2014年5月10日 22:13 CAT :
       

時の追随

家族で海へ行った。

娘が、波打ち際でピチャピチャして、それで、服もビショビショ、砂まみれになって、それでも笑ってる。

オレも一緒になって、砂まみれになって、山作って、トンネルほったりして、アトピーの手に、塩水はピリピリ痛い。

砂浜で、娘を裸んぼにして、ふいてやった後、オレの着てたパーカーを羽織らせて、車の中で嫁が、持って来てた別の服にお着換え。

オレは、その間、砂だらけになったサンダルやら何やらの砂を落として、そのまま裸足で車運転して帰ってきた。

てんやわんやだったけど、娘の夢中になってる顔見てたら、何と言うか、凄い面白くなって、笑ってた。

どんな感情なんだろう?
よくは分からないけど、凄く良い一日だったような気がする。

これと言った何かがある一日じゃあなかったんだろうけど。

それが、きっと、娘がいなければ味わう事が出来なかったものだろうと言う事だけは、なんとなく分かった。

あの子は、オレに凄く色んなものをくれる。

そのほとんど全てが、なぜか、心地良かったりする。

風呂場でうんこしようとも、夜泣きで寝れなかろうとも、水をブチ撒こうとも、オレの書いた曲の楽譜を破こうとも、何か起こるより、面白くなってきて笑ってる気がする。

そんなどうでもいい事以上に凄いものを毎日くれてるからなんだろうと思う。

それに比べれば、仕事から疲れて帰ってきて、風呂に入ろうと思って、湯船の中を覗いたらチョッと黄茶色なものが浮いてたくらい、笑って片づけられるんだって。

まぢで。

嫁のいとこに新しく子どもが生まれた。

オレのいとこに新しく子どもが生まれるかも知れない。

それがチョッと羨ましくも思う。

だって、オレがこれまでニヤニヤしながら過ごしてきた、あの日々をニヤニヤしながら過ごしていけるんだから。

でも、オレのこのニヤニヤする日々もまだ続くらしい。

続いてほしい。

お風邪など召しませぬよう、お身体ご自愛ください。

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