2011年7月5日 22:04 CAT :
       

手足のない目をつぶされた声も出ない夜

近々、「ブロマガ」を発行して見ようかと画策してたりする。

このブログ自体、基本的に誰でも見られるわけで、やっぱりどうしたって、人の目を一瞬気にしてしまう中で、書けないネタもある。

そいつを、残しておく意味でも、思いっきり、ぶちまけてやろうと。

ただ、色々問題がありそうだから、普通に誰の目にも見られないように。

金払えば、読めるけど、金払う奴なんかいないだろう。

そう考えての暴挙だったりする。

いよいよ、あのネタを解禁するときが来たわけだよ。

ワトソン君。

さてさて。

丸尾末広氏の書く、まったく新しい「芋虫」を読んだ。

原作は、言わずと知れた江戸川乱歩の大名作「芋虫」。

こいつを読んだ事ない奴、ちょっとどうかしてるぜ。

と、偉そうに上から目線でのたまいたくなる。

そんな名作。

ぜひ「蟲」と共に、未読のうんこ野郎は読めば良い。

で、この「芋虫」。

素晴らしいディティールと圧倒的完成度を持つ傑作だった。

もう、面白いとか、感動するとか、そう言うレベルの作品じゃあない。

どうかしちゃってる作品だと思う。

江戸川乱歩の世界を表現する。

と言う、とてつもない難題に、真正面からぶつかっていき、そうして、引き分けぐらいには持ち込んだんだろう。

そんなイメージの作品。

(「乱歩地獄」における「芋虫」は、あえて、真正面からぶつからずに、横道から攻め込んだ快作として・・・)
兵頭和也風に言えば「一線を画す純愛ストーリー」だ。

ただし、それは「愛よりも剣」ではなく「芋虫」が。

だけれども。

人を愛すると言うことは、キッとこう言う事なんだろう。

人間の本性は、断末魔に現れるんだ。

そうなんだろう。

福本先生よ。

「5年後の世界」を聞きながら、「芋虫」を読む。

と言う、この幸せな感じが、あなた様に分かるだろうか・・・?素晴らしい作品にどっぷりとつかる事は、キッと、インスピレーションとかを養ったりもできる。

引き出しだって、少しずつたまっていく。

今、撤収の時間の中で、そう考える。

死ぬ時も、生きる時もきっと今に違いない。

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