- 2011年7月14日 23:03 CAT :
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ジルバを踊ろうダイナメーション
夢を見る。
起きているこの瞬間に夢を見る。
そして、実はこの現実こそが、本当は夢だった事を知る。
と言う、夢を見る。
と言う、夢を見る。
と言う、夢を見る。
と言う、夢を見る。
と言う、夢を見る。
と言う、夢を見る。
永遠に続く因果の世界は、まるで日野日出志の書く「悪魔の招待状」であるかのように。
隣に居る誰かに声をかけたとて、本当に、その人はそこに存在していて、発した声は、空気を本当に振動させ、その人の耳の中にある鼓膜を震えさせたのか。
そんな事、誰にも、分かるはずもない。
昔には、「生きている。」と言う、事実を探る事に必死だった時期もある。
そのために、自分を傷つけたり、おおよそ生きていけるはずも無い睡眠時間で何ヶ月も生活したり・・・
痛いし、眠いし。
そうして、生きている。
今となっては、また別の「本当に存在しているのか」を追い求めるようになってきた。
ちょっぴりだけど。
存在しているのか、存在している何かに影響を与えることの出来るものなのか。
深く深く考えて見る。
オレが、誰かに話した言の葉は、キッとその人の人生を深く変えるような事もなく忘れ去られていく。
オレの言の葉には、そんな力しかない。
なにせ、昨日、大阪に出張している時、チョッと時間が余ったので、本屋さんに立ち寄った。
目的は、「零」の連載開始を確認する事だったんだけど、マンガ雑誌は全部ビニールかけられてんの。
さすが大阪。
立ち読みは許しまへん。
そんな事されたら、商売あがったりですわ。
と言う事だろうか・・・ドケチ根性満載でお送りしていた。
しょうがないから、自己啓発本のコーナーでも覗いてみた。
「朝、10分でリッチになれる方法」「大切な記憶術」「40の成長」「人生を成功に導く100の言葉」などなど・・・いくらでも本がある。
こんな本を書いてる段階で、著者自体がしっかりとした自己啓発が出来ていないわけで、そんな奴の書いた本に何の意味もない。
そもそも、自己啓発なんて、10人10色。
一人一人方法が違う。
大きく括れる普遍的なものなんてない。
こんな本買ってる奴はキッと藁にもすがる思いなんだろうな。
または、本当に何も考えられない究極のアホか。
そんな奴は、意識的にか、無意識的にか、自分が存在している事に自信がないんだろう。
自分の言葉で、行動で、気持ちでどうにもならない会社に、社会に、家族に、友人に・・・誰にも、何にも影響を与える事の出来ない自分を少しでも変えたくて、こんな本を手にする。
そうして、自分には当てはまるはずのない無意味な時間を延々過ごして、本当に、誰にも影響を与えられない祖霊となる。
あぁ~祖霊となってしまいたい・・・
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