2025年3月14日 11:11 CAT :
       

「夜景情景スカトロジスト」って言う話

自分で書いた小説を読み直すのが好きと言う変態です。

で、その中で特に好きなのが「夜景情景スカトロジスト」と言う話だったりする。

先日の「もののあわれ」じゃないけど、この感じを一番表現できた物語だと思ってる。

この物語さん(↓)

何か、このページが知らない内に変な風に壊れたのをこの度発見して修正しました。

今まで読もうと思ったけど、崩れてて断念したと言う超奇特な方がいらっしゃったら、ぜひこの機会に・・・

みたいな感じございます。

ただ問題がある。

この話自体は、エドワードゴーリーと言う作家さんの「おぞましい二人」と言う絵本を元ネタにしている。元ネタと言うと聞こえはいいけど、ぶっちゃけパクッてるんだよね。

ずっとこれを「オマージュ」ですよ。と言い続けてきたんだけど、流石にオマージュでは許されないような気がしております。

じゃあなぜ「おぞましい二人」で満足しなかったのかと言うと、確かに「おぞましい二人」って物語は素晴らしいんだけど、オレの大好きな「もののあわれ」がないんだよ。

こんな素晴らしい物語なのに、物悲しい情緒がなくて、タダの悲惨でおぞましい話になってしまっている。

多分、エドワード・ゴーリーとしては、この物語にそういう美しさとかを入れ込みたくなかったんだと思う。

でも、オレはこの物語にこそ、そういう美しさが入るべきだと思った。

それだけなんですよ。

それで、まぁ、禁じ手と言えば禁じ手なんだけど、ネタと設定を丸々いただいて、オレなりの「もののあわれ」が入った美しい2人バージョンの「おぞましい二人」を書いた。

それがこの「夜景情景スカトロジスト」と言う物語。

だから一番好きだけど人に対して読んでもらうには少々気が引けるので、自分で読んで悦に浸っております。

このレベルのものをゼロから自分で作れるようになると良いんだけどなぁ~。

難しいもんですよ。

ホント。

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