- 2024年6月4日 12:15 CAT :
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過去の自分を見つめ直すと言う名の水増しシリーズ第9弾「取り合えずこれは読んでないとダメだろと思う完結マンガTOP10!!~後編」
と言う事で、オススメ完結マンガ2024年度版をやろうと思ったんだけど、その前に過去にやった奴を復習しておこうと。
そして、上位5個については、10年経っても変わってなかったと言うなかなかの衝撃具合を鑑みて、過去のものをまず振り返る事にした次第でございます。
本編がクッソ長いので、さっさと始めます。ハイ。
しもたろうには、10年前、こんなマンガをお勧めだと思っていました。
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取り合えず、これは読んでないとダメだろマンガTOP10!!
有名どころかどうかとか、そんな事は、関係なしで、しもたの独断と偏見でランキングにしてみようと思った。
2ちゃんで良く見るあれだ。あれ!!
選考基準としては、↓な感じ。
1.単純に読んで面白い
2.ダラダラ間延びしないまま、キレイに完結してて、読後感が爽快
3.良い意味で読み応えがある
4.しもたが好きなマンガだ
5.一応、商業マンガ(同人系、webマンガ、自分のマンガとかは省く)
以上、5つの観点から、オススメのマンガをあげていこうと思う。ただ、ギャグマンガとストーリーマンガは、さすがに一緒にできないので、今回は、ストーリーマンガ。
次回、ギャグマンガのランキングにしよう。
ちなみに、今回の1位は「寄生獣」だよ。
それだけは、現時点で決まってるので、先に書いておく。
「どうせ、1位は寄生獣だろ。」と思われながら読まれるくらいなら、最初から書いておいてやる。
バーカ。
バーカ。
あんた様の予想通りですよ~だ!!死ね!!ごみ虫が!!
以上、昨日のコピペ!!
と言う事で、今日は、後半の1~5位の発表だ!!
しもたが選ぶ「これは読んでないとダメだろマンガ」第5位
ハーメルンのバイオリン弾きファンタジー物と言えば、物語が長くになりがち・・・しかも、キレイに完結させるのが難しいジャンル。
「バスタード」とか、「バスタード」とか、「バスタード」とか、「バスタード」とか、「ベルセルク」とか、「バスタード」とか、「バスタード」とか・・・
そんな中で、キレイの大風呂敷をまとめて終わった漫画もある。
その筆頭が「ダイの大冒険」だろう。
そして、双璧をなすもうひとつが「ロトの紋章」だろう。
でも、この2つはそもそも「ドラゴンクエスト」と言う、すでに世界観が出来上がっているものを下敷きにしていて、しかも、どちらも、若干の中だるみがある。
と言う観点から、オレが一番好きなファンタジー物の漫画こそ「ハーメルンのバイオリン弾き」。
これ37巻と、結構長いっちゃあ長いんだけど、全然、そんなことを感じさせない位面白い。
臭過ぎて反吐が出そうになる箇所がない事はないのと、絵柄がチョッと独特な所が、読む人を選ぶかも知れないけど、それでも、世界観をしっかりと構築した上で、散りばめられた伏線を全て回収し、そして、快感すら覚えるほどの大団円で終わった漫画として、これを超えるものはないと思う。
「鋼の錬金術師」もかなり良かったけど、読後感の気持ちよさでは、「ハーメルンのバイオリン弾き」の足元にも及ばないと個人的には思っている。
その一番の原因が、この漫画の絶望描写の上手さ。
ホント、死にたくなるほど絶望描写が上手いんだよ。
トコトンまで下げきった更にその下に、どこまでもどこまでも下げていった上での、圧倒的大団円での完結は、いつ読んでも鳥肌が立つほどの快感をもたらしてくれる。
未読のヤツは、人生を損してると思う。
しもたが選ぶ「これは読んでないとダメだろマンガ」第4位
漂流教室ドラマ版ではない。
一緒にするんじゃない!!
梅図御大による超絶名作漫画「漂流教室」だ。
単行本わずか11巻とは思えない、圧倒的な密度。
そして、「ハーメルンのバイオリン弾き」で触れた絶望の描写については、その更にはるか上を行く。
正直、1巻の半分くらいで、「ハーメルンのバイオリン弾き」の「ヴォーカル」が暴れまくってる時の絶望感位はある。
もう、どうしようもない。
胃が痛くなるような絶望感が、その後11巻まで延々続く。
しかも、どんどん増して襲ってくる。
人も死ぬ。
当たり前に死ぬ。
死亡フラグとか、そんなもの関係ない。
運命には、逆らえないままに、無慈悲に死んでいく。
相手は、絶対的に逆らう事ができない大きな存在「自然」な訳で・・・
もうホントどうする事もできない絶望感がオラオラ迫ってくる。
それを、凄まじい犠牲の上で、何とか乗り越えた瞬間に、それ以上の絶望が襲ってくる・・・落とし所など見えるはずもない、そんな絶望のループ。
毎回、もうこれ以上は無理・・・ってなりながら、それでも、結末を見るまでは、ページをめくり続けるしかないと思う。
そうであっても、結末は想像以上に、心地良いものなのが、この漫画凄いところ。
正直、ただグロイだけ、ただ絶望するだけの漫画とは一線を画す、価値感のパラダイムシフトとも言うべき、その最終回は絶対的に、一度は読むべきものだと思う。
しもたが選ぶ「これは読んでないとダメだろマンガ」第3位
賭博黙示録カイジ今や、何か知らないけど、各方面からもてはやされる様になっちゃった福本大先生の出世作のひとつ。
その中でも、この「賭博黙示録カイジ」は、正直、完結漫画・・・?と若干、外れるような気もするけれども、正直な話、もう「カイジは、これ読んでおけば、それで良い」と思う。
あとは、興味があれば読めば良いし、読まなくても全然良いと思う。
ホント、キレイにまとまってる。
そして、この「賭博黙示録カイジ」は、密度の濃さが尋常じゃない。
今や、ひとつのギャンブルに10巻以上使ってるカイジとは思えないペースで、自体が急変していく。
もう伝説となったギャンブル「限定じゃんけん」なんて、単行本で4巻とチョッとしかない。
それで、あれだけ、何度もどんでん返しがあり、あれだけ策を練り続けていると思うと、それは利根川風に言う所の「圧倒的濃度だ。退屈はしまい。」だ。
この漫画については、もう、いちいち説明しないよ。
取り合えず、読めば良い。
多分1巻を手にしたら、13巻まで止まる事はないと思う。
しもたが選ぶ「これは読んでないとダメだろマンガ」第2位
無限の住人20年近い歳月をかけて完結した現代の時代劇漫画の筆頭核。
その圧倒的な画力、台詞回し、ストーリーは、全てにおいて完璧。
何が凄いって、20年間の間、ほぼ同じマックスのテンションで、散りばめた伏線をひとつ残らず完璧に回収して、反れる事も、間延びすることも一切なく、ほぼ同じ濃い密度を保ちつつ、30巻で完結したと言う事だと思う。
そんな漫画ありえるのか?
漫画史の奇跡とも言える作品。
それが、「無限の住人」だろうて。
とは言え、30巻もある。
しかも、1巻ごとの密度が尋常なく濃い。
アホほど書き込まれた絵を見るだけでも、1巻に付き小一時間位かかりそうなものなのに、台詞も膨大。
しかも、そのほとんどに、意味があって、不意に流してしまった一言が、後々大きなネタになってるって事も往々にしてある。
読むの疲れるんだよ。
読み応えあり過ぎるんだよ。
それを見越してか、作者さん。
所々、しょうもないギャグを、そっと差し込んできたりするんですよ。
それが良い塩梅の清涼剤になって、結局、ノンストップで読まされてしまい、脳が疲弊する・・・そんな無限ループ。
読むたびに新しい発見があるのは、もちろんのこと。
そして・・・・堂々の第1位は・・・・
これだアアアアアアああああああああああああああああああああああああ!!!
しもたが選ぶ「これは読んでないとダメだろマンガ」第1位
寄生獣もう、説明不要だと思う。
それに疲れてきたから、もう良いと思う。
ただ、読めば良い。
それだけだと思う。
読めば全てが分かる。
2回目読めば、全て分かってたつもりでも新しい発見がある。
3回目読めば、全て見つけきったはずなのに、まだ新しい発見がある。
そんな漫画。
昔は、この漫画を「愚かな人類に対する厳しい警告」的な漫画だと思ってたけど、最近、読み直しててたぶん、作者はそんな事をテーマにしてないと思った。
純粋のエンターテイメントに費やしたひとつの作品だ。
自然とか、人類への警告とか、そんなのは、単なる土台のひとつでしかない。
もちろん、読む人によって解釈は自由だけれども、オレは、何となく、そう感じた次第です。
取り合えず、未読なら、読まない意味が分からない漫画だと思う。
・・・・と、2日に渡って書いてきたけど、もちろん、ここには書ききれない位名作漫画は多い。
しかも、まだまだ、誕生し続けている。
いつまで追っていってもキリがない。
というのが、実際の所だと思う。
取り合えず、今回は「完結した」と言うくくりがあったけど、それがなければ・・・または、今後時間がたって完結したら・・・と考えれば、間違いなく「ヒストリエ」と「へうげもの」はランクインするだろう。
しかし、漫画って、ホント面白いよね・・・
幾つになっても・・・
ギャグ漫画編も、また、いずれやります。
いずれね・・・
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