- 2009年4月7日 23:36 CAT :
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深淵
闇があって、その中から未だ光を見つけ切れていない。
そんな毎日を送っていると思う。
多分そうだと思う。
光があれば、闇がある。
その逆もまた然りであると言う格言が実は、そこまで的を得ていない事はコレまでの経験でも嫌と言うほど思い知らされた。
この世には、あまりにも闇が多すぎる。
その中で、かすかにだけ見ることの出来るであろう光を夢見て、いつもいつもいつも闇の中を右往左往する運命にあるのが、多分オレだ。
いつの頃からか気が付いた。
闇の中には、実は、さらに深い闇が存在する事を。
深淵とあえて呼ぶ事にしたその闇の中に、あまりにも長い時間どっぷりと浸かっている毎日を過ごす。
そうすると、嫁から「病んでる」と言う表現をされる事も分かってきた。
深淵の中に長くいると、その中にさらに深い闇が見え隠れしている事に気が付く。
そうすると、初め闇だと思っていた部分が実は光であると言う錯覚を覚えると同時に、その深い闇の終わりがどこにあるのかと言う、途轍もない恐怖に襲われてしまう。
社会人経験の無かった数年前、その恐怖に耐え切れなくて、体を壊した事があった。
アレから数年が経ち、今では、同じ恐怖の中でそれでも、何とかやれている。
それを成長と呼ぶのかどうかはこの際置いておいて、今はまだ大丈夫。
数ヵ月後は分からないけれども、今はまだ・・・
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