2008年3月6日 22:34 CAT :
       

オナニストの共演を踏みしめる

やっとこさ完成だ。

フルアルバムを作りたいと言うどうしようもない衝動に駆り立てられてから約半年。

ついに完成した。

タイトルは「オナニー遍歴」です。

(↓)
オナニー遍歴

と言う事で、恒例(?)の痛い自己満足楽曲解説行きます。

ちょっと長いけど・・・


1. 孔明。

その生命の果て.1
⇒仁美・mineのサードアルバム「永遠の向こうにある果て」収録の「果て.1」のセルフカバー版。

と言うか、気に食わなくて作り直した版。

よっぽどオリジナルよりいい感じに仕上がってるかと・・・まぁ、オリジナル版が出回ってるのかと言うと、そういう話でもないわけだけど。

2. 中央悲劇閲覧センター
⇒今回の楽曲で一番最初に書き下ろした曲。

当時、THE BACK HORNにはまっていて、そんなノリの曲を作れないかなぁ~とかぼんやりイメージしながら書いたんだけど、編曲していく過程でそんな淡いイメージは一瞬で吹き飛んでしまった。

語りの所が何だか楽しかった。

3. アリスとテレスのレモンソーダー風カルピス原液
⇒仁美・mineのファーストアルバム「ウミィ・マミィ」収録の「アリスとテレスのアイスクリーム」のセルフカバー。

実のところ、バンド形態から今の形態へ移行する時に、どんな感じで出来るのか試してみただけのヤツなもんで、編曲とかも甘いけど、そこはそれ。

面白いからそのまま収録だ。

4. るりゑ
⇒歌詞としては、今回の中でも特に気に入ってるんだけど、曲の方がどうしても黒夢の「マリア」臭いのしか浮かんでこなかった。

んで、結局そのまま「マリア」の劣化コピーなノリで作曲・編曲をしちゃった。

いい曲だとは思うんだけど、オリジナリティーという面ではいかがなもんだろ・・・

5. アンチスーサイダー戦場へ赴く
⇒今回の曲の中でも、出来た時から特にお気に入りだった内のひとつ。

完成したものを聞いても、ものすごい大満足。

この位のオリジナリティーとかを常に作れたら心底満足なんだけどなぁ~。

と言いつつ、曲中で使ってるつぶやきは「アンパンマンの歌」だけど。

それぞれの楽器が別のリズムを取りながら、公倍数の時に合わせるってのが、かなり大変だったけど、それが素敵にキチガイ。

イヤ~名曲だ。

6. ひとときの暗がり
⇒何度編曲してもいい感じにならなかったので、最終手段として、メインにピアノを持ってきた。

ちゃんとした楽曲のメインとしてのピアノなど、Θの頃以来で、相変わらず、若干不協和音気味だけど、とっても美しい曲に仕上がった。

ん?矛盾してるって?気にしない気にしない~歌詞を後で読み直したら、泣きたくなった。

何だか、悲しいなぁ。

もう。

7. カニバリズム・マゾヒスト
⇒「アンチスーサイダー」と共に出来た時からお気に入りだった曲。

と言うか、いい曲になりそうな気がしてたんだ。

その予感も何だか当たって、今回の14曲中オレとしては1番のお気に入りな曲。

途中ボーカルのエフェクトに、あえてギターのディストーションを使ってみた。

ロバート・フィリップのオマージュと言う事で。

大満足の傑作だ。

「Don’t 永眠ファラオ」に匹敵すると思ってる。

8. ニャミ子の心 ~うにんの心(地獄と言うよりは高い高い)
⇒「アリスとテレスの~」と同じく、仁美・mineのファーストアルバム「ウミィ・マミィ」収録の「波子の心」のセルフカバー。

作られた経緯も同じなんだけど、こっちの方は編曲とかもほとんど原曲のまま。

新しい編曲を考える前に、「ウミィ・マミィ」を作った頃、、難しすぎて弾けなかったギターパートをちゃんと完成させたかったんだ。

出来たかどうかは置いといて。

9. 雲は流れ 人は殺され 川は流れ
⇒歌詞の元ネタは高校の頃に書いた脚本「昨日と今日の相対性」。

それを、新しく作り直して歌詞に直した。

曲は、プログレなのを作りたかったんだけど、最初の頃はオーケンソロの名曲「恋人よ逃げよう。

世界は壊れたおもちゃだから」にそっくりとよく言われた。

この曲に関してオレは、パクリでもなく別物だと思ってるけど。

間奏部分は「クリムゾンタイム」と呼ばれている。

10.昇華~Sublimation~
⇒オレが中学3年生の時(今から10年以上前?)に人生で初めて作った曲。

しかも、その時のライブでは没になって演奏されなかったと言う、当時のΘ(れべむ?)メンバーしか知らないような曲をこの度あえて作り直してみた。

何も考えないで作っただけあって、編曲が異常に大変だった。

出来上がったのを聞いてみて「まぁ、こんなもんかなぁ~」と言うのが正直な感想。

歌詞も、いじらないでそのままにして置いたけど、何が言いたかったんだろう?当時のオレは・・・

11.おいちゃんからのラブレター
⇒ほぼ即興で作った(というか書きなぐった曲)。

しかも、一発撮り。

明らかに浮いてるけど、まぁ、コレはコレで良しと言う事で。

物凄く不謹慎な事を明るい曲調でニコニコ歌いたかったんだって。

タイトルの「おいちゃん」は筋肉少女帯のポップス担当(って勝手にオレが思ってる)おいちゃんこと本城さんの事。

レコーディング中「おいちゃんはこんな事言わんって」って言われた。

確かに・・・

12.GGGX
⇒今回あんまりギターの暴れる曲がなかったもので、ギターをめちゃめちゃかき鳴らす曲をと言う気持ちと、「X」みたいな曲をやりたいと言う無謀な気持ちから出来上がった曲。

前者はともかく、後者は出来るはずもなく劣化コピーにすら遠く及ばないお粗末な出来。

と言うか、メタルな曲はおれにゃあ無理だ。

GGGとは、スリージーと読んで、もちろん「ガッツィー・ジオイド・ガード」の略。

13.アンコールワット~敬愛なる日野日出志に捧ぐ~
⇒プノンペンはアンコールワットのあるカンボジアの首都の事です。

それを分かってる事、前提で作った曲。

ココで「time gose by」を使ったら、その週にNHKの「SONGS」って番組で、ELTが「time gose by」歌ってた。

やっぱり、変な歌い方だけど、この曲はホントに名曲。

こんな所でネタにして良かったんだろうか・・・

14.白い世界
⇒最後はこの曲と、かなり早い段階から決めてた。

あまりにもいい曲過ぎて持て余してる歌が3つあって、その中のひとつです。

メロディーラインが素晴らしくキレイ。

ある意味、オレの作りたい曲の形の究極系なんだけど、やっぱり、曲を生かしきれる編曲が出来なかった。

いつかまた、完全に満足の出来る形で作り直したい・・・生まれて初めてボーカルとして音程に気を配った。

オレは頑張ってもこんなもの。

総評としては、物凄いお気に入り。

自分で言うのもなんだけど、14曲も入ってて捨て曲など1曲もない。

全部自信作ばかりだ。

特にM5.「アンチスーサイダー」⇒M6.「ひとときの暗がり」⇒M7.「カニバリズム・マゾヒスト」のコンボなんて何度聞いても鳥肌もの。

また、いろんな人にゼヒゼヒ聞いてもらいたいな~
イヤホンとに。

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