2011年4月13日 22:19 CAT :
       

アルミの人形次第顛末の序章

心の蔵をただ鷲掴まれたような心持の中にいたようです。

「何が、あなたになど分かるか」などと毒づきつつも
裏腹で、あなたに分かってもらいたいと言う
何とも拙い心情などにじませておりました。

孤高で居るべく事など理想でもなんでもない。

ただ、おそれ、逃げ回る中で、そうやって気がつけば孤独な毎日のみを送っていたのみです。

気がつく事ができれば
少々は幸せになれるものを
いつとも無く、変わるとも無く
ただただ漂うばかりの時間は
ただ命を磨耗するだけでありました。

夜に死に、朝に生きる男は
太陽と同じ数の死を繰り返し、そうやって死ぬ事を忘れていきました。

時間がきたようです。

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