- 2009年6月22日 23:17 CAT :
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オサレな表紙の名著群を殴り込む
先日話しててふと思った。
「オナニー遍歴」って、去年の作品なんだ・・・
もう何か過去の遺物で、「あ~あの頃はこんなノリの曲もやってたなぁ~」と、懐かしく思えてしまってたけれども、実は2008年の作品だったみたい。
とは言えども、「オナニー遍歴」の後、「よさ恋祭り」「子守られの唄」「有江不尾 雄眞のレポート」「全身バター力士せまい部屋閉じ込め地獄」を作ってるわけだから、十分に過去の遺物でいいとも思う。
とマァ、それだけの話です。
最近テレビで、やけに「太宰治」の特集をしてるな(特にNHKで)と思ってたら、今年は「太宰治」生誕100周年だそうで・・・それでこれ見よがしに、特集が組まれていたみたい。
で、その特集をダラダラと見ていたら、「太宰治これ如何に・・・!!」な気分になってきた。
正直、近代文学など江戸川乱歩と寺山修司位しか(寺山修司は現代文学に入るのか?)読んだ事が無い。
坂口安吾も少しだけ撫でた事があるけど・・・太宰と言えば、どちらかと言えば「名著」を書く人で、その作品が教科書に載ってる系のオレが毛嫌いする作家さんの端くれだと思ってた。
・・・はずなのに、その生き方や作風など見ているうちに、そこが実にアングラな世界観に満ち満ちている事を知った。
彼、太宰は夏目漱石とは違う。
だんだん興味が沸いてきた。
そう言えば、嫁が大学の頃に「太宰治」の研究をしていて、随分と熱く語っていた事を思い出した。
その流れで、この話を持ちかけてみた所、案の定に熱く良さを語ってくれたので、それを最後の一押しに、本屋へ行って嫁のオススメの「人間失格」と「津軽」を買ってきた。
(ついでに、個人的に読み直したかった芥川の「羅生門」も。
)
果たして読みきれるかは疑問だけれども、たまにはこう言う本を読むのもいいかも知れない。と思う。
今日この頃。
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