- 2023年7月27日 12:59 CAT :
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感想とか書き始めたらネタ切れの前兆と語った上で映画評論をするシリーズ「大怪獣のあとしまつ」~前編
「令和のデビルマン」との異名を持つ映画「大怪獣のあとしまつ」。
この作品の監督である「三木聡」監督は、個人的には超絶大好きな監督さん。
この監督さんが撮った映画、ドラマでこれまで面白くなかったものはひとつもない。全部ストライク。めっちゃ大好き。
な訳で、「あの三木聡の新作がデビルマンだと?!」と、ずっと気になってた。
こちらの映画ですね。
やっと見ることが出来た。まぁ、お仕事しながらの傍らでと言う、あの三木聡の新作に対して失礼極まりない態度ではあるけれども・・・とにかく視聴した。
チョッとだけネタバレしながらになるけど・・・少しだけ感想を書いておこう。
もしネタバレが嫌な人はブラウザバックしてくださいな。
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と言う事で、この「大怪獣のあとしまつ」。
ダメだったわ。あの三木聡の作品なのに、ダメだった。
ただ、一つだけ言っておこう。この映画は断じて「令和のデビルマン」ではない。
「デビルマン」はもう本当にどうしようもない絶望的な映画だと思うけど、この「大怪獣のあとしまつ」は全くそんな事はない。
むしろ流石としか言いようがない、ベテラン監督「三木聡」が細部にまでこだわりぬいて作られた名作。
この作品が「デビルマン」とか、まぢでふざけんな。と言いたい。
そんなの100%、この映画を見る人間の方に問題があったことは明白だ。
純度100%。完全に三木聡の世界観。
三木聡ファンがこの映画を見たら、「流石三木聡監督はすごいよ」と言う感想しか出ないだろうて。
お前は三木聡の映画にいったい何を期待しているんだ?
怪獣の死体をどうするのかと言うテーマをシニカルに描く映画になるとでも思っていたのか。
シン・ゴジラのようなSF特撮作品になると思っていたのか?
この映画は、「大人がしょうもない悪ふざけをしただけの話」を「物凄い予算をかけて、有り得ない位の豪華キャストで制作し、狂気の沙汰とも思える規模で公開」した事を面白がる作品なんだと思う。
そもそも(↑)の公開ポスターで、大怪獣の死体の足がピーンってなってる段階で、「悪ふざけしただけのしょうもない話」なのは分かるでしょ・・・
三木聡映画の醍醐味は、ベテラン監督と日本を代表する実力派俳優さんたちが全力で真っ向から体当たりをして命を削りながら、心の底から本当にしょうもないけど、ちょっとだけ考えされられる話を作り上げる事にあるんだよ。
「コメディ映画だとしてもギャグが面白くない」じゃなくて、「ほんとどうしようもねえな」とニヤニヤするのが、この映画を見る上での正しい姿勢だと思う訳です。オレわ。
そんな感じで、いつもの愛すべき三木聡作品だった。
でも「大怪獣のあとしまつ」は、ダメだった。
何でそう思ったのかを書こうと思ってたんだけど、前置きが長くなり過ぎたので、続きは明日にでも。
次回を待て!!
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