- 2011年11月4日 21:58 CAT :
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ブラックホールバースディ
お散歩で行く神社。
坂の上にあるので、階段を登っていかなきゃあいけない。
その階段の上から2段目当たりにいつも2匹の大きな丸々と太ったナメクジさんが居て、嫁と2人でそいつらの事を狛犬的ナメクジと言うことで「こまなめ」さんと呼んでた。
雨の日も、真昼間でもいつもその階段には、2匹の「こまなめ」さんが居て、神社に上がっていく途中で、オレと嫁は、「こまなめ」さんに挨拶して、踏まないように気を付けて歩いてた。
なのに・・・今日。
たまたま、懐中電灯を持ってなくて、ケータイの電池もなくて、照らすものがなかった。
そして、帰りに「こまなめ」さんの内の一匹を踏み殺してしまった。
「ピギャ」って言う音。
よく見ると、「こまなめ」さんの内臓が露出し、夜なのに体液がヌメヌメと光ってた。
そして、しょんぼり。
今も、しょんぼり。
しばらくは、しょんぼり。
普段、何食わぬ顔で「平べったもんさん」を叩き殺してるけど、しょんぼり。
オレは、キッと命を差別してるわけで、それは、しょうがない事だと思う。
すべての命を平等に悲しんだり、喜んだりは出来ない。
その上で、今、明日から「こまなめ」さんの内の1人にもう会えない。
しかも、オレが踏み殺したせいで、もう会えないと言う事実に、しょんぼり。
帰り道。
だいだらぼっちが、オレを踏み殺したって、もう文句は言えないとか、そんなことばっかり考えてた。
「こまなめ」1には、明日、こっそりお墓を作ってあげようとか思ってる。
多分、人間なんてそんなもんだ。
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