元ネタの「ランナ」の方でも決戦までの前振りで結構な話数を振ってたりするんだけど、今考えれば、3話も引っ張る必要があったのかと言う想いもあったりする。
それだったら、20話「戦禍旧情」の時に、22話の会話とか今回の23話の会話を入れ込んでおいて、「プレリュードコロッサ」は1話だけにした方が展開としてよかったんじゃないかとか・・・
色々後悔はある。
まぁ次回からはコロッサ決戦が始まるので、良しとしよう。
今、下書き描いてるけど、これは作画大変そうだなぁ~
こう言う多数が出てくるバトルってワクワクするけど、描く方の目線になるとめっちゃしんどいよなぁ。
個人的には、このタイプのバトルの最高峰は「ハーメルンのバイオリン弾き」のケストラーとの最終決戦だと思っております。
と言うか、実際に元ネタの「ランナ」でこのコロッサ決戦を描いてた時に、リアルタイムで「ケストラー」との戦いが連載されてて、単行本買う度に「うぉおおおおお!熱い展開だぜぇ!!」ってなってた記憶がある。
個人的には「ロトの紋章」派だったんだけど、最終決戦の熱さでは「ハーメルンのバイオリン弾き」がやっぱり好きなんだよなぁ~
あと、あの漫画はヴォーカルがサイザーを甚振るシーンとか、そもそものサイザーの闇落ちとか、もっと言えば、ハーメルンの闇落ちとライエルの奮闘とかで、いちいち中二病心を擽ってくるんだよ。
ハンターハンターより恥ずかしげもなく擽ってくる。
30歳超えてから読み直した時には、流石に赤面してしまったほどに中二病全開。
でも、やっぱり大好きな漫画なんだよな。
続編は読んでおりません。ごめんなさい。
あれ、何か「風を切る日々」の話じゃなくて、「ハーメルンのバイオリン弾き」の話になってしまったか・・・
取り合えず、今後も月に1回、どこかの一粒万倍日に更新と言う形で、続けていければと考えているので、引き続きよろしくお願いいたします。
次回更新は、10月18日を予定しております。
ではまた次回。
show must go on!
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- 2023年9月15日 12:16 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その11
おかしいな・・・少し追いついてきたと思ってたのに、全然更新のスピードにこちらの更新が追い付かない。
その位、書きたい事と言うか、言いたい事が多い世の中と言う事ですよ。
阪神優勝について、「そう言えば、大学時代に大阪出身のSOくん(元バンドのベーシスト)が喜んでたなぁ。あれから何年たった?」と思ってみたら、18年ぶりだった。
ジャネーの法則怖い・・・
そんなこんなで、(一応)今週(と言う名目で)もやっていきますのよぉおおお。
少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきます!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第16話「白石くん」の話。
コメント返信の方で少し触れたけど、この本編に出てくる白石くんのモデルになった人は、現在ギターの先生になって、めっちゃお忙しいそうです。
ずっとギター続けてるなんてすげぇな。
と思いつつ、オレだって漫画と小説はずっと続けてるぜ!と言いたい。
ただ、向こうはプロ。こっちは趣味(しかも不人気)と言う絶望的才能の差はある訳だけれども。
この世には絶対的才能と言うものが存在する。
そんな事は分かっている。
そしてどう足掻いてもその片鱗は、幼い頃でも何となく分かるのかもしれない。
この本編で描いた時の文化祭での、白石くんの華のある感じ、演奏のうまさ、そして女からのキャーキャー具合などを見るに、どう考えてもオレのバンドのギターをやってもらうには忍びなかった記憶がある。
圧倒的差を目の当たりにした。
結局それから20年くらい経って、その圧倒的差はさらに広がっていたと。そう言う感じだと思う。
この白石くんの存在と、ちょくちょく出てくるマイノリティーボックスの存在が、後の展開の伏線になってたりするんだけど、これ、オレが作った物語じゃなくて、実話だからな。
本当にあった話なのに、今振り返ると色々伏線があって、繋がっている。
因果律を現在進行形で証明していっております。
最後に、一応この回のお礼絵も。
こっちの話全然しなかったけど、確かに当時「Vo以外全パート募集!完全プロ志向!ヤンキー不可」と言う物悲しいメン募はよく目にしたよ。
最近、スタジオとかも入らなくなったけど、この手のメン募ってまだあるんだろうか・・・?
まぁ、そんな感じで、では、また次回に。
show must go on!
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- 2023年9月11日 12:03 CAT :
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「なげきの山」を登る途中で凍死したボッシュ
色んな所で色んなタイトルになってるけど、一度整理しておこう。
元々、高校生の頃に描いていた一番原形の奴のタイトルが「ランナウェイデイズ」。
良くオレが「ランナ」と言ってたりするヤツ。
で、それを、新都社で連載するために原稿に書き始めた時「R.D」と言う名前に変えた。
でも、これじゃあ良く分からねぇなと言う事で、第3部を始めるにあたって、元々「ランナウェイデイズ」が和訳の「風を切る日々」を意味してたので、「R.D」も残しつつ「風を切る日々~to R.D」と改めた。
そんな経緯があって、正式には今新都社で連載している奴は「風を切る日々~to R.D」でございます。
先月からコツコツ書き進めてたんだけど、何とか9/11に更新が出来た。
せっかくなので、読んでくれい!
何だったら、1話から読み直してくれい!
リンクも張っておくよ。
毎月1話くらいのペースでは更新していきたいなと思ってる。けど、出来るのかなぁ~・・・
今回の更新は何とまぁ3年ぶりと言う事なので、どう考えてもこれまでのあらすじを覚えてくれている人なんていないだろうと言う事で、「これまでのあらすじ」も新しく作った。
そもそも3年前の段階で読んでくれてた人がどのくらいいたのかと言う話でもあるんだけど・・・
こんな奴(↑)
読んでみようと言う心優しい人はこちらから。
他に、メインの画像も書き下ろした。
上でリンク貼り付けてた画像・・・(↑)
なんだかんだで、原稿以外の部分でもかなり時間がかかってしまった。
それでも、取り合えず更新できたので良しとしようじゃないか。終わりよければ全て良しだ。
お仕事関係など各所に影響も出てしまったけども!
「ひとときの暗がり」みたいに、裏話もそのうち描ければいいなぁ。とか、今後の展開も含めて、色々妄想はしてる。
ただ、この物語はオレの書いてきた奴で最長のお話なので、まだまだ先はクッソ長い。
第3部もまだ中盤位だと言うのに、これまでの1~3部全部よりも長い第4部がこの後に控えておる訳ですよ。
出来れば、完結まで止まらずに書き続けたいと言う欲はあるんだけど、果たして可能かどうかは分からないよなぁ。
取り合えず、しばらくは「ひとときの暗がり」と「風を切る日々」の2本立てで、しばらくはやっていきます。
はい。
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- 2023年9月10日 14:34 CAT :
-
再開に向けて
9月11日は一粒万倍日。
先月8月22日も一粒万倍日。
先月の22日に「ひとときの暗がり」を再開させて、今月の11日に「ランナ」を再開させよう。と目論んで、お盆前から準備を進めていた。
それでも、結局、原稿を書きあがったのも、その他のイラスト完成したのも9月10日。
何だろうね。
余裕を持ったはずが、絶対ギリギリになってしまう。
でも、良いものが出来た気はしている。
これから、毎月1話。
このペースで書けることを目指して頑張りますです。
ハイ。
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- 2023年9月6日 12:58 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その10
毎回更新のたびに、管理画面からアクセス数を見ると2~300人くらいの方に読んでもらえているらしい。
ありがたい事でございます。
「不動産売買」の漫画の時の10分の1以下小説でこんなにたくさんの方に読んでもらえると言う事が奇跡に近い事だと思っております。いや、ほんとに。
そうなると、ブログでの裏話もしっかり更新していかないとね。と、思ったり思わなかったり。
ブログを読んでる人がどれだけいるのかと言う話ではあるんだけど、それでもだ!
そんなこんなで、(一応)今週(と言う名目で)もやっていきますのよぉおおお。
少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきます!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第15話「グラスハート」の話。
と、その前に今回のお礼絵も。
オレが人生で初めて役者としてステージに立った記念(と言っていいのか微妙だけど)の作品「ステファニー」。
演劇をする場合に「既成台本」と「オリジナル台本」があって、この「ステファニー」は当然後者「既成台本」に分類される。
当時は良く知らなかったんだけど、1980年代の初演以来、何度も全国大会で公演される程度には高校演劇では有名な作品らしい。
悶々とした2人の男子高校生が女装して女子高に潜入すると言う展開の台本が全国的に有名と言う段階で、如何に高校演劇と言うフィールドが怪しい世界かお分かりいただけると思う。
実際、大体の部員が男同士がいちゃいちゃする薄い本を沢山所持していると思って貰って間違いないだろう。
少なくともオレがやってた時期は今でいう「腐女子」と言われる女しかいなかったような気がする。
今は知らんけど。
そんな事情など全く知らずに、「女がいっぱいいる」とか、「目立ちたい」とか言うどうしようもない不純な動機で入部したオレも大概だよな。ほんとに。
まぁそんな思春期でなければ到底許容できないイタイ作品で、オレは初めての演劇に舞台を踏んだ。
それであっても、やっぱりこの「ステファニー」って作品は、思い入れが強い事には変わりない。
少しネタバレになってしまうけど、これ以降、オレは既成台本での公演には関わっていない・・・
記憶が正しければ、次に既成台本を使った公演で役者をするのは、大学生の頃、劇団の公演でやった「ジョビジョバ」の「スペーストラベラーズ」になる・・・と思う・・・。
いや、その前後で「三谷幸喜」の「出口なし!」もやったような気がするな・・・あの時は役者じゃなくて演出だけだったか・・・
いずれにしても希少な経験。
小説本編でも少し触れているけど、とにかく人の真似をすることが嫌いで嫌いで仕方がない。
ただ、これは例えばバンドでコピー曲をやる事や、既成台本で演劇公演する人をオレが侮蔑していると言う訳じゃあない。
ここは勘違いしないでもらいたい。
と言うか、真似しようとしても全然別物になってしまい、人と同じことが出来ないんだよ。
そのせいで、子どもの頃からずっと「なんで人と同じことが出来ないんだ!」と叱責をされてきた。
だから人の真似をする事が苦手。
しかもどうせ同じようにできない訳で、そんな事実を目の当たりにすると強烈な劣等感を感じてしまう。
そんな事情があるわけですよ。おっちゃんには。
決定権が自分の中にあるとオリジナルなものしかやらなくなるので、下っ端の頃に上の人言われていやいや従うと言う状態の時にだけしか、人の作ったものに触れない。
これが実に良くない気がしてる今日この頃。
それでも、やっぱり人の真似をすることが苦手でしょうがないです。
まぁ、そんな感じで、では、また次回に。
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- 2023年9月1日 12:38 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その9
「ひとときの暗がり」を再開したので、こっちの話も再開していこうかなと思っております。
これまでは裏話をこのブログで書くと言う形でやっていたんだけど、今度からコメントお礼絵のほうでもそれをやろうと思ってる関係上、ネタが被ってしまう。
被ってしまうので、だったらいっその事その話を膨らませる形にすればいいと思う。
一つ一つのネタを大切に再利用して、しっかりしゃぶりつくしましょうね。と言う事でございます。
ただ、気が付けば、もう前の奴アップしてから1週間も経ってた。
書こう書こうと思ってたんだけどおかしいなぁ。
まぁ、チョコチョコタイミングごまかしながら、こっそり合わせていくさ。
そんなこんなで、(一応)今週(と言う名目で)もやっていきますのよぉおおお。
少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきます!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第14話「付喪神」の話。
今回お礼絵のネタにしたのは下記(↓)
今の人たちには分からないと思うけど、「寄生獣」と言う漫画が当時、その辺のボンクラサブカル野郎に与えたショックは、計り知れなかった。いや、まぢで。
作品自体は、当時相当マイナーで創刊したばっかりの「アフタヌーン」での掲載だったけど、それで1000万部売れたと言う事がいかに異例だったかと言う話ですよ。
その他にも、アフタヌーンの新人コンテスト四季賞の基準自体を変えてしまった沙村先生の「死なねぇ侍」や、日本のSFに多大な影響を与えた「BLAME」、90年代オタク界隈の根底を支え続けた「ああ女神さま」、ギャグマンガの概念を変えてしまった「岸和田博士の科学的愛情」、あの酒鬼薔薇聖斗のバモイドオキ神のモチーフになったともいわれる「ディスコミュニケーション」、鬱漫画の代名詞「なるたる」などなど、とにかくサブカル野郎が垂涎しながら読みふける雑誌だったのは間違いない。
あの当時、まだネットとかで作品を発表できるわけでもない中で、悶々と一人で漫画を描いていたオレみたいな奴は確実にアフタヌーンの影響を多大に受けていると思う。
実際、オレが好きだと思う漫画家さんでかなりの人がこの四季賞、もしくはアフタヌーン出身なんじゃないかな。
かく言うオレも、漠然と漫画家を目指していた高校生の頃には、何度も四季賞に応募してた口でございます。
もう一つある。
それが、お礼絵の方で書いた「水のともだち カッパーマン」と言う漫画。
オレは、作者徳弘先生の前作「ジャングルの王者 ターちゃん」がとにかく大好きで、小学生当時ドラゴンボールの単行本は持ってなかったのに、ターちゃんとラッキーマンは全巻持ってると言うチョッと尖ったおっさん少年だった。
寄生獣と出会う前の話。
大好きな徳弘先生の新作と言う事で、喜んで購入したカッパーマンは、前半こそ普通のギャグマンガなんだけど、後半になるとターちゃんどころじゃない超絶シリアスな展開になってくる。
チョッとネタバレになるけど、実は宇宙からやってきた生命体だったラスボスと日本を守るために戦う妖怪たちと言う構図が、当時のオレからしたらまずめっちゃ衝撃的。
しかも、当時全盛だった環境問題に絡めて、人間の犯した罪の為に妖怪たちも苦しめられるけど、ラスボスの宇宙人も人間が行った環境汚染のために弱体化してしまう。
「ははは!何て星だ!」と宇宙人自体も人間に絶望し、河童の河太郎も「何やってんだよ!人間は!どこもかしこも汚しやがって!」と絶望する。
小学生自分にこの漫画の展開には相当に衝撃を受けた。
この人間の垂れ流した毒の為にラスボスが弱体化すると言う構図、人間と人間以外の生き物が共存していくと言う構図と言う意味では、寄生獣とカッパーマンはほぼほぼ同じだった。
で、この2つに多大な影響を受けたオレも、この構図で展開する物語を描きたかった。
それが「付喪神」。
寄生生物でも妖怪でもなく、オレは日本に古来からあるアニミズム信仰に絡めた神様と人間が、人間を断罪していくと言い話を作った。
環境問題をテーマにしなかった理由は2つある。
一つは、そこまで丸パクリはしないぞ!と言う無駄な矜持。
もう一つは、このブログで書いたことがあったかも知れないけど、オレが何より大切にしていたぬいぐるみ「たごさく」の存在。
「たごさく」の話は、またいずれどこかで書くと思うけど、実は「たごさく」を捨てようとした家族に対しての抗議の意味も込めていた。
実際に「付喪神」の公演を見た家族が考え方を改めてくれて、一度ゴミ捨て場に行った「たごさく」はオレの手元に戻ってきた。
結婚して実家を出るとき、もちろん「たごさく」は連れてきたし、今もオレのベッドの横に座っている。
作品によって人の心を変えることが出来ると言う事を経験させてくれたと言う意味でも「付喪神」と言う作品は、オレの中で実はかなり思い入れが深いんだよね。
ちょっと長くなってしまったけど、まぁ、そんな感じで、引き続き「ひとときの暗がり」の裏話も更新していくよ。
なので、もし良ければ、本編も見ていただけると何よりでございます。
では、また次回に。
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- 2023年7月2日 10:52 CAT :
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あたしが居なくても あなたが居なくても 誰一人困らない
毎週週末に更新すると嘯いて全然更新していない「極ニュースチョクホー」だけど、旅行帰ってからこっち、ずっと旅行の間の話を描こうとは画策してた。
ただ、1週間ほどすべてを放置して逃亡していたツケと言うか、バタバタしていたんだよ。
いや、そのこと自体はありがたい事で、文句など1ミクロンもない。当たり前と言うか、自業自得だ。
そんなこんなでやっと描けそうなので、パツイチ描いてみるか!と、実に古い表現で奮い立って描いてみた。
そしたら、まぁ、楽しいのなんの。
まず漫画描くのが楽しい。
そして沖縄でのことを思い出して楽しい。
気が付けば、半日夢中でお絵描きしてて、7本も4コマが完成していた。
せっかくなので、今日から来週の土曜日まで毎日更新で、この4コマを更新していこうと。まぁ、そんな感じですわ。
どうでも良いけど、こういう場合って割と半々に分かれると思う。
人の楽しい話聞いて幸せな気分になる人と、逆にムカついてしょうがなくて憎悪すら抱く人。
嫁は前者でオレは完全に後者。
これ更新していいものかともチョッと一瞬考えた・・・
ただ別に今更、フォロワーがどうのこうのとかで一喜一憂する歳でもないので、やりたいようにやる事にするよ。
あと、最近は以前と比べて、人の幸せとか楽しそうな話とかを見て、良かったねぇ~と思える時も出てきたからな。
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- 2023年6月6日 12:57 CAT :
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中央線に飛び込んだ聖者の最後の言葉
ついに土地購入に成功したおっさんです。
こんばんわ。
先日「土地権利書」なるものが送られてきて、いよいよ実感が湧いてきた。
なんか、この日本にオレの名前でオレが所有している土地があると言う事に、何となく、大人になったような気分になっている感じ。
そうなると次は当然、家を建てると言うステップに移行していく。
だって、土地って持っているだけが一番お金がかかるんだよ。
家を建てた方が土地自体にかかる税金とかお安くなるんだって。
そんな事も知らなかったし、そんな事を知っていると言う事でも、なんか大人になったような気がしている。
早速、建築メーカーさんとの打ち合わせも再開した。
「不動産売買であった怖い話」で出てきた「C工務店」のモデルになったところだよ。
(↑)この人たちのモデルになった皆さん。性格は、ほぼこの漫画の通りでめっちゃ良い人達。
当たり前なんだけど、今回購入できた土地は、以前揉めに揉めた土地と(坪数こそ同じくらいだけど)全然別の場所な訳で、そうなるともちろん形も変わってくる。
以前作ってもらってた間取り図とかも一旦破棄して、新しくこの土地に合うように作り直してもらう事になった。
それに対して「そんな事何にも気にしないでください。それより本当におめでとうございます!ゼロベースで今の土地にぴったりのいいおうちを作りましょう!」と言って貰ってしまった・・・いや、本当にありがたいです。
こんな素晴らしい会社さんもあるんだ!と、この事実を「A不動産」(のモデルになった不動産会社)の皆さんの目の玉にぐりぐり刷り込んでやりたい。
あ・・・あと、今回の土地売買を仲介してくれた不動産屋さんはめっちゃ良い人だった。
ちゃんと重要事項説明書を細かく説明してくれたし、前金や返金、違約金の事とかも納得いくまで説明してくれた。
「前金は別として、ちゃんと名義変更手続きが出来るようになるまで、お金の受け渡しは絶対しないでくださいね。やる事やってからでなければ、私もお金を貰う事は出来ませんので!」と。
当たり前・・・なのか?これ・・・?
変な同意書にサインさせて、名義変更前にお金振り込ませたりしないのか?
しかも、「え?検討するために、お金払わなくて良いんですか?」って聞いたら、「そんな事でお金貰うわけにはいきませんよ」って言われたし。
これも当たり前なのか・・・?
10万円って言われて、手持ち2万しかないって言われたら「じゃあ2万で良いです」って有り金を全額取ろうとしないのか?
・・・
・・・・・・・・・
「不動産屋 = 悪」と思ってはいけないらしい。
ちゃんと、丁寧に対応してくれる信用できる不動産屋さんもいると言う事ですよ。
取り合えず、「検討したい」と伝えたら「2万円払ってくれたら、1週間優先的に待ちます」と言ってくるような不動産屋さんには、「あ、じゃあ結構です」と言いましょうね。と言う事は勉強できたわ。
ちなみに、裁判はまだ継続中です。
この辺りの経緯とかもいずれ、漫画にしてやろうとは思ってる。
とかなんとか、ここまで書いてて今更なんだけど、ブログの方では、この土地売買の経緯とか色々を書いてなかった事に気が付いた・・・
ブログしか読んでないと言う奇特なお方は、もしヒマでヒマでやる事なさ過ぎて朝からずっとコロコロで陰毛探ししているような日がありましたら、ちらっとでも見ていただければ幸いでございます。
こんな事(↑)があったんだよ。と言う話をまとめた漫画を描いてたので。
この作中にも出てくる裁判がまだ終わってないって事なのよ。
まぁそんなこんなで、おうち建てる話の経緯も書いていきます。ハイ。
漫画にしても良いかなと思ったんだけど、めっちゃ親切な不動産屋さんと売主さんから、色々ありがたい配慮もしてもらって、特に何の問題もなく土地を買うことが出来たと言うだけの話が果たして面白いのか?と言う疑問がふつふつと湧いてきた訳で・・・
普通にブログでいんじゃね?と。
結局、創作活動の糧となるのは、感情の揺さぶりだと言う事でございます。
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- 2023年6月5日 12:16 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その8
前回までのあらすじ!
気が付けば、小説本編更新とこの裏話更新との間が随分と空いてしまっていた。
何度か書いている通り、一応ブログも小説も出来るだけ定期更新を心がけている関係で、ストックをいくつか作っている。
なので、実際に今書いているこの話がいつアップになってるのかを、書いているオレ自身がイマイチ把握できていない訳でございますよ。
そして、気が付けば、ほぼ1週間も空いてしまっていた・・・
これは良くないので、再開後は出来るだけ、本編を水曜日更新して、この裏話が木曜日アップ位で出来たらいいなぁ~とか、ぼんやり考えてる。
まぁそんなこんなで、(一応)今週(と言う名目で)もやっていきますのよぉおおお。
少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきます!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第13話「ティーンズライブフェスタ4」の話。
5話も引っ張った人生初めてのライブハウスの話も今回で終了。
正直この感じで良かったのか・・・と言う事については、結構直前まで悩んでた。
オレの記憶に忠実に書くのであれば、まぢで、この人生初めてのライブについては全く・・・本当に1ミクロンも記憶にない。あるのは、本編にもある通り、最後のインタビューを受けてた記憶と、口の臭さだけなんだよ。
ぶっちゃけ5話も引っ張った以上、捏造しても良かった。
と言うか、読んでくれている神様読者様のことを考えるのであれば、どう考えてもライブ中の描写は入れるべきだよ。
こんな肩透かしはダメだわ。
だから、直前まで本来の記憶のまま書くか、捏造するか悩んだ。
でも一応、この物語は99%ノンフィクションで行くと決めたので、最悪ここで読むの止められてもしょうがないと覚悟を決めてリアリティの方に全振りした次第でございます。
だって、本当に何にも覚えてないんだもん。
このライブに出たこと自体がオレの思い込みで、実は出てなかったんじゃねえのかと思うほど、記憶にない。
念のため、タクヤ(のモデルになった今やオレの会社の社員さんになった小汚いおっさん)に確認してみたけど、やっぱりこのライブには出演していた。
まぁ、(↑)こいつも内容については何にも覚えてなかったけど。
ただ記録は少しだけ残っている。
「森を抜けて」と言う曲をアップテンポでやった事、最後に「スーパーfinish」と言う15秒くらいの曲を演奏したことは間違いない。
いやはや。ライブなんて、そんなもんなんだよ。【あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その6】で書いた通り、ライブ本編を楽しむなんてなかなかできないものなんだよ。
結局、オレは今に至るまで、演劇の公演含めても、本番を楽しめたことはない。
それどころか、ちゃんと記憶している本番自体がめっちゃ数少ない。
かと言って、この「ひとときの暗がり」本編中でライブだの演劇公演だのの度に、毎回「気が付けば終わっていた」と言う描写をするつもりはないよ。チョッとネタバレにもなるけども。
そんなものは今回が最初で最後にしたい。
何話か引っ張った挙句、「本番は記憶にない」と言う反則のようなやり方はここ1回しかやらないです。
どう描写するかは具体的には書かないけれども、記憶にないってことにしてごまかすことはもうしない。
なので・・・こんなことを言うのは恐縮でございますが、これからもチラっとでも見ていただけると幸いでございます。
とか、こんな感じで言い訳タラタラしつつ、ここいらで一区切りしたことと、ストックがもうあと数話しかない危機的状況なので、チョッと書き溜めしてきます。
まぁ小説なので集中して書けば、漫画より執筆時間自体はかからないと思うので、2週間くらいで戻ってこれるかなと。
もしかしたら、1ヶ月くらいになるかも知れないけれども。
ただ、この続きもすでに数話出来上がってるし、最終話まで書いてやると言う熱量はある。
絶対戻ってくるので、いずれやってくるその日にまたお会いしましょう。
では、また次回に。
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- 2023年5月28日 12:37 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その7
前回までのあらすじ!
いや、先日「更新する」って書いたけど、正確には「更新する」じゃなくて「明日書く」って意味だったので、更新は今日になってるんですよぉ。
何度か描いたかもしれないけど、毎日更新をするために、数日分のストックを作っているわけで、自分でもこの記事が何日更新になるのか、あんまりちゃんと把握してない。
まぁ、そういう事だ。
その辺は大目に見てくださいな。
今週もやっていきますのよぉおおお。
少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきましょうか。
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第12話「ティーンズライブフェスタ4」の話。
今更だけど、「高校1年生」と言う章の「第12話目」で「ライブフェスタ4話目」ってどんだけ細かく刻んでんだとか、ふと思った。
まぁ、次回で一旦このライブフェスタシリーズも終わりなので。
「ひとときの暗がり」と言うお話自体が、お話の皮を被ったただの日記なので、この物語に本筋はない。
今はバンドのお話がメインになっちゃってるけど、自分の高校時代を振り返ってみると、どう考えてもメインストリートはバンドではなかったんだよね。
では、漫画だったのかと言うと、そうでもないし、演劇だったと言いきれもしない。
友達とばかやった事でもなければ、もう少し話が進んだらモリモリ出てくる女の話でもないと思う。
結局、主題なんてものは存在しなくて、色んな事をふらふらやりながら、自分と言う存在が何だったのかと言う事の確認作業を延々と繰り返す逡巡こそ、世間一般で言われる「青春」と言う奴なんだろう。
そして、オレは今、その超絶黒歴史となる「青春」を切り売りして、小説を書いていると言う事他ならないんだよ。
と思うと、途轍もなく恥ずかしい気がしてきた。
これ大丈夫か。
今はまだ良いとして、後半まぢで大丈夫か。
不安でいっぱいではあるけれども、書き始めた以上最後まで書きますよ。ええ。ええ。
そのくらいの矜持は持ち合わせているつもりなので。
取り合えず、人生初のライブハウス話もそろそろ佳境。
そして、局長たちの高校初めての夏休みも佳境を迎えていくのでありました。
とか言いながら、今書いている18話でも、まだ夏休み明けてなかったりするんだけどな。
ほんと、どのくらい続くんだろうね。このお話。
全然、思い通りに進まねえや。
まさに人生の如し!
では、また次回に。
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- 2023年5月19日 12:08 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その6
前回までのあらすじ!
そう言えば、このまま順当にいけば今回と前回と全く同じサムネになってしまうよね。
と言う事に、今気が付いた。
いかに考えなしで生きているかと言う事だよな。ほんとに・・・
まぁその辺は大目に見てくださいな。
今週もやっていきますのよぉおおお。
本編についての解説と言う名の蛇足でございます。
少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気でございます。
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頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第11話「ティーンズライブフェスタ3」の話。
先日、作画過程とか調子に乗ってアップしたこちらの絵が扉絵の第11話。
はい。ただの引き延ばしです。それ以上の何物でもないです。内容が無いようです。すみません。
とは言え、これは言わせてもらいたい!
その辺に存在しているバンドマンと比べると圧倒的に少ないとはいえ、一般人と比べると多少ライブでステージに立ったことはある。
「オレの場合は」と前置きした上でだけれども、ライブなんてやるもんじゃねえよ。楽しかないよ。
時間作って面倒くさい練習をして、本番直前にはもう本当にお腹がキリキリする位緊張して、ライブ本番中はなんかふわふわして良く分からなくて、終わってみたら「なんだったんだろうなぁ~」とボ~ッとなる。
ライブってそんなもんですよ。
じゃあなんで、バンドマンはライブをやるのか。
もちろん、自分の作った音楽を聴いてもらうためと言う話はある。
あるけど、だったらライブでなくても良くね。
作りこんだ音源を配布すればいいんだよ。
今の時代ならSNSで流せば、運次第ではそれはそれは沢山の人に自分の作った音楽を聴いてもらう事は出来るはず。
ぶっちゃけ、ライブなんて一発本番だし、音響設備のこともあって、どうせ作りこんだ部分まで聴いてもらう事なんかできないって。
一生懸命考えた歌詞だって、ライブでしっかり聞き取ってもらえるとは思ってないし。
じゃあ何のためにライブをするのか。
ライブをする理由って、終わった後の「あぁああああ!終わったあああああああ!!」って言う達成感だと思うんだ。
ただ、これはクセになる。まぢで「次のライブも頑張るぞ!」って思えるくらい。
ライブ本番が楽しかった記憶はオレにはない。
でも、皆で一つに向かって作り上げたものを色んな人の前で発表して、終わった後「ああああああ!おわったああああああ」ってなった瞬間のあの何とも言えない達成感は本当にクセになる。
そして、この達成感を味わうために絶対外せないものが、今回の話で書いた直前の緊張なんだよ。
何の緊張もなくダラダラとステージに立って、適当に演奏して帰って来たって何の達成感もない。
一つのライブイベントで何話かけてんだよ。と言う思いもあったんだけど、それでもあえて「緊張してますよぉ」で1話使ったのは(↑)のような理由からと言う事でございます。
とか、珍しくちゃんと裏話っぽい事を書いたので、今日のところはこの辺りで。
「ライブフェスタ」シリーズはあと2回ある予定。
では、また次回に。
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- 2023年5月18日 12:37 CAT :
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涙の奥にゆらぐほほえみは時の始めからの世界の約束
先程、「ひとときの暗がり」の11話の扉絵を描いた。
以前は、なんか調子に乗って作画工程とかアップしてたなぁ~とか思い出して、久々にそれをやってみようと思いついた。
まぁ、思いついたが吉日と言う言葉もありましてですな。
たまにはそんな事をやってみても良いじゃないか。
と言う事で、下書き、ペン入れ、べた、仕上げの4工程をそれぞれ保存してみた感じでございます。
不愉快な思いをしないで、お付き合いくださいな。いやなら、ごめんなさい。さようなら。
【下書き】
何か知らないけど、今回のシリーズ中は裸の女ばっかり描こうと決めたので、取り合えず裸の女をざっくりと描く。
構図に困った場合には、ネットで適当に画像を検索して、良さそうなのがあったらそれを見ながら描く。
見返してみるとチョッと手が長すぎた気もするけど、今更直すのも面倒なのでこのままアップするよ。この子は手足が長い子なんだよ。
色が青なのは、使ってるソフト「クリスタ」さんで、デフォルトの色だから。それ以上の意味はないです。
普段は鉛筆ツールで描くんだけど、今回なんか4コマ漫画「極ニュースチョクホー」を描いてたままになってて、うっかり4コマ用のミリペンになってた。
まぁ、その辺もあんまり気にしてないです。
【ペン入れ】
主線はGペンで、陰影とか質感とかは丸ペンで描いてる。
ペンタブ、液タブに慣れてなかった頃は、真っ直ぐな線が引けなくて、クリスタさんの手振れ補正のお力を借りてたけど、最近は使ってない。
なので、前より手書きっぽい手振れとか揺らぎが出るようになって、思ってるイメージに近いペン入れが出来るようになってきたと思う。
どうでも良いけど、筆圧はあまり高くないので、液タブの筆圧設定はかなり弱めに設定してる。
Gペンとか丸ペンの設定は、良く分からないのでクリスタさんのデフォルトの設定のままいじってないです。そこにこだわれるほどの画力でもないしね。
【墨ベタ】
今回は髪の毛くらいしか入れるとこなかった。
以前は、筆ペンツールで入れてたんだけど、想定以上に筆の線みたいなのがいっぱい入るようになったので、「G」の後半くらいから、ツヤべたは入り抜きを強めに設定した太めのペンでやるようになった。
一応、髪の毛の流れは下書き時に簡単につけてたので、それに合わせて描いていく感じ。
昔はキューティクルを意識して、しっかり塗りつぶしてたんだけど、最近は、太い髪の毛1本ずつ描いていくイメージで描いてる。
後はまぁ、全体見ながら線の数を部分的に増やしたり適当にバランスとってる感じか。
【仕上げ】
今回は背景らしい背景もないので、適当に線描いて地べたっぽくしてるだけ。
あと、せっかくなのでチョッとトーン処理も追加。このトーン処理のハードルの低さがクリスタ使ってる最大のメリットだよね。
何にも気にしないで適当につけていけるのは本当に良い感じ。
最後に背景の線書き過ぎたので、太めのアミカケペンの白色でザーッと消していくと、なんか良い感じになった。
そんなこんなで、所要時間多分20分くらい。
まぁ、色もついてないし、背景もない簡単なイラストなので、こんなもんかと。
今度、ちゃんと描いてる漫画原稿でも、これやりたいな。
人の作画方法とか、こだわってる部分とか見るの好きなんですよ。
たまには、オレだってそういうの描いても良いじゃないか。
良いじゃないか。
良いじゃないか。
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- 2023年5月7日 12:50 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その4
前回までのあらすじ!
気が付けば、更新から随分と時間が経ってしまってた。
いや、まぁ、ゴールデンウィークを遊び倒してしまいましたので、この体たらくでございます。
こういう時のために、ある程度ストックを作っておくってことも大切ですよね。
と言う事で、遅くなったけどやりますよ。
はい。もう、次回更新までの日数の方が短い感じになっておりますが、やりますよぉ。
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
こちらでございます。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
そんなこんなで、第9話「ティーンズライブフェスタ1」の話。
そもそも、この扉絵よ。
この時、めっちゃ眠くて、取り合えず水曜日中にアップだけはしなければ・・・と思ったら、扉絵書いてなくて、「なんか書かなきゃ」と寝ぼけながら書いたんだよ。
なんか書かなきゃと思った時一番に出てくるのは、やっぱりエロい絵ですよね。
無意識すぎて良く覚えてないけど、この前散々パイパンはどうなのよとか言いながら、オレも陰毛描いてないじゃないか。
いや、まぁこれは、あれだ。
陰毛描いちゃうと、18禁表現になってしまうからと言う配慮だ。多分。
まぁそれは良いとして、今回の話で、一番言いたいネタはやっぱり90年代のミュージックシーンですよね。
この時代を知っている人がもう結構少なくなってしまったけれども、とにかく、街中に音楽が流れていた時代だった。
そしてまだ「国民的アーティスト」と呼ばれる存在が多数いて、年間にミリオンセールスを記録するシングルCDが何十作も出てきていた。
特に衝撃的だったのが、作中でも書いた「GLAY」と「ラルク」の2バンドだったと思う。
オレは、中学生の頃に「Mステ」で初披露された「SOUL LOVE」と「誘惑」の衝撃が未だに忘れられない。
当時どんどん話題曲を発表して売れてきていた「GLAY」が、「HOWEVER」って曲で過去最高売り上げをたたき出し、その勢いに乗ってベストアルバム「REVIEW」を発売。このアルバムが当時日本のCDセールスの最高記録を出した。
そしてそれから半年後、満を持して、しかも2枚同時発売されたシングルがこの「soul love」と「誘惑」だった。
「Mステ」で初披露の時、まず「soul love」から演奏されたんだよ。で、めっちゃカッコよくてノリノリで、オレはテレビの前で「うおおおおおおすげぇえええ」って震えてた。
そしたら、そのあとボーカルのTERUが「大丈夫か?ついてこれているか?次はもっと激しいヤツいくぜぇ!!」みたいなMCをしたあと、例のメチャクソカッコいいドラムから「誘惑」が始まった時の、あの鳥肌の立ち具合よ。
この2曲は発売前の予約の段階で2枚とも100万枚を突破。途轍もない勢いで売れてた。
そのままの勢いで発売された「pure soul」ってアルバムが、もう尋常じゃなく良いアルバムで「GLAY」やばいってなってた。
と思ってた矢先に、もう一つのバンド「L’Arc〜en〜Ciel」が、確か、「pure soul」発売の翌月くらいに「HONEY」「花葬」「浸食」で史上初の3枚同時シングル発売。
また、これが3曲ともアホみたいに名曲で、「HONEY」「花葬」がそれぞれ売り上げで100万枚突破してたはず。
これが夏頃だったと思うんだけど、この後10月に更に「snow drop」「forbidden lover」の2枚同時シングル発売、翌年には「ark」と「ray」の史上初アルバム2枚同時発売までやってしまう。
その裏で、GLAYの「REVIEW」が火付け役となって、ベストアルバムブームが起こり、サザンや井上陽水のような大御所もベストアルバムを出し始める中、当時すでに連続シングルオリコン1位記録保持をしていたB’zが出したベストアルバム「Pleasure」が有り得ないセールスを記録、もう一つの対になるアルバム「Treasure」も売れに売れて、2枚合わせると大台の1000万枚と突破したはず。
こんな記録誰にも超えることできないと言われたのに、そのころ出てきた「宇多田ヒカル」の1枚目のアルバム「first love」が単独で700万枚以上売り上げて、いきなり日本トップになった。
宇多田ヒカルやべぇな!!ってなってたら、GLAYのリーダーTAKUROが宇多田ヒカルと共同でシングルを発売とか・・・とか、もうパニック状態だったよね。
こんな記録の話ばっかりしてるけど、他にも化け物みたいなバンドが次々とミリオンセールスを記録するし、小室哲哉がプロデュースする小室ファミリーは軒並みミリオン連発して年間販売数の上位を独占するし、つんくプロデュースのモー娘。を始めとしたハロプロが当時下火になってたアイドルアーティストを復権させて、とんでもない売れ方してた。
「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」が100万枚に迫る売り上げだったことを考えると、正常ではないって。まぢで。
こちらは、その曲でございます。
今聞いても、クレイジーだ。このあと、志村けんと「アイーン体操」みたいな曲も出してたような気もする・・・
さらに、インディーズではビジュアル系が台頭していて、オレの大好きな「Dir en grey」や「Janne Da Arc」をはじめ、「PIERROT」「FANATIC◇CRISIS」「Plastic Tree」「La’cryma Christi」「SHAZNA」、そして、全てを超越したビジュアル系の頂点ともいえる「MALICE MIZER」が存在してた。
その一方でメタルバンドとして「セックスマシンガンズ」が武道館をいっぱいにしたかと思えば、「JUDY AND MARY」がガーリーポップで東京ドームを満員にしてた。
ほんと90年代の邦楽はとんでもなかったんだよ。
毎月発売されるキラ星のような珠玉の音楽をお小遣いと相談してうんうん悩んでいた。どの新譜を買えば間違いないのか、どの曲はレンタルですますか・・・当時おっちゃんがMDを何枚持ってたと思ってんだよ。いや、もうMD自体が誰にも知られてないのか・・・
そんな時代に、自分たちもなんだか音楽でスポットライトを浴びたいと邪な事を考えていたどうしようもない奴らが「シータ」の面々であり、アホみたいに存在していた高校生バンドマンたちだったんだと思う。
なんか、今回は90年代のミュージックシーンの事実を羅列しただけになってしまったけど、まぁ、そういう事だ。
ただ、この話がおっちゃんの単なる懐古と言うか思い出補正なのか、その判断はオレにはつかないので、もし興味を持った20代以下の若い人がいたら、下記の動画でも見て、今のミュージックシーンと比べてみてほしいもんだ。
と言う事で、また次回に。
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- 2023年4月27日 12:04 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その3
前回までのあらすじ!
毎週1回これ書くのもなかなかどうなんだろうと言う気がしてきた・・・
いや、別にネタ切れで、これで回数稼ごうとかそういう事じゃないんだよ。
むしろ、これの方が手間なんだよ。ただ、少しでも「ひとときの暗がり」を読んでくれた方に対して、サービスしたいと言うか、もっと読んでもらえるようになりたいと言うか、長編の小説なんて絶対読まれなくなるだろうし少しでも繋ぎ止めたいと言うか・・・
まぁ、いいか。無駄な打算をしてるだけだ。いいじゃないか。
一応、リンク張っておこう(↑)。
こちらでございます。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
そんなこんなで、第8話「思いあぐねる」の話。
思春期と言うか、青春なんて逡巡の塊。
思いあぐねて当然なので、今回の話とかも、そりゃあ当たり前だろうと言うだけ。
じゃあ終わり!ともいかないので、チョッとだけ「寄生獣」と言う漫画についてかきます。ハイ。
まぁこの「寄生獣ショック」については、この後も「ひとときの暗がり」の至る所で書こうと思ってるから、置いておくとして、実際に、今でも日本漫画の最高峰と言うか、最高傑作だと思ってる。
個人的に漫画を評価する上で、勝手に考えている項目がある。
●物語が面白い
●テーマ性がある
●絵が素晴らしい
●キレイに完結している物語が面白いと言うのは、当たり前と言えば当たり前なんだけど、1本筋が通ってて、尚且つ伏線がきれいにちりばめられていて、何度読んでも新しい発見があるとかが理想的だと勝手に思ってる。
テーマ性は、まぁ、あるに越したことはないけど、最近はあまり気にしなくなったな。劇団主催してた頃とかは、他の人が描いてきた台本見て「テーマ性が薄いよぉ~!!」とダメ出ししてたけど。あの頃はほんと粋がっててすみませんでした。
絵が素晴らしいと言うは、漫画的画力が高いと言う事で、写実的な絵が描けるとかそういう話じゃあない。ある程度デフォルメしつつも、リアル感があって、ページ単位で見た時の読みやすさと演出の良さもここに入ってる。
最後が一番大切なんだけど、キレイに完結していること。漫画と言うか物語なんて、最後まできれいにまとまってなんぼだと思ってる。どれだけ設定が面白くても、部分的に面白くても、漫画作品としてはどうなのよ。と言う話ですよ。お前、「火の鳥 未来編」とかあの密度で単行本1巻だぞ。「デビルマン」とかあれだけ風呂敷広げまくって5巻で畳みきってるんだぞ。
いや別に国民的海賊漫画を非難するわけじゃあないけど、少年誌で20年以上も少年向けの漫画を描き続けるってどうなのよ。ちゃんと海賊して、宝物見つけて帰ってきて13巻でまとまってる「万祝」の方が漫画作品としての完成度は高くね?
いや、「ワンピース」大好きなんだけどね。特に、グランドライン以前は死ぬほど泣いたし。新世界までは単行本待ちわびてたし。まぁいいか。
取り合えず、この4つ全てにおいて完璧なのが、どう考えても「寄生獣」だと、高校生自分には確信していた。
今も、若干ぶれてはいるものの、それでもやっぱり最高峰だと思ってる。
チョッとネタバレするけど、今更この話題に興味持ってて「寄生獣」未読な奴なんかいないだろうから、気にしないで書く。
9巻辺りで、ミギーが後藤に取り込まれた時、当時オレは「おおお!?これどうなっていくんだ?!」と胸を躍らせた。
でも結局は、10巻であっさり後藤は、人間の垂れ流した毒によって倒される。所詮、寄生生物ごときが人間様には勝てないのだ。と言う、強烈なメッセージをもって物語は終わり。
この展開に痺れたんだよ。
これ、ジャンプ漫画だったら、新一vsミギーの構図になって第2部が始まる奴ですよ。
でも、それをやり始めると、途轍もなく強い存在のようでありつつも、実は矮小な存在だった寄生生物と人間様の対比がおざなりになってしまい、寄生獣と言う作品自体のテーマ性もぶれまくる。
だからこそ、10巻でミギーさえいない人間の新一が、寄生生物最強と言われた後藤を倒し、そして、最後自分の手で内臓を引き裂いて殺すと言う展開以上の終わり方はなかったんだと思う。
高校生の頃、死ぬほど見倒していた「BS漫画夜話」の「寄生獣」の回で、オタキング岡田斗司夫が、この話を取り上げていた。
曰く、実は作者(あるいは編集部)的には、人間vs寄生生物(ミギー含む)の展開を絶対考えていた。
作中でミギーが後藤を見て「素晴らしい」とつぶやくコマとか至る所で、その伏線がちりばめられている。
でも、作者はそれをやってしまうとデビルマンになる。しかも、自分の力量ではデビルマンになった時キレイに風呂敷をたためないと判断して、この展開にしたんだと言う話をしていた。
この話にも感動したもんだ。
おそらく岩明先生的にもそうだったんだと思う。
力量云々は置いておいても、これをやっちゃうと作品としての完成度が落ちるとは考えたはず。当時、掲載誌アフタヌーンでぶっちぎりの看板漫画だったわけで、続けていても絶対人気はあったし、単行本も売れただろう。でも、そんな目の前のお金よりも作品の完成度を優先した岩明先生に、キラキラが止まらなかった。
ほんと下手したら、「寄生獣」が「彼岸島」になってたところだよ。
よく分からなくなってきたけど、取り合えず「寄生獣」は面白いと言う事で。
今日はここまでだ!
それでは。
また次回。
3回で立ち消えになりませんように。
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- 2023年4月20日 17:20 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その2
前回までのあらすじ!
二日連続での前回までのあらすじ!
と言う事で、今週も何とか「ひとときの暗がり」更新できました。
なんか昼夜逆転とか色々やってたせいで、曜日の感覚が分からなくなってて、アップが木曜日になってしまったけれども・・・
まぁ、ご愛嬌と言う事で。
一応、リンク張っておこう(↑)。
こちらでございます。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
そんなこんなで、第7話「評決」の話。
今回の話は、とにかく強烈に覚えている。
本文でも書いた通り、まぢで正真正銘自分で作った物語を、初めて何らかの形で発表しようとした試みだから。
小学生のころからずっと物語を描いてきた。
でも、ちょっと前に少し触れた通り、家族から否定され、学校では嘲笑された結果、誰にも見せずに黙々と描くようになった。
それから10年くらい。
そんな状態で、人に審査してもらって、あまつさえ演劇にすると言う事は、人に演じてもらうって言うんだからそれはそれは緊張したよ。そりゃあそうだって。
結果については、お話の方で書いた通り。
ただ、チョッとこの前後で小説には書かなったんだけど、「水野先輩(のモデルになった人)」と「黒崎先輩(のモデルになった人)」が二人で漫画を描いてるって話をしてて、その輪に入りたくて「オレも漫画描いてるんですよ」と話しかけたことがあった。
その際、「すごい!せっかくだから、どんな絵を描いてるか見せて」と言われて、当時、絶賛執筆中だった「ランナウェイデイズ」の主人公「レビ」と「ライト」を渾身の力で書いた。
でも、そのあまりにもへっぽっこな画力に両先輩から「あぁ・・・・」と言うどうしたらいいのか分からない溜息のようなものが漏れ、そのあと「なるほどね・・・」と言われた。
それ以降、オレに漫画を描いてる的な話は一切振られなかった。
漫画好きで、単行本をたくさん持ってたので、そっち関係で「あの漫画知ってる?」的な話はされたけども・・・
絵には昔から絶望的にコンプレックスを抱えていたから、この件についてはそれでも諦めはついた。
「オレは絵は描けないけど物語は掛け値なしにおもしれえんだ!」と言い聞かせることで、崩れかけていた自尊心を保とうとしてたんだよ。
その上での「マリオネット」だった。
ただ、ここでオレは少しだけ逃げを選んだ。
当たり前と言えば当たり前だけど、大体いつであっても今、自分が描いている物語が自分の最新の感性であって、一番面白いと思ってる。
昔描いた漫画面白かったのに、今描いてるのクッソ詰まんねえな。と思いながら漫画描いてる人なんて多分いない。いても少ないと思う。少なくともオレは違う。
オレが高校1年生のころ描いてたのは「ランナウェイデイズ」って漫画で、もちろん、これが当時一番最新の自分の感性で、当たり前に一番面白いと思ってた。
なのに、なぜ、この一世一代の台本執筆にすでに数年前に完結した「マリオネット」を持ってきたか。
多分、否定された時に「まぁ、昔描いた物語だしな」と言う逃げ場所を用意するためだったんだと思ってる。
この当時、オレはそうやって「全力を出していない」と言う言い訳ができるような状況を常に作ることで、実は自分は何の才能もないうんこ野郎だと言う事に気づかないように努力してた。
今は、そんな言い訳はしないように心がけてる。
どんなことでも全力でぶち当たって「これが今の全力です」と素直に言えるようなった。
これが成長なのかどうかは分からない。
でも、社会に出ると、「全力出さずに、適当にやりましたので」と中途半端なものを出したとしても、「しっかり作品を作りこむことができないクソ野郎」であり「この程度の実力しかないのに言い訳ばっかりしてる鬼畜米英」と言う烙印を押されるだけなんだよね。
もちろん否定されればやっぱり一生懸命頑張った分へこみはする。
でも、何となく「全力を出してないからな」と言う逃げ道を作って雑なものを作ってた頃より、色んな事で成長は出来てるような気がしていたりもする。
漫画を描く時、適当で雑なネームではなくなった。
一生懸命原稿描いてる。
小説書く時も、何度も読み直して推敲して、納得した上で更新してる。
ブログでさえ、書く殴りはしてない。描き終わった後、チョッと時間を空けて読み直して、文章のつながりとか直してる。
誤字脱字は、どれだけ注意しても見落としてしまう星のもとに生まれてしまったので諦めているけども、それでも出来るだけ減らせるように努力してる。
あと、一生懸命やると多分、人生楽しくなるような気がする。
そう信じてる。
まぁいいや。
危うくまた3000文字とか書きそうになってたので、この辺でやめておこう。
1回で立ち消えにならなかったし。
それでは。
また次回。
2回で立ち消えになりませんように。
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- 2023年4月18日 10:38 CAT :
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今日くらいは新作短編描けました!って声高に宣言したい
まぁ、そんなこんなで唐突に降りてきた物語を描いた短編漫画が完成した。
ネーム出来上がってから、1ヶ月・・・色々忙しかったとはいえ、これはこれでかかりすぎな気がしないでもない。
それでも完成するもんだと。やり続けると。
こちら(↓)から読めるので、ぜひぜひ!
さぁクリックするんだ!
こんなへっぽこ漫画でも一生懸命書いてるんですよ。
ええ。ええ。
チョッとその辺りの話を。
もともと短編漫画として描きたいものって2パターンある。
ひとつはちゃんと展開が存在してる漫画としての短編漫画。「おもちゃはおもちゃ箱へ」「虐殺の恋文」「2人マイナス14年」辺りの感じ。
もうひとつはアングラ演劇な台本を元に漫画化した短編漫画。「夜誘う麦わら帽子」「君の死ぬ時間」「口頭無形」辺りの感じ。
読んでもらえると言うか、「良いね」って言ってもらえるは圧倒的に前者の方。
当たり前と言えば当たり前なんだけども。
それは分かってる。
でもどうしても、後者のような漫画が描きたくてしょうがなくなることがあるんだよ。
お仕事として漫画を描いてるんじゃない。オレは、気持ちいいオナニーとして漫画を描いてるんだ。しょうがないじゃないか。
そして、今回の「BirthDay Kill-RE」も完全に後者のパターンの漫画。
こんなに一生懸命描いても、きっとあんまりいい評価はもらえないんだろうな。と思いつつ、書いてた。
それでも描きたくてしょうがないので、ノリノリで描いてたし、別に後悔も何もないんだけど。
新都社様様やまんがおきば様様のお陰で、人に読んでもらえるという喜びも知ってしまったので、そっちの欲求もしっかり持ってるんですよ。特にここ最近。
でもなぁ、頭の中に浮かんできたイメージをどうしても形にしたいと言う欲求が勝ってしまう。
今回は、この承認欲求的なものは全部ぶん投げて、オナニーに全振り没頭したと思う。
さっきの2パターンのうち後者の方には、このどうしても形にしたいイメージが強烈にある場合が多い。
例えば、「口頭無形」のこのシーンとか・・・
例えば、「君の死ぬ時間」のこのシーンとか・・・
例えば、「夜誘う麦わら帽子」のこのシーンとか・・・
そして、今回の「BirthDay Kill-RE」で言えば、このシーンとか・・・
物語自体が、このシーンに引っ張られてしまって、破綻しかかってしまう事もよくあって、それを何とか保とうとすることに必死。
そのくらい、この辺りのシーンは強烈な力があると思う。
「口頭無形」ではこのシーンを描くために、地表に上がる方法が階段を上ると言う行為に変わった。
「君の死ぬ時間」ではこのシーンを描くために、近未来の世界だったものが超絶未来の世界に変わってしまった。
「夜誘う麦わら帽子」ではこのシーンを描くために、性欲と言う楽しみもない世界と言う設定を追加してしまった。
要はそう言う事なんだよ。
一応、短編の場合特に、全体の整合性を持たせることには気を配っていて、シーンとか展開についてもちゃんと意味があったりする。
でも、こういう強烈に描きたいシーンの場合、物語よりもそっちのシーンの方が強いから、そのせいで物語自体が破綻しそうになるんだよな。
とかなんとか、偉そうに語ってるけど、要は、頭の中にメッチャ描きたいイメージがあるってだけの話ですよ。
オレが超絶的に絵の才能があって、画家として絵を描いていたら、この1シーンだけを1年くらいかけて描いたりしたのかなぁ。
1枚の絵だけで、前後の壮大なストーリが見えてくるタイプの絵画を見るのも大好きで、確かにそういう事にも憧れたりもするんだけど、そんな画力はない。
そして、やっぱりオレは漫画を描きたい。
「BirthDay Kill-RE」が描き終わったので、ストップしてた「出来すぎた準備」の方の執筆を再開したいな。
こっちは、2パターンで言うと前者の方に入るものになるので、ちゃんと面白いはず。
また、そちらはそちらでよろしくお願いします。
あと、この前少し「ぬとらじ」でお話してた、過去の演劇台本を形にしたいと言う案も「モラトリアムよ永遠なれ」と言うタイトルでちょっとずつ準備してる。
もうひとつ、過去の楽曲をまとめた「場末の紙芝居屋さん」の方もちょっとずつ準備してる。
ただ、これ全部まんがおきばさんの方でアップしてしまうと、「サナダムシより細く長く」「漆黒の青空」「モラトリアムよ永遠なれ」「場末の紙芝居屋さん」で4つも更新になって、ほかの作家さんのご迷惑にならないかな。と、その辺気にはなってたりもする。
どこか別の場所でのアップも検討した方がいいのか・・・・
悩みは尽きないものですな。
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