2014年10月1日 20:59 CAT :
       

【王道軽症】オナニーノーツその6 「糧となるモノたち~ture of the world」

2ちゃんねると言う掲示板がこの世には存在する。

その掲示板で、長い間語り継がれているものに「コピペ」と言うものがあり、その「コピペ」の話題が出ると決まってレスに貼られる一つの有名なコピペがある。

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初カキコ…ども…
俺みたいな中3でグロ見てる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
今日のクラスの会話
あの流行りの曲かっこいい とか あの服ほしい とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺は電子の砂漠で死体を見て、呟くんすわ
it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。

好きな音楽 eminem
尊敬する人間 アドルフ・ヒトラー(虐殺行為はNO)
なんつってる間に3時っすよ(笑) あ~あ、義務教育の辛いとこね、これ
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このコピペを見るたびに思い出す曲がある。

それが、今回の6曲目となる
「糧となるモノたち~ture of the world」
だ。

知っている人は知っている。

知っていない人は、多分知らない。

それが、この曲「糧となるモノたち~ture of the world」。

この曲。

実は、先日、ちょこっとこのブログでも触れた、オレが中学時代にやってたバンド「レベム」の曲のひとつ。

当時、オレのパートは「キーボード」だったんだけど、中学生がかっこいいと思うバンドに、キーボードメインのバンドなどなく、美味しいところは、ボーカルかギターに持って行かれてた。

(と思ってた。)
なんとか「キーボードが美味しい曲は作れないものか」と、悩みに悩んで作った曲こそこの「糧となるモノたち~ture of the world」だったりする。

そんな経緯で制作した曲だから、出だしから最後までとにかくピアノが邪魔なくらい前面に出てくる。

イントロから、リフから何もかも基本的にはピアノで構成されている。

メロディーラインも、ピアノメインで作ってあるもんだから、なんだか、唄はあってもなくても良いような感じ。

ちなみに、その当時のデモテープも残ってて、高校生の頃にやってた「シータ」さんというバンドのデモテープ「朝日が目にしみた白ふんたち」に収録されてるけど、そのテイクは、歌が入ってない。

間奏部分の語りは入ってるけど。

歌詞は、今で言う中二病全開。

・・・だけど、作ったのが本当に中学生だから、それはそれでいいんだと思う。

とにかく、その当時知っていた、チョッとカッコイイ言い回しをただただ繋げただけ。

ただただ薄っぺらくて、何の意味もない。

何が言いたいかもわからない。

と言うか、「何かを叫びたい衝動はあっても、何を叫んでいいのか分からない」と言う思春期全盛期だからこそ書く事の出来た、本当の中二病な歌詞だ。

歌詞の内容は、冒頭の有名なコピペと通じるところがあると思う。

とにかく、中学生は「「ture world」と言うものが好きらしい。

せっかくなので、この曲だけは、歌詞もここに載せておこう。

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君の好きな世界は滅びた
過去の日々を思い出しながらも 水に身を委ねる
Dying people when lose true of the world
ある日突然に
Dying people when lose true of the world
それがPrelude
遅まきにも死が訪れる 明日の日々
君の侵す世界は壊れた
奪うだけの奴らは滅びた
助けの手を拒み続けながら それさえ壊し
翼も持たない微弱な小鳥が飛べない空見ていつも思ってた
儚い夢をその胸に抱いて・・・

最後に残るものだけを無機質な骸たちを愛していた
いつもいつも夢見ていた 滅びという名の栄光を
ゴミの海の無機質な中にぬくもりを求め
あのモノたちを殺し続け 常に産み続けられる骸たちが
僕を狂わせる 君を破壊する 僕を狂わせる
Dying people when lose true of the world
君を想うたび
Dying people when lose true of the world
最後を待つたびいつも
Dying people when lose true of the world
僕らも一緒に
Dying people when lose true of the world
次の世界へと
そして 糧となるモノたちとともに
永久不変の世界へ滅び行く日々
===============
「助けの手を拒み続けながら それさえ壊し
 翼も持たない微弱な小鳥が飛べない空見ていつも思ってた
 儚い夢をその胸に抱いて・・・」
辺りが最高にいい感じだと思う。

さすが、思春期。

オレにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれるゥ!(まぁ、オレが書いたんだけど。)
長くなったけど、そんなお気に入りだけど、ほとんど日の目を見なかったこの曲を、セルフカバーという形で、いろんな方に聞いてもらおうと言うことで、今回、古い楽譜とかを引っ張り出してきたわけですね。

できるだけ、前述のデモテープに近い演奏を・・・と言う事で、実際楽譜に書いてある通りにできるだけピアノは弾いた。

でも、それだけじゃあ、あまりにも短調でつまらなかったので、大事なところは、従来ものをなぞりつつ、思ったより大幅に付け加えた感じだと思う。

そしたら、意外とかっこよくなった。

オレの好きなピアノバリバリのプログレっぽいロックだ。

当時こんなのが作りたかったのかは分からないけど、取りあえず、なんだか満足してしまった。

ついでに、この曲。

適当に構成付け足したりしながら作っていったんだけど、実際にレコーディングしてみたら、収録時間はちょうど「4分44秒」になった。

狙ったわけでもないのに。

その辺も、とても中二病っぽくてご機嫌な感じ。

やはり、思春期と言うのは、人間の才能が爆発時なんだろうて。

どうでもいいけど、タイトルの「true of world」って何か変な英語だよね。

そこは名詞の方がいいから使うなら「truth」のような気がしてならない。

・・・ならないけれども、中学生の頃のオレが「true」だと言ってるんだからそれでいいんだろう。

なので、サビの部分のよくわからない「Dying people when lose true of the world」はすごく発音も頑張って歌ってみた。

本気で歌ったんだよ。

多分「世界の真実が失われる時、人々は死んでいく」とか、そんな事を言いたかったんだよ。

英語で言うことで、オレの心はグローバルだと思ってたんだよ。

と、予想以上にかっこよく仕上がったこの曲を中休みに、いよいよアルバムは後半へと突入していくわけです。

では、次回は「おもちゃはおもちゃ箱へ」でお会いしましょう。

さようなら。

さようなら。

さようなら。

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