- 2009年5月21日 23:20 CAT :
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シーズン2
コイツの事を書いておかねばならない。
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超待望の筋肉少女帯、復帰2枚目のアルバム「シーズン2」だ。正直な感想。
「新人」の時の圧倒的な「どうだコレが筋肉少女帯だ!!」と言うパワーは減退気味。
「ヘドバン発電所」や「新人バンドのテーマ」を超えるような楽曲もないし、今回のバラード「世界中のラブソングが君を」も、前作の「GURU」と比べるとどうしても・・・橘高メタルも、少々影を潜めてるみたいだしな~。
あと、やっぱり新曲の少なさが無念・・・シングルの存在ありきな感じで、カップリングまで収録と言うのは何とも・・・全体的に、聞きやすい楽曲が多い事も含めて、メジャーに受け入れられようと言う方向性なんだろうか?こんなジャケットで・・・
ただマァ、そうであっても筋肉少女帯。
素晴らしいアルバムには違いない。
言うなれば「新人」が、復帰第一弾にして素晴らしすぎただけの話。
ウッチー作曲の「ゴットアングル PART2」とかはそんな中でもかつての筋少を髣髴させる素晴らしいプログレだし、おいちゃんの楽曲は誰がどう聴いてもおいちゃん風味だし、「人間嫌いの唄」なんかも最近のオーケンらしくて良い感じ。
んで初期の名曲「ノーマンベイツ」だ。
エディー主体の編曲の雰囲気を残したままで、橘高ギターが素晴らしく融合している。
原曲を超えたかもしてない名曲に生まれ変わってる。
全体としては、聴き心地の良いアルバム。
圧倒的なパワーは無いけれども、いつまでも聴き込めるそんな素晴らしい作品だと思う。
「新人」を「シスターストロベリー」から「月光蟲」辺りだとすると、「UFOと恋人」辺りのイメージだろうか?次回作にはキッと「レティクル座妄想」のようなキチガイ染みた作品が出てきたりして・・・
何だかんだ言っても、大好きだ筋少。
暫くはこのアルバムしか聞かないだろうて・・・
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