2012年1月20日 23:50 CAT :
       

ド・ド・ドリランド

今更ながら、桑田佳祐さんのニューアルバム「music man」を聞いた。

実は、隠れサザンファンだったりする訳だけど、「TSUNAMI」以降の何だか売れ線な曲調に飽き飽きしてしまい、「SAKURA」以降、アルバムも聞いてなかった。

「キラーストリート」は未聴。

唯一、ソロシングル「東京」にはまってたくらい。

・・・だった。

食道がんで倒れたときにも、元気になって欲しいとは思ったけど、それがアルバムを聴く契機には鳴らなかったほどだったし。

そして、たまたま、聞いてみてだけなんだよ。

ホントに。

で。

・・・凄まじい名盤だった。

何か、かねてよりずっと自分の良さを持ち続けて名曲を生み出し続けることができるバンドなんか、「犬神サーカス団」しかいないと思ってた。

(筋肉少女帯は、その時々で、色々変化するし。

そこが好きなんだけど。)
でも、いた。

桑田佳祐だ。

しかも、犬神サーカス団は、一部の熱狂的ファンだけど、こっちは、日本を代表するアーティストだ。

(別に、どっちが上とかそんな意味じゃなくて。)
何で、30年以上第一線でやってきて、実績もたんまりある人が、こんなアルバム作って、冒険してるんだよ!!ばかじゃねぇ~の?名盤すぎるわ。

サザンで辟易してたアホポップスなんかどこに行ったのか。

「SAKURA」以前の、アルバム聴くたびにワクワクした桑田ワールドがそこにあったんですよ。

それも、以前より洗練されて重厚になって。

しかも、17曲も入って。

もう、なんなんだよ。

まぢで。

ただひたすらに脱帽した。

天才って、本当にいたんだ。

腹立つ限りでございます。

でも、しょうがない。

本当に本当に名盤なんだよ。

このアルバムわ。

そう思って、amazonのレビューとか覗いてみた。

100件近い投稿数で、平均4.8って!!!!!わかるけど。

わかるけど!!
マニアックで、冒険をした楽曲が多いのに、それが、いちいちキャッチーで、一般受けして、聴けば聴くほど深みにはまっていくスルメ要素も持ってて、その上、誰からも評価されるとかどうなんだろう。

はぁ~・・・

でも、こんな名盤を聴いてしまうと、メキメキギターとか握りたくなってしまうよな。

うんうん。

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