- 2024年11月6日 11:11 CAT :
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もう一度会うために歩いただけよ
先日、県立美術館に「浮世絵5大絵師展」と言うものを見に行ってきた。
こちらですね。(なんか画像小さいけど)
小学2年生の頃だったと思う。
たまたまNHKで見かけた「謎の浮世絵師 東洲斎写楽」と言う番組を見てからしばらく、この写楽の浮世絵にぞっこんになっていた。
そのついでで、喜多川歌麿も蔦谷重三郎も好きになり、写楽の正体として当時言われていた十返舎一九や斎藤十郎兵衛などについても色々調べていた。
少なくとも、当時の学校のクラスでは一番江戸時代の役者浮世絵について詳しかった気がする。
今回の5大絵師展では、「歌麿」「写楽」「北斎」「広重」「国芳」の5人の絵師の浮世絵が見られる訳ですよ。
そりゃあいかない訳にはいかない!
と言う事で、しっかり楽しんできた。
・・・のは良かったんだけど、その際に、とあることに気がついてしまった。
正確には、その浮世絵を見ながら、何となくパンフレットの紙に模写をしてたんだよ。
そしたら・・・手の書き方とか、顔に出る皺の感じとか、服のしわの書き方がまんま、オレの描いてる漫画の感じにそっくりなんでやんの。
フォーイグザンポー
これは写楽の絵では、トップクラスに有名な「中村仲三」の大首絵なんだけど、この特に左手の書き方を見て欲しい。
こっちは「風を切る日々」51話のインヒの手のアップ。
書き方が同じ。
ついでに言うと、この表情も有名な「中村此蔵」の絵に似ていたり・・・
基本的に、絵の勉強のために、誰かの絵を模写したりはあんまりしていない。
ずっと、自分で描いていてしっくりくる描き方をしてるだけのつもりだった。
でも、その「しっくりくる描き方」の源流が、江戸時代の浮世絵(特に大首絵)だった事に今回初めて気が付いた。
嫁は元から知っていたらしく、「写楽が好きって言ってたから、写楽を意識して漫画描いてるんだと思ってた」だって。
ついでに言うと、構図とか、手足のバランスとかも、かなり浮世絵に近いものが多いらしい。
そうだったのか。
まだ漫画を描き始めてもいない、小学校低学年の頃に興味を持っていた浮世絵に自分の絵のルーツがあったとは・・・
今回の浮世絵展。
写楽や歌麿の原画が見られたことも相当楽しかったけど、それ以上にこの(↑)の話に気が付けたことが何よりの収穫だったと思う。
これからは、何か、上手く良い絵が描けないなと言う時は、写楽の絵を引っ張り出してくることにするよ。
結局は子どもの頃の原風景を探し求めていたと言う話だったらしい。
そんなお話でした。
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