2008年4月19日 4:20 CAT :
       

恋愛無常日本の場合

嫁と付き合い始めの頃。

3年位前か?あまりの嬉しさに調子に乗って「愛とは如何に?!」見たいな事をツラツラと書いてた。

でも・・・

今になってはっきり分かった事がある。

オレは「愛」と言う感情についてよく分からない。

と言うか、「愛」について歌った歌に全く共感できない。

くどいほどご都合主義の恋愛ドラマに感情移入できない。

北斗の拳を読んでも愛を理解できない。

無想転生を習得できそうにない。

ただひとつ。

確実なのは、嫁の存在を何よりも大切に思うし、尊敬してる。

でも、それはきっと世にはばかってる「愛」や「恋」じゃあない。

だって、全く共感できないんだから。

で、面白い話がひとつある。

日本に今の「愛」と言う概念が生まれたのは実は明治以降。

「愛」と言う概念など、それまでの日本には存在しなかった。

だから「LOVE」と言う言葉が日本に入ってきた時、当時の多くの学者はこの言葉に当たる日本語を必死で探したらしい。

そして、最終的に「御大切」と言う訳をつけたとか・・・。

そもそも古来の日本では「愛」と言えば、家族に対する慈しむ気持ちとか、助け合う気持ちとか、主君や部下がそれぞれに対して思う気持ちを指す。

(だったような気が・・・)男女の仲での愛なら「ご寵愛」みたいに、今の言い方なら「やりまくる」と言う意味しかなかった(ような気が・・・)。

「やりまくる」事が「愛」だと言われれば、それまでだけれども、オレが嫁に対して持っている感情とは、やっぱり若干違う。

どちらかと言えば「御大切」の方がしっくりくるような・・・

結局のところ、純日本人のオレはこの場合の「愛」などと言う感情を持ち合わせてはいないみたい。

ラオウより持ち合わせていないと思う。

男と女の関係は、それぞれの文化によって様々。

西洋的な「愛」と言う関係を、日本の文化に当てはめようとしても、やっぱり無理がある。

理解できてる日本人がいるなら、そいつは子どもの頃から西洋文化に浸り続けた「日本人の感覚」をなくしたヤツだ。

または、日本人じゃない。

きっと、本当の「愛」って感情なんか、日本人には理解出来てないはずだ。

でも、オレは「御大切」ならすっごくよく分かる。

それは、きっと白野郎にも黒野郎にもシナチクにも理解できないステキな感情。

どうもオレは何にしても日本的表現が好きなようです。

この記事を見てみる  ⇒

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA