2021年7月21日 11:30 CAT :
       

「オレ・・・君のふんどしで精子まき散らす全力オナニーするよ」宣言~序章

ここ最近、なんかあった事や無かった事をツラツラと書いてたんだけど、何となくチョッと違う事をしたくなってきた。

いや、別にあれはあれで良いと思うので、チョコチョコやって行っても良いんだけどね。

何と言うか、「こういうのじゃねえんだよな」と言う気持ちが無くもない。

元々、ざっくばらんなんですよ。

思いついた事を思いついたタイミングで適当にダラダラと排泄するのがこのブログの心情だと、今更ながらにふと思ったり思わなかったり。

と言う事で、ここ数年、オレのマンガをアップさせてもらってる「新都社」さんで面白いと思って読んでたマンガをもう少しだけ読み込んで紹介してみようかなと思い立った。今さっき思い立った。

けど、その前に、簡単に「新都社」について知らない人に向けた、オレ個人の思ってるイメージを・・・

オレが学生時代漫画家になりたかった一番の理由は、「発表する場所」が欲しかったからだと、今では思っている。

別に、漫画でお金が欲しかったわけでも、漫画で生活したかったわけでもない。

自身では「ヘンリー・ダーガー」を気取りつつも、心のどこかにはきっと色んな人にマンガを読んでもらいたいと言う感情が沸々と湧き上がっては消えていたんだと思う。

古屋兎丸先生が、前になんかのインタビューで「最初は、漫画の原稿料が欲しいとは思わなかった。ただ、発表できる場所があって、そこに載せてもらえるだけで満足してた。お金は別に・・・」みたいな事を話してた(実際、古屋先生はデビューしたガロでしばらく、原稿料無しで作品を発表してたはず)。

オレが学生の頃は、漫画同人誌と言う存在は完全に消滅、ガロは風前の灯火・・・かと言ってネットは、電話線をぶち抜いて接続し、1分間で何円みたいな時代。SNSなどあるはずもなし。

コミケが少しずつ大きくなり始めてはいたものの、BL含めた二次創作エロな薄い本はまぁまぁあったけど、一次創作には物凄い白けたムードが強かった。

要するに、どっちを向いてもアマチュアの書いた下手くそなマンガを誰かに見てもらう事は出来なかった。

アマチュアマンガでくくるなら、1990年代は最も暗黒の時代だったと思う。

マンガを人に読んでもらうには、漫画家になって、商業ベースに載せるしかほぼほぼ選択肢がなかったんだよね。(少なくともオレの住んでいるクソ田舎の環境では。)

時代の流れが変わったのは、多分、2000年に入ってから。

このアマチュアマンガの絶望的な状況を打破しようと思ったのかどうかは知らないけど、西野空男と言う、個人的にはメッチャリスペクトしてる先生が、マンガ同人界が騒然とした「架空」と言う同人誌を立ち上げた頃だと思う。

丁度、megwinが世界で初めてネットで動画投稿を始めた頃。

作品を発表するメディアにイノベーションが次々と起きた時代だよね。今考えると。

オレはたまたま嫁(まだ結婚前だけど)と二人で倉敷を旅行していて、美観地区の端にある「蟲文庫」と言う本屋さんに立ち寄った。

その時、その本屋さんで「架空」と「漫画の墓場」と言う2つの雑誌を手に取った。ペラペラめくって面白そうだったから、一応お店に置いてあった本を全部買い占めて帰ったんだよ。

で、帰ってから、そのマンガ雑誌を読んだ時、「あああああああああ!!これだあああああああああああ」ってなった。

そこには「斎藤雑魚先生」や「木下竜一先生」や「甲野酉先生」などの作家さんの書いた目くるめく凄まじいマンガが載っていた。

世間に商業マンガや二次創作しかなく、自身の書きたい作品や世界観を描くことを世間から拒否された天才作家さんの鬱屈とした、それでいて途轍もない熱量が込められた作品の数々。(この表現は失礼にあたるかもしれないけども)

特に、「斎藤雑魚先生」のマンガなんか、何だろう・・・マンガとは何ぞやと言う既存の概念を吹き飛ばしてくれるほどの衝撃を受けたもんだ。

すぐさま、オレは自分の描きためてたマンガの中で、ちゃんと原稿に仕上げているものを、西野先生に見てもらおうと思ったんだけど、丁度その頃、なんか「架空」の編集の人と西野先生との間でトラブル的なものが起こってて(確か、応募作は全部雑誌掲載するとか、そんなふざけたことやるか!みたいな話だったと・・・)、その後すぐに、「架空」の刊行はストップした。

オレは結局、この数年だけ起こった漫画同人界隈のムーブメントに全くかすりもしないまま終わってしまった。

それからさらに数年。

前置きが長くなったけど、「やっぱり誰にも見せずに静かに朽ちていこう。第2のヘンリー・ダーガーになるんだ」と思ってた時に見つけたのが、この新都社だった訳でございます。

なんか話が、90年代以降のアマチュアマンガの歴史みたいになってしまったけど、オレが新都社さんに持ってるイメージって、これにちょっと近いものだったりする。

元々の発祥は、2ちゃんねるらしい。その辺の事は良く分かんない。大体オレなんて、チョッとまとめサイトを見る位で、ねらーでもなんでもないので、全く分からない。

ただ、今の新都社さんは、まぢで作家さんが自分の思うがままの表現を、本当に自由に投稿してて、そして、それを尋常じゃなく受け皿のでかい読者さん(作家同士で読者してたりもするけど)が楽しんでいると言うアマチュアマンガ描きの楽園だと思ってる。

本気でマンガ家を目指している人にとっては、それこそジャンプルーキーとか、マガジンデビューとかの方が環境としては良いのかも知れない。

でも、漫画でお金儲けをしたいとか、生活したいと言う訳じゃなくて、自分の創作意欲(あるいは承認欲求)を満たすために、自分でマンガ描いてる人も一定数はいると思うんだよね。

そんな人たちが、ゆるく自分の作品を発表できて、且つそれを何百人か、下手したら何千人と言う単位の人に読んでもらえて、あまつさえコメントさえ貰える。

どんな凄い環境やねん!って話だ。

かく言うオレも、その一人な訳で、多分、この環境がある以上、他のどこかに出ていこうとは思わないだろうて。

そんな凄い環境である「新都社」さんでは、今でも日夜凄い量の「あぁ~これは完全に新都社でしか出せないよな」と言うマンガが投稿されている。

いやまぢで、度肝を抜くような作品に出会えたりするんだって。

良い意味で商業マンガの手垢のついてない、ここでしか読めない途轍もないものがある。もちろん「??」なものもあるけど、そんな玉石混淆を楽しめるのが良いんだよ。

メディアに誘導された名作じゃなくて、自分で名作を決められる自由って、この情報化社会でなかなかないもんだと思う。

そんなマンガに対して一応、コメントしたりはしてるけど、何となく、この「新都社」のヤバさをチョットだけ、このブログでも描いてみたくなった。

こんな誰も読んでないようなオナニーブログで好き勝手に取り上げたところで、別にどこかに角が立つようなことはないだろうし。

何かね。ファンアートって言うのを描く場所があったり、掲示板があったり、ラジオがあったりと読者さんと作家さんの交流のような場所があるんだけど、人見知りを尋常じゃなくこじらせているもので、どうも乗り切れない。

ラジオとかやってみて、それはそれで結構楽しかったし、また機会があればやりたいなぁ~とは思ってるんだけど。

結局のところ、オレは自分の殻の中でしか、さらけだせない人間だったみたいだわ。

なので、自分のテリトリーであるこのブログの中で、「新都社」さんをネタにしてオナニーしていこうと言う事にした次第です。

余力があれば、ファンアート的なものも描きたいな。

精子ぶち巻くよ!おっちゃんは!

ただ、チョッとだけ但し書き。

今回は、普段より作者の人の目に触れやすそうなので一応・・・「オレそんなつもりで描いてねえよ」とか「てめえふざけんな」と万が一言われたときの予防線を張っておく。

想像以上に平和主義のヘタレなんだよ。バーロー。

●内容の掘り下げについては、岡田斗司夫風の解釈(作者の思惑ではなく、そこから発展した読者の掘り下げ)で。

●新都社にアップしてる作品(もしかしたら、「まんがおきば」さんの方でアップしてるものもあるかも)

●完結してる作品(なんとなく完結して初めて作品だと思ってるので、現在連載中、休載中、ぶん投げてるやつは省く)

●オレが好きな作品(ただし、思いついたものを取り上げてるだけなので、取り上げない=好きじゃないという訳ではない)

この位予防線張っておけば大丈夫か。

ただ、今回は思ったより前置きが長くなっちゃったので、チョッと2回に分けます。

いやまぁ、来週になるとかじゃなくて、今週の週末いつものタイミングで更新すると思う。

死んでなければ。

書く書く詐欺じゃなければ。

ただなぁ~これ、最初の1回目にどれを取り上げるべきか・・・結構ドキドキするな・・・

ドキドキ乙女。

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