2011年12月5日 0:01 CAT :
       

静か凪て暮れ行くその一日に

ルパン3世。

久々に、面白かったです。

新しいキャストも、全然違和感なく・・・と言うか、不二子なんか前よりも色気が増しちゃったりなんかして、ご機嫌だね。

まぢで。

何か、要所要所にカリオストロの城のオマージュみたいな所があったのは、佐藤好春さんだからなのかなぁ~とか、思ったりもした。

部分的に、バイオハザードだったけど・・・それでも、面白かったと思う。

ここ最近では。

さてさて。

先日、妹の結婚式だったりした。

妹について、詳しく書き出したら、多分軽い小説位の長さになっちまうような気がするけれども、取りあえず、シスコンじゃあない。

・・・と思う。

むしろ、ほぼ一方的に(オレの方から)絶縁状態にあると言ってもさほど過言じゃあない位、ほとんど会話もしない関係だったりする。

なぜ、そんな事になってしまったかと言う話も、また、軽い小説くらいの長さにかけて、色々と書き連ねなければいけないほど長くなるので、今回は、とりあえず割愛。

そんなこと、兄弟で知ってれば良いだけの事だ。

・・・とにかく、結婚式だった。

これで、あいつも何だかんだと言いながら、嫁に行くことになる。

と、思うとなんだか一安心。

そして、結婚式の内容は・・・と言えば、過去例を見ないほど最悪だった。

オレには、仲良しだと(これも一方的にオレの方から)思っている可愛い弟がいたりはするけれども、この弟と一緒にいた時間の3倍位、実は妹とは一緒にいた。

年が違わないものだから、ほぼライバル。

ケンカした記憶しかない位、よくケンカしたけれども、それでも、幼い頃はそのほとんどの時間、同じ空間で、同じことをして過ごした。

砂場を黄色土層まで掘り進めてじいちゃんに怒られた時も、カメを虐待して殺した時も、初めてスーファミでマリオをした時も、「サーパス上吉田」と名付けた売買ゲームをした時も、親を食い殺す子どもの人形劇に興じておかんからゲーム禁止を言い渡されたときも、主人と下僕の関係を結んだ時も、ぬいぐるみの王国を作った時も・・・多分、本気でいくらでも挙げられるほど一緒に過ごしてた。

それは、オレが大学に入って一人暮らしをするまでの18年間。

ほぼ、毎日続いた・・・と言うことにしておこう。

何をするのも対等で、お互いの得意とする分野については不可侵な関係だった。

それは、今思うに、お互いにどちらが上だと言う訳でもなく、どちらもが相手より優位に立っている状態で居ることが、対等だと考えていたんだろう。

(無意識にだけれども。)
そんな関係も、お互いが家を出たときに終わる。

その理由について、今はもうなんだったのかよく分かりはしないけれども、未だに対等な関係だと考えているオレにとっては、あいつのオレに対しての見下したような喋り方を許せるはずも無く、そうして次第に、距離が離れ、いつしか絶縁に近い状態になってしまった。

結婚式が最悪だった理由は明確で、幼い頃からお互いが磨いてきた分野の違いだったように思う。

あいつは、人を楽しませるものを作り出すアイデアについて、オレに勝てる訳がない。

それは、幼い子どもの頃から、あいつが不可侵を貫いてきたオレの得意分野だから。

いろいろ事情はあったんだろう。

でも、予算が限られているならいるなりに、場所に限界があるならあるなりに、時間がないならないなりに、やり方なんて無限大にあった。

どうとでも出来た。

・・・オレに、一言相談さえしてくれれば・・・

相談しなくなったのは、周りにオレなんかよりももっと頼りになる奴がたんまり出来たからだと思ってた。

式中、大学に行っちまってからの、オレの知らないアイツの人生をいくつか見た。

そして、愕然とした。

それは、きっと安西先生が矢沢のアメリカでの試合を見た時の衝撃に匹敵するものだったと思う。

余りにも悲しかった。

なぜ、あいつはあんなちっこい体で、全てを一人で頑張るようになっちゃったんだろう。

高校自分まで、あいつはその自分ではどうしようもない分野について、仲違いしつつも、オレに何がしかの相談をしてた。

そして、オレも、仲違いしつつもその相談にだけは最大限に答えてきてた。

そうやって、お互いに悪態を付きながら心のどこかで、少しだけ尊敬する間柄でいた。

と思っていたのに。

永の年月一緒にいた曲がりなりにも大切な妹で、その妹の結婚式で、最高の形で送り出せるよう、手を貸してやることさえできなかったのか・・・そう思うと、ただただ、後悔の念は尽きなかったりする。

30年に近い時間。

一体何をしていたんだろう。

今回のことに関しては、全面的にオレに非があるようながしてならない。

ただただ、しょぼくれるばかり・・・

ただ、終わってしまったものは、もうしょうがない。

結婚式なんて、所詮はただのスタートラインだ。

今は、ただ、これから先の生活が少しでも幸せなものになるように、海を隔てて願うばかり。

そして、もし、この先本当にどうしようもなくなった時に、今度こそ何かしらの支えになれるように、式の最後には少しだけ声をかけた。

「そろそろ、仲直りしようか。」
って。

多分、そんな感じに。

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2 thoughts on “静か凪て暮れ行くその一日に

  1. SECRET: 1
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    妹さん結婚したのか。

    おめでとう!!!
    私は妹さん自身にはあまり面識が無いけどもθのMDに入ってた妹さんの歌声は、今すぐにでも思い出せます。

    うん。

    幸せな家庭を築いて欲しいと、そう願ってます。

    兄ちゃんみたいにね(笑)

  2. SECRET: 0
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    そうなんよ。

    あんな奴でも、貰い手がいた事に感謝するべきなのか・・・
    そう言えば、高校の頃は、オレが音程を取れんから、アイツにデモテの歌わした事あったなww懐かしい。

    まぁ、オレほど良い感じになるのは無理やろうけど、そこそこ、幸せになるように。

    そんな感じで。

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