2024年11月20日 11:11 CAT :
       

晩秋の読書感想文「君たちはどう生きるか」を見ての感想 1年ザクロ組 しもたろうに~中編

前回までのあらすじ。

と言う事で、引き続き「君たちはどう生きるか」についての感想を描いて行きますよぉ。

この物語自体が何なのかと言う話については、前編の方で書いておりますので、まぁそっちをご参照くださいな。

とは言え、「徹底考察」とかするものではないと言ってしまった以上、果たして何を書こうか。

うむむむむ・・・

・・・どうしようかな。

この物語を本当に心底楽しむためには、きっと、色んな予備知識が必要なのかもしれないと言う話にしようか。

大原則として、本作には、原作と言える2つの物語があるのはご存じだろうか。

それはエンドロールでもきっちり明記されている「君たちはどう生きるか」と「失われたものたちの本」の2つ。

特に「失われたものたちの本」については、物語全編に至って、似通っているを通り越して、オマージュでは説明できない位そのまんま。

「あしたのジョー」と「マキバオー」ぐらいそのまんま。

「失われたものたちの本」のフォーマットをお借りしてると言う表現の方が正確なのか?その辺は良く分かんないや。

あと多分、江戸川乱歩の「幽霊塔」の影響もあるような気がする。

その他にも、何か色んな作品から影響を受けているらしい。

この辺りの事、細かい事はあんまり分からない。

と言うか、そもそもオレは「君たちはどう生きるか」も「失われたものたちの本」も読んでない。

これから読むかどうかも分からない。

何か、映画を理解するために本を読むってどうなのよって話ですよ。

「読んでた本がたまたま影響してた」なら分かる。

あと、映画を見て物凄く興味をひかれたから下敷きになったであろう本を読むと言うのも分かる。

でも、映画を理解するためには本を読まなければいけないと言うのはどうなんだろう。

そこまでして映画って理解しないといけないものなんでしょうかね?

だから何だと言う話なんだよ。

そんな事言うなら、「ラピュタ」だって「ガリヴァー旅行記」を下敷きにした上で、「ジュール・ヴェルヌ」の世界観に影響されていて、「未来少年コナン」のセルフオマージュをしているじゃないか。

ケフカなんか、どう考えても美形になったレプカにしか見えないし、ゴリアテだってギガントが元ネタでしょ。

インダストリアを空に浮かべたのがラピュタで、ゴンドアの谷は海ではなく山に囲まれたハイハーバーだ。

みたいな話になる。

でも、「ラピュタ」を語る上で「ジュール・ヴェルヌ」の書籍を読み倒して、「ガリヴァー旅行記」を細部まで理解した上で、「未来少年コナン」を全話視聴しておく必要があるとか言われた事ない。

それは何故か。

単純に物語自体が面白いからだと思ってる。

面白ければ、いちいち「このシーンでジュール・ヴェルヌの影響がみられる」みたいな事を話す必要がないんだよ。

逆に言えば、きっと「君たちはどう生きるか」を見て「このシーンでは江戸川乱歩の影響がみられる」とか言ってるやつは物語自体が面白くなかったのかもしれない。

じゃあ見なけりゃいいのに、「世界のハヤオ・ミヤザキの新作だから面白くないはずが無い。」とかそんな感じの強迫観念みたいな思い込みがあって、「面白く感じられなかったのは、きっとオレの理解力が足りていないんだ。知識が不足しているんだ!そう言えば、このシーンでは、ルイス・キャロルの影響がみられるぞ。不思議の国のアリスを読んだ上で、もう一度映画を見て徹底考察してやろう!」みたいな事になるんだろうて。

一体いつから映画を見ると言う行為がそんな高尚なものになってしまったのやら。

別に「あぁ~面白かった~」で良いじゃないか。

そもそも、この映画について他の宮崎作品と比べて物語的に難解だったとか、面白くなかったと言う事はなかったと思う。

色んな所から影響を受けていてもっと難解な物語もあるし、冷静に考えてしまうと全然面白くなかった物語もあったよ。

でも、現実として「君たちはどう生きるか」は難解で良く分からない話だ。と、こんな事になっている。

もちろんこれには理由が多分あるはず。

それは一体何なのか。

何となくだけど2つあるような気がするんだよね。

・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

思ったよりクソ長くなってしまったので、その話は明日にします。

引き続き、あからさまな水増しをいう奴です。

ふははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!

次回を待て!

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