「世界観」カテゴリーアーカイブ

2023年12月20日 17:56 CAT :

泡沫の泡にすがり沈み溺れる最後に見たまどろみにも似た風景

ダメだと思う時は

実は本当にダメな時ではなくて

ダメだと思いたいほど心が疲弊している時

心が疲弊していなければ大抵の事はダメだと思わない

心が疲弊し過ぎていても大抵の事はダメだと思わない

いつか誰かの言っていた言葉に耳を傾けることが出来れば

それだけで乗り切れる時もきっとある

夜になり暗くなる

時間の流れに抗いたいほど追い詰められた最後に出てくる

縋るものさえ持たないまま

最後に溢れ出てきた希望のようなもの

それはおそらく蜃気楼

もしくは洸中花

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2023年12月19日 9:49 CAT :

いつか見える終わりの風景を刻み込む余白を黒く塗りつぶす作業

嫌なものを見なくていいように目を潰した

何も見えない世界が広がる

ひと時の安堵が訪れた

しばらくすると、それまで見えていた嫌なものばかりが頭の中をぐるぐると回り始めた

もう何も見えないのでその嫌なものはいつまでも変わることない

回り続ける

回り続ける

回り続ける

回り続ける

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる

そして初めて目を潰してしまったことを後悔しました

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2023年12月10日 15:36 CAT :

足音だけがいつの時代も背後まで追いついている事を知る勇気など持てるはずもない

当たり前にできる事があった

当たり前にできるのだから、やり方を考えたことなんてなかった

ふと立ち返り、やり方を考え始める

冷静に考えると、それは当たり前にできるはずのない事だった

その事に気付いてしまったその日から、それは当たり前ではなくなった

そして、出来なくなってしまった

立ち止まり振り返る事で退化する事がある

何もできない

どうする事も出来ない

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2023年11月30日 8:41 CAT :

過去に追い立てられた先にある暗闇の中 射す一筋の光は見つからない

いつ死ぬか分からないから、悔いのない生き方を

と、強いられて生きている

死ぬことを考えなければ始められない事なんてきっと続きはしない

生きる事を考える

生きるために始められた事はきっと死ぬまで続けられる

死ぬ事は1度きり

今日を生きる事は死ぬまで延々と続く

死体を眺めて考える朝

今日も空は厚い雲に覆われている

雨はまだ降らない

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2023年11月29日 8:08 CAT :

幸せな夢は冷たい雨の降り注ぐ朝にだけ記憶に残る

夢を見た

幸せな夢だった

幸せな夢を見るほど 人生に絶望していたことに無理やり気づかされた朝

外には強い風は吹きすさび

冷たい雨が降り注ぐ

笑顔で横にいてくれた君がもうこの世には居ない事を再確認する

お庭へ行こう

君が眠っているお庭へ行こう

今でも君が育てているモクレンの木の下は今年も落ち葉でいっぱいになった

まるでそこに眠っている君の姿を隠すように

晴れ間はきっと虹を連れてくる

だけれども虹なんか見ても傷が癒える事はない

誰だって知っている

僕だって知っている

君はもう起き上がらない

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2015年1月22日 11:36 CAT :

屍を踏み 舞い踊る夜

夢を見た。

オレは、(なぜか)仕事で急遽出張に行かなければいけなくなった(しかも家族3人で)ために、明日泊まるホテルの予約を足る必要が出てきた。

急いで車に乗り込むオレ。

しかし、車の中には、すでにもう一人のオレが運転席に座っている。

しょうがなく、助手席に座り、車は出発した。

もう一人のオレが勝手気ままに運転するため、全然思い通りのところに行く事が出来ない。

オレに出来ることは、少しだけハンドルをいじる事だけ。

それも、触るたびにもう一人のオレに「勝手な事をするな!」と怒鳴られる。

いつまで経っても、思い通りのところへ行く事が出来ない。

結局、たどり着けないまま・・・

そして、予約も取れないまま・・・

気がつけば、目的のホテルではなく、怪しい中国人が経営する、トタン屋根のプレハブアジアンホテルに泊まることになってしまっていた。

(しかも、泊まった翌日になってた。)
朝食に、ホテルの食堂(と言う名の別のプレハブ小屋)に行くと、朝食は、豚足だけ。

しかし、なぜか、嫁と娘はメッチャ満足そうに豚足に貪りついている。

その豚足には、頭もなぜか飾り付けられていた。

その頭をよく見ると、もう一人のオレだった。

それを見たオレは、「良かった。

これでもう、車を自分で運転できる。」と思った。

・・・その辺りで、記憶は途切れちゃってる。

いやね。

もう少し後まで、覚えてたんだけど、朝起きてからこの記事を書くまでの間に忘れちゃったんだよ。

よくあるよね。

そう言うこと。

何ともシュールで、中二病臭い内容の夢だったので・・・

たまには、夢日記でもいかがでしょうか?

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2014年12月21日 23:50 CAT :

ゴミ屋敷の女王

少しばかりの気持ちを込めると、少しばかりの変化が起きる。

それをいつまでもいつまでも繰り返していくと、いつか、少しばかりの変化が積み重なって、大きな変化が起きるかもしれない。

でも、起きないかもしれない。

少しばかり気持ちを込める行為は、希望的観測の上で行うんじゃあなくて、ただ、現実に向かって淡々と行うが吉。

起きなくても良い。

起きればなお良い。

その位の心持で居ないと、気がつけば、潰れてしまっているかもしれない。

ひとつ言い事を聞きました。

ストレスとは、思いこみが引き起こすものである・・・と。

自分が不幸だと思う日があれば、それはきっと、「幸せとはこういうものだ」と言う思いこみがあり、その思い込みから、現状が外れているに過ぎない。

ズレは、ストレスとなる。

何が君のガラクタ。

何が君の宝物。

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2014年12月2日 19:54 CAT :

最後の一匹となったエレメントゥワカの嘆きは「あぁ~セックスしてぇ~」

仕事がお忙しいです。

お忙しくなると、やりたい事をやる元気が無くなります。

お仕事だけをやって終わる1日を過ごすようになります。

お仕事ばかりの日々に心が疲弊してきます。

何をやってるんだろうと言う気持ちになってきます。

帰りが遅くなるのも、当たり前のような心持ちになります。

何も考えず、ボーっとお仕事だけをこなすようになります。

ふと、コレじゃあダメだろう!と思いなおします。

繁忙期が終わります。

大体、こんな感じで仕事の繁忙期は過ぎていく。

ちなみに、今、6行目と7行目の間くらいにいる感じか・・・

先が長いような気がして、あっという間の様な気がするんだよね。

色々あるんだよ。

色々と。

何もないで過ごせるなら、それに越した事はないのだろうけれどもね。

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2014年12月1日 22:17 CAT :

1/2000

世界には、60億とも、もうじき70億とも言われる人類がいる。

世界には、200億以上の種類の、数え切れない命がある。

そのひとつひとつが、生まれいずる時より、死に行くまでに時間的隔たりがあり、何らかの物語がある。

でも、そのひとつひとつを全て把握する事は、多分、サムシンググレートでも出来ない。

認識できないけど、確実にある。

今、同じ場所で、同じ時間では無いけれども、確実にある。

そして、あった。

これも、実は、しばらくしたら忘れ去られる、2000分の1でしかない。

それでも、何かを思い、何かを考え、そして、それは確実にあった。

近い将来忘れてしまうだろう、少しだけの心持ち。

今年最後の1ヶ月の始まりと共に。

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2014年11月15日 22:23 CAT :

ほら目の前は紺碧の青い空だ 翼などないけど進め

時間と共に分かった事がある。

時間と共に分からなくなった事がある。

あの頃、どんなに考えても分からなかった事の答えを今は、簡単に出す事が出来る。

あの頃、当たり前に思っていた事が、今、どんなに考えても分からない。

成長すると言う事は、何がしかを手に入れる事だと思う。

でも、物事には限界と言うものがあり、限界を超えると、それ以上何かを入れるためには、何かを捨てなくてはいけない。

当たり前の事だったりする。

失ってしまったものは、今、手に入るモノより大切だったような気がする。

大事なものを捨ててしまったかもしれない。

でも、あの頃、それはどうしても、何を捨ててでも手に入れたいモノだったかもしれない。

オレは、とんでもないものを捨ててしまいました。

あなたの心です。

なぁ、クラリスよ。

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2014年10月6日 20:25 CAT :

ルーズ ザ ウェイ

人それぞれに思うことがある。

人それぞれに人生ってヤツもある。

幸せの形も、絶望の形も人それぞれ。

哀しい日々もあったけれども、今思えば、それは幸せな日々だった。

そんな事も、当たり前のように存在するこの世界。

さまようこの世界に
それでも歩くなら
いい方へ転がれ
please don’t lose the way
いい方へ転がれ
いい方へ転がれ
いい方へ転がれ
いい方へ転がれ
please don’t lose the way
言えることなど、それ位しかないらしい。

いつか、本当に思いの全てをぶつける事が出来るその日までは。

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2014年2月24日 22:51 CAT :

3653

少しだけ振り返ってみる
そこには忘れられない場所があって
今はもう残ってはいないらしい
その場所を通った人は沢山いて
ひとりひとり忘れられない場所がある
命を落とした人が居た
新たに生まれた人もいる
それは全て過去にある
思いだせる場所での出来事

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2014年1月17日 23:54 CAT :

誰かに望まれ生まれ来る命は儚いようで力強く

あの日から一年が過ぎた。

初めての事ばかりの毎日が一年過ぎた。

今日も初めての事ばかり起こった。

喜びと苛立ちと不安が起こった。

そんな毎日を過ごし続けながらふと思う事は、いつから、変化のない毎日に憧れるようになったのか…と言う事。

ただ、初めての事ばかりが起こる事は、実は、そんなに不快ではないらしく、そこには、これまでにない充実があった。

負担がいつの間にか見えなくなっていった。

ような気がする。

多分。

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2014年1月8日 23:12 CAT :

別な道選んでたならもっと幸せだったろうに

世界は、絶望に溢れている。

悲しみに溢れている。

でも、少しだけ目線を上げて見ると、それでいても、幸せと言える事柄が自分の周りには数数え切れぬほどにある。

過去と比べ、誰かと比べ、未来と比べ、不運だけではなく、幸せもまた、多様に存在している。

人は幸せになる為に生きているのだと誰かが言った。

人は幸せに気づくために生きているのだと別の誰かが言った。

「ジョジョの奇妙な冒険」の第一巻冒頭部分にはフレデリック=ラングブリッジの「不滅の唄」が記載されている。

2人の囚人が鉄格子から外を見た。

1人は泥を見た。

1人は星を見た。

元来の話。

人は、不幸なのか、幸せなのか。

ただ個人の心持を超越した一つのお話。

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2013年1月5日 0:23 CAT :

絶望その1

やあみんな。

なんか知らんけど、親族、知人友人、職場などなどいろんな人から、心配やら祝福やらいただいておりますが、まだだからな。

と言う事で、今日のところは、そのありがたい気持ちを歪にねじ曲げて、ポエミィーに最近書いた詩をひとつ、皆様にお送りいたしましょう。

とっても、ポップでハピネスな歌だから、きっと皆様も感情移入しやすいと思うよ。

ちなみに、こいつは、多分、次回作「王道軽傷」に収録予定の曲の歌詞でもあったりする奴だ!!
【絶望 その1】
殺したくて
殺されたいのです
年に一度や二度
ちょうどこの季節になると
少々の悪意と共にヒラヒラと舞う少女のスカートの裾の様に思い馳せるのです
人を傷つけることだけが本当に生きていく術なのでしょうか
すべからく全ての人間は
画一的にすべからく憎しみだけで繋がります
いくばくかの幸せはありもしましょうが
逃げ果せるはずもない悲しみは
どうしようもなく強大で殲滅的でした
降り注ぐ雨は
しず心なく茅の屋根を打ち
まるで掴まれた心の臓のようです
いつ止まるやも分からずに
そうやって、今だけは、嘲笑に似た笑みもこぼれました
振り下ろした小さなナタは
幼子の戯れる公園にあるポプラの木を傷つけるには十分で
どうする訳でもなく朽ちていきました
「さようなら」
言うことでどうなる訳でもないわけで
言わなかったからどうなる訳でもありません。

ただ、もう動くことのないあなたの見開いた目を見るにつれて
ようやっと理解いたしました
これが絶望と呼ばれる感情なのですね

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2012年1月9日 23:09 CAT :

150円で命を救うエゴイストの時間

いつか、本当に悲しいということが分かる日には
一日中、誰かのために涙を流すこともできるようになるでしょう
いつか、本当に幸せというものがわかる日には
一日中、誰かを思い笑うこともできるようになるでしょう
今はただ
深く沈み込んでいく
深く
深く
その日を迎えた暁には、
当たり前のように大切な何かを幾分に失っている事でしょうから。

でも、
そうでなければ、
きっと本当の意味は分かりはしないのですよ。

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2011年4月13日 22:19 CAT :

アルミの人形次第顛末の序章

心の蔵をただ鷲掴まれたような心持の中にいたようです。

「何が、あなたになど分かるか」などと毒づきつつも
裏腹で、あなたに分かってもらいたいと言う
何とも拙い心情などにじませておりました。

孤高で居るべく事など理想でもなんでもない。

ただ、おそれ、逃げ回る中で、そうやって気がつけば孤独な毎日のみを送っていたのみです。

気がつく事ができれば
少々は幸せになれるものを
いつとも無く、変わるとも無く
ただただ漂うばかりの時間は
ただ命を磨耗するだけでありました。

夜に死に、朝に生きる男は
太陽と同じ数の死を繰り返し、そうやって死ぬ事を忘れていきました。

時間がきたようです。

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2011年2月4日 23:47 CAT :

あまつさえ死ぬ事など出来やしないのです

直下、顔を覗き込むと、それは高さ50mはあるだろうか。

横にいたあなたは、何躊躇うでもなくそのまま飛び降りていった。

50m下には、地面なんてありやしなくて、ただただ、ぽっかりと穴が開いている。

穴の周りには、少しどす黒い金色のような黄土が、ぬめぬめと覆いつくしている。

きっと嫌な所だ。

飛び降りたあなたは、その穴の中から、なんとも深いそうに、左手だけを突き出し、そうやって、少しずつ沈んでいった。

まるで、沼のような情景。

ぽっかりと開いた穴は、ただ、誘う。

誘われるがままに、次々とあなたたちは飛び降りていく。

直下50m。

誰も死にはしない。

喜びもしない。

不意に、悲しみに包まれる。

穴の中の事をなぜか、知っていた。

それは、情景を頭の中で回想するわけではなく、感覚を全身が覚えているような知っている。

さようならと呟いてみよう。

そうすれば、きっともう全てが終わる。

・・・そんな夢を見た。

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2010年2月15日 5:56 CAT :

序兆の時間

何気ない小さな幸せを大切にして、何気ない小さな悲しみを忘れてしまえば、それで何だか生きていける。

時々大きな悲しみがやってきて、その時はどうしようもなくなってしまうけれども、それでも何だか生きていける。

晴れた冬の夜には、空気が綺麗なので、星ばかり眺めている。

星座なんか分からない位にしか星はもうないけれども、星ばかり眺めている。

雨音を聞くと眠れなくなる。

だけど、あなたの声を聞くと静かに眠られるみたい。

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2009年12月6日 3:28 CAT :

語り部の死に絶えた寓話

いつか死ぬ。

と言われたある日は
限りある命や
限りある時間を大切に思い
その日一日を生きていくだろう。

明日死ぬ。

と宣告されたその日は
キッと何もできないままに死んで行くだろう。

人間は不確定要素が無ければ生きていけない。

そんな事は分かっているのに
不確定要素が恐ろしい・・・

そんな毎日の積み重ねが人生なのだそうです。

静かに眠りに付くネムの木は曰く・・・

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2009年9月30日 15:24 CAT :

ただ巧言乱徳はとある雨夜に起こる盛者必衰の理

しずしずと泣く雨は
心の中の心臓を鷲掴みにしたまま
ただ 締め付けています
ただ 締め付けるのです
そこに ほんの少しの感情でも入ろうものなら
きっと こんなにも誰かを憎む必要などなかったでしょう
そう思うと
しずしずと泣く雨が憎くてしようがないのです
夕闇の中には
誰もいないままのようです

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2009年8月1日 12:30 CAT :

喜びと悲しみが無くなってしまう事は
それはそれは
悲しいだろうけれども
悲しみを持ち合わせてなどいないので
もう何も分からないままでした
かと言って
ニコニコとも出来やしないのですが・・・

例えそれが
ある日の夢の中であっても
あなたにとっては同じ事なのでしょうね。

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2009年5月13日 22:56 CAT :

行きずりの悲しみをややう時間

口に出せば減ることがある
口に出さなければ分からないこともある
分かりたくて
口に出したせいで減ってしまうことだってある
減ると分かっていても
口に出さずにはいられないこともある
そうやって
溜り続けないまま
世界は続いていく
気が付けば成り立っていた時間・・・

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2009年3月18日 10:33 CAT :

加齢臭地獄へ突入

嫁の好きなモクレンを庭に植える。

そうしてもう少ししたら、キッと庭はモクレンの花びらでいっぱいになる。

雨が降る前に、その花びらの上でゴロゴロすれば、オレの匂いも嫁の大好きなモクレンになれるだろうかね?

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2008年11月28日 22:07 CAT :

告別のたわものを愛でる

悲しみの幻想は揺さぶるのです
悲喜こもごもの
ありとあらゆるサーカス団
ただ静かに集まりそして消えてゆくのです
いつか思い出した情景は
沈み行くままに流れ
それはただ何事も無かったかのように思い出されるのです

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2008年8月21日 20:13 CAT :

悲しい夢は笑みこぼれるその日常より来る

もし
何の前触れも無く
明日を垣間見たとしたら
あなたは
それでも
精一杯の命を振り絞り
今日を生きる事が出来るのでしょうか
夢を見ました
悲しい夢でした
1人ではありません
生き歳行けるその全てが悲しいのです
秋の始まりは
そうして訪れました
それは雲を見なくとも
感覚が理解してくれました

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2008年7月30日 2:36 CAT :

夏日

手はつなぐ為にあるのだと言う偽善者へ
ならば
指は
別れる必要はなかった
いつしか
空は晴れ渡り
雲ひとつ無く
澄み渡る
淀みなく
慎ましやかに
ただ歩む事が出来るのならば
一体誰が途方にくれて悲しむ事があっただろうか
夏とは
そう言った類の季節です

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2008年4月20日 3:31 CAT :

沈み行く果て

闇がある事を忘れてはいけない
光があるのは闇があるから
光るだけの世界では
きっと
何が光り輝いているのか
誰も知る由もない
月並みで
そむけてはいけない理
光り輝けない深淵の闇より記す

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2008年3月30日 4:11 CAT :

ネムレディアフェンスの歩く街並み

歩く事で足跡が残り、靴の底は幾ばくか無くなる
生きる事で記憶に残り、灯火は幾ばくか小さくなる
何かを残すためには
何かを無くさなければいけない事が
この自然の摂理であるのならば
何も残さない誰かは
何を無くす必要があるのだろうか
搾取はいつまでも続き
気が付けば
ただ
その存在だけが消えていく

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2008年3月23日 22:20 CAT :

冒頭に告ぐ

寄る辺ないまま彷徨います
そのまま沈んでいくのも
どこともなく這い上がるも
実のところ
それは自由であると言うことも知っているはずです
それでも
ただひとつの指標のあるがために
寄る辺ないまま彷徨います
行き着く先すら見えないままに
それは水で出来た
雨の夜の物語

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2008年3月2日 4:24 CAT :

瞳を閉じた淡い青

眠りにつく夜は
いつか自分が死んだ時のことを考えます
目覚める朝に
それでもなお自分の命が続いていたのなら
まずはそれを喜び合いましょう
手を取り合って喜び合いましょう
なぜなら
誰も未来など分かるはずがないのです
それは誰においても平等なのでした

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2008年2月20日 3:16 CAT :

悲しみの連鎖は思い出の彼方より

悲しみ・夕暮れ 誰かがつぶやいた
星空・波の音 うつむき加減につぶやいた
暗がり・波の音 誰かがつぶやいた
よく似た子どもが互いを突き刺したまま
もう悲しみには耐えられない
人に悲しみに触れ続ける事でしか
自分を癒す方法を知らなかったのです

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2008年2月13日 3:26 CAT :

みるきーぶらいと

いやな事、つらい事、悲しい事の方が多い人生のようです
だから幸せな事ばかり頭の中をよぎるのかも知れません
でも結局は、いやな事、つらい事、悲しい事が人生の中心にあって
気が付けば、そんな話ばかりが好きになりました
それでも、幸せはあります
少しだけ
とっても大切な・・・

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2007年12月25日 12:31 CAT :

つなぎの言葉

気が付けばひとり
気が付かなければ幸福
そうやって続いた時間は
夕闇が沈み込むがごとく
終える瞬間にだけ赤みをおびる
それはまるで泣きじゃくる子どもの頬のよう
それはまるでつねられた痛みに耐えるかのよう
登りゆくその時まで

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