- 2023年10月14日 12:57 CAT :
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心を焦がす素敵な歌はきっと世界を救うためのものさ
俗にいう鬱映画と言うものがなぜか好き。
鬱映画の代名詞とも言える「ファニーゲーム」も「ミスト」も大好物。
邦画で鬱映画と言えば真っ先に名前が上がるだろう「冷たい熱帯魚」なんて、どれだけ見返したことか。
「誰も知らない」とかなんて、元ネタになる事件の方を自分の漫画に取り入れてしまってる。
そんな感じなんだけど、それでも、実はまだ見たことがない・・・と言うと正確じゃないな、最後まで見ることが出来なかった鬱映画がある。
それが「子宮に沈める」と言う映画。
はい。こちらの作品ですね。
これだけは、どうしても最後まで見られなかった。
何度か挑戦したんだけど、どうしても辛すぎて最後まで見られない。見てられない。
胸がキュ~って締め付けられる。
こんなオレだけど、一応2人の子どものお父さんなんだよ。
しかも、娘と息子。年の離れ具合も、さちちゃんそらくんと同じくらいなので、子どもたちと重なってしまい、とてもじゃないけど正気で見てられない。
でも、この度頑張って最後まで見ましたよ。
ええ。ええ。
その上で、はっきり言わせて貰おう。
見て良かったよ。結末をちゃんと知ることが出来た。
ただ、もう2度と見ない。
何なんだろう・・・一片の救いもないと言う部分だけで見れば、それは鬱映画ではよくある展開ではある。
多分邦画の方の「マザー」とかも近いものがあるとは思う。
でも「マザー」はまた見ようと思うけど、この「子宮に沈める」はもう2度と見たくないな。
何が違うんだろう。
今すぐに答えは出せない気がする。でも、この気持ちは多分変わらないと思う。
この世界はどこまでも残酷。
それは知るべきではあるけど、見るべきではないのかもしれないね。
所詮映画ですよ。この事件も現実際に起こった内容の方がよっぽど凄惨なもの。
では、凄惨な内容をそのままなぞればいいのかと言えばそう言う訳でもない。
なぜ、映画として撮るべきなんか。
ひたすらに心をかき乱された感じだった。
オススメです。
ただ、鬱映画好きだからオススメできると言う類ではない。
「子宮に沈める」はオレの思う鬱映画ではなかった。
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