- 2009年1月23日 23:04 CAT :
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紫綬褒章授賞式への参戦を断念する
新聞の編集後記。
極力読むようにしています。
書いてる事が面白いし、綺麗な文章を読むって事は、何となくオレ自身の文章力も上がるような気がしないでもないので・・・普段から活字慣れをしていないと、活字で色々な事をやろうと思っても出来ない。
小説を読もうかと思ってたけど、考えてみれば、お手軽に毎日読める綺麗な文章があるじゃあないか。
それが新聞の編集後記です。
家で取ってるのは読売新聞なので読んでるのは「編集手帳」だ。
それの今日(1月23日)付けで画家の安野光雅氏の話が取り上げられていた。
この安野光雅氏。
御年何と82歳の日本絵画会の大巨匠で、紫綬褒章、国際アンデルセン賞、菊池寛賞などなど・・・数々の名誉ある賞を受賞した凄い人。
この安野氏は、自分の作品の中でわざと、実際とは違うように描いたりするそうです。
(教会の十字架を書かなかったり、窓の数を減らしたり・・・)で、それを時々通行人とかに「おっさん、それ、十字架描き忘れてるよ。」見たいに指摘される。
そしたら、その都度「どうもありがとう」と礼を言い、そのように書き足すそうです。
なぜか?
相手の顔を立てて上げたいからだとか。何か、コレだけのエピソードなんだけれども、この人物の素晴らしさを何だか分からない所から凄まじく感じてしまった。
世の中、自分が一番正しい。
と、間違っていたとしても、頑として曲げない人間。
多いよな・・・あと何か分からないけれども、常に上から目線のおっさんとか・・・そんな世の中にこう言う人も居る。
オレも自分が世界一正しいと思ってる口の人間。
もう少し人の話を素直に聞けるようになれるようになりたいもんだ。
そう思うに十分な話でした。
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