- 2012年1月11日 21:39 CAT :
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マイノリティーのススメ~セカンドバージン~
「東京事変」が解散だそうで。
そこまで、興味はなかったんだけれども、それにしてもちょっと残念ではある。
アホみたいに高い演奏力は、本物だったと思ふ。
ちょっと、椎名林檎さんの曲が、高度すぎてオレには良さがさっぱりわからなかっただけだ。
多分な。
さてさて。
上にちょっと関係するような、しないような話。
世の中には「○○。
オレは好きなんだけど、ちょっと一般受けはしないよな。」とおっしゃる奴が結構いる。
オレも、その一人なんだけれども。
ふと思う。
じゃあ、お前はなんなんだよ。
と。
「オレには有りだけど、世間一般の人にはなし」と言うことは、つまり、自分は世間一般とは少し違う感覚なり、センスを持っていると言うことなんだろうか。
と言うか、そのニュアンス以外で、オレは理解できない。
要するに、回りくどい自慢だ。
では、そんなこと言う奴は、果たして、本当に世間一般と比べて、違うセンスを持っているのか。
と、考えれば、多分そんな事はない。
なぜなら、その「○○」は、高い確率で、何らかのメディアで取り上げられたりして、そいつの知るところとなっているから。
内容が多少マニアックであろうとも、それを良しとする人がいて、それを多くの人に知ってもらいたくて、紹介した過程が必ずあるはず。
つまり、その紹介者と似通ったセンスであっても、それが必ずしも、世間一般とかけ離れてはいない。
むしろ、お前なんぼのもんじゃい。
と言いたいわけだ。
言っちゃったけど。
それを言ってもいいのは、誰かが紹介したものではなく、自らが作り出したものを世界一愛し、そして、それでいて、誰からも理解されない天才だけだ。
自分で書いた曲ばかり日常的に聴き続け、自分で描いたマンガを読み、自分で書いた小説に涙を流し、自分で書いた台本で演劇をつくる。
人の作品の批評は、常に、自分の作品との対比から始まる。
そして、その作品は、自分以外の誰の心も動かさない。
そんな人生を子どもの頃から歩んできて、はじめて「オレは好きだけど、一般受けはしないよな。
オレの書いた物語みたいに」と、言えるわけだ。
例えば、オレみたいにな。
自分で自分のことを天才とか言ってしまう。
他に誰も相手にしてくれないから。
でも、オレは、自分の作ったものが世界一凄いと思っているわけで、日和ることなく、これからも色々な創作活動などしていきましょうね。
新時代の自慢ですよ。
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