- 2008年8月20日 22:32 CAT :
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狼少年ベスタキオールの祭り
事柄的には前後する事、悪しからず。
現在、演劇で録音したものを誠意編集中。
取り合えず、昨日の(と言うか今朝か)朝4時に一つ目の「果てのない旅路」の大まかな編集が終了。
想像以上に大変。
そして、折角なので、予定以上に頑張ってます。
(主に弟が。)
オレはと言えば、リアルに演出家モードで、台本に役者の動き、BGMの範囲、クロス・フェードインの指定などを書き込んでいく。この作業に何の意味があるのかと言うと、例えば、Aと言う役者が上手から下手へ向かって歩きながらセリフをしゃべるとするのなら、スピーカーの右から左に少しずつその役者のセリフが移動するように加工する事で、ドラマCDでありながら、役者の動きを臨場感タップリに聞けるようになる。
・・・そうです。
そんなこんなで、思った以上に形になるかと思う今回のドラマCD。
こんな事なら、もっと練習がしたかった。
もっと、演出がしたかった。
とは言えども、後の祭り・・・1日でやったという意味では、かなり良く出来た方だと思う。
皆様。
本当お疲れ様でした。
さてさて、今日はその演劇のお話です。
キッと長くなるような気がする。
読むのだるかったら、読まなくていいです。
大した事書いてないので・・・
今年のお盆は祭り第4弾。
そして、今回の中心的なイベント。
それが、「演劇部」だ。
知っている人は知っているけど、知らない人は知らない話。
オレは、何か変な流れで8年間ほど演劇に携わってた変態です。
で、今回はそのうち高校時代に所属していた演劇部の皆さんを中心に集まって、当時の演劇部を思い出しながら、演劇を勤しもうという話。
今回の為に、オレは半年も前から台本書きに取り組んでたと言う訳だ。
完成した2つの演劇を引っさげていざ乗り込むは、「多度津町民会館」。
数ヶ月前にオレが下見に行ってきたあの施設。
くろすけさんと2人、半年間かけて準備してきたのも全てこの日のため。
そう考えると、本来なら当日は少々にも緊張して眠られないはずが、前日深夜の鬼ヘイローの為にぐっすり寝てしまったオレは、一路ブーと2人でうどん屋へ。
「香川に来たらうどん」と言う、ベッタベタな事をぬかしやがるので、善通寺ではかなり有名な「宮川製麺所」へ連れて行ってやった。
うどんブーム以降、県外客が増えたのかずいぶんと調子に乗ってるうどん屋なので、正直鼻につくし、大して行きたくも無いけれども、ブーの記念だし、この粋がったうどん屋に行くのも、一種の思い出かと考え直して直行。
昔より客が減ってる。
調子に乗りすぎた報いだな。
バカが。
味も昔よりかなり落ちたし。
それでも相変わらず粋がっている店内では、ブーが「豆の天ぷら」を「アスパラ」と言って怒られてた。
客の間違いにキレるうどん屋が何処にあるんだ。
味も対して旨くなくなったんだし、善通寺の恥になる前に潰れて欲しい事しきりです。
アァ~ムカつく。
昔の素敵な「宮川製麺所」は一体何処に行ったんだ・・・うどんブーム・・・恨みます。
そんな落ち込み気味のブーを連れて、いよいよ演劇の会場「多度津町民会館」へ。
演劇部の全員は、もちろんの事人見知り。
オレだって人見知り。
一体どんなテンションで再会を喜べばいいのかと思案していた所、今回の演劇の肝である「インターフェイス」と「録音用マイク」を完全に家に忘れてしまって、取りに帰る事に・・・それもコレも、明け方までのヘイローと、ブーのうどん屋のせいだ。
断じてオレがうっかりしていた訳じゃあない。
あの太い人が横に居たからだ。
キッとそうだ。
イベリコめ。
そんなこんなで、ネズミ捕りをしていない事を祈りつつも、家までとりに帰ってきた。
(偉そうにはいえないけど)
戻ってきたら、全員集まってた。集合時間は少々オーバー。
こっそり覗くと、想像以上にカオスな空間。
ココにどうやって入り込んでいくんだ?ワトソン君・・・
入っていきましたよ。
それに対しても、殆ど皆ノーリアクション。
何て場所に来てしまったんだ。
オレ・・・一応主催者の1人なんだけどな・・・オレ・・・
そんなこんなで、演劇部スタート。
まずは、ストレッチ、発声。
誰もやるヤツが居なければ、オレが仕切ると言う話にもなってたんだけど、そんなもの杞憂に終わり、ちゃんと仕切ってくれる人が居た。
そのままのノリで、「たるえだ」って言う簡単な演劇の練習もやった。
「たるえだ」・・・?正直、オレはそんなものやった記憶微塵も無かったんだけど、さも「あ~懐かしいなぁ~」見たいなノリでやりきった。
本心では、「何だ?コレ?」と思いつつも。
郷に入れば郷に従えです。
皆は知ってたみたいだし、本当にオレが忘れてるだけなんだろう。
・・・多分。
台本選びと配役決め。
ココで1つ。
ショックな事が。
オレが半年かけて練りに練って書いた自信作「エデン統合地獄変」が・・・没になった。
理由が「下ネタが多すぎる」。
ふざけんな。
ちゃんと内容読めよ。
部分的な下ネタなんか問題にならないほど、完成度高いはずのこの「エデン」が・・・?しかも、内容的なものに一切触れられないまま、一部の下ネタだけを理由にやる事を拒否・・・?だと・・・?内容が面白くないからと言う理由なら、納得行くものの・・・この裁定はあまりにも理不尽。
やる気も、地の底まで落ちたっつ~の。
その場では、空気を悪くしたらいけないので黙ってたけど、久々に納得がいかなかった。
あぁ~そう言えば高校の頃、この理不尽なノリで何度かキレかけた事あったなぁ~。
昔のオレなら、ブチギレて帰ってたであろう、この出来事もその場では一応笑って過ごせるようになった。
大人になりましたよ。
皆さん。
で・・・そのショックを引きずったまま、配役決め。
そのまま読み合わせに突入。
ココまでは、オレの心中以外はキッと誰の目にも順調。
と言うか、実際順調だった・・・と思う。
しばらくすると、今回の最終目的のドラマCD作りのためのレコーディング。
そのためのパソコンを少し送れて、参加者の1人さんが持ってきてくれた。
この辺りから、少々雲行きが怪しくなってきた。
いや、持って来てくれたその子には、何の問題も無いんですよ。
むしろ、オレの不手際で、不愉快な思いをさせてホント申し訳なかったんだけど・・・多分、このパソコンじゃ録音できない・・・
不安になったオレは、弟を呼び出して(コンピューターに関しては、オレは基本的に弟に一任なので・・・)色々調べてもらった。
「チョッと、このパソコンでは無理」との事・・・コレからどうするか。
道は2つ。
別のパソコンをどこかから調達してきてレコーディングを強行するか、皆に土下座してレコーディング・ドラマCDの話は無かった事にするか。
取り合えず、くろすけさんを呼び出して、事の流れを説明。
結果、パソコンを調達してくる事に。
誰の?もちろん、最初からレコーディングの設定が出来てる弟のパソコンだ。
時間短縮にもなるし。
と言う訳で、再度、ネズミ捕りを恐れつつ家に直行。
何往復目だ?全く・・・
早速それをセッティングした頃には、なんと夜の7時。
場所を借りてる時間が夜の10時までだと言う事から逆算すれば、普通に時間をオーバーしてる。
早速レコーディング開始。
始めに撮った「果ての無い旅路」の方は、割と順調。
所が、撮り終わった段階で夜の8時半。
残り1時間半で、「果ての無い旅路」より遥かに長ったらしい「非現実に抱え死す」を一体どうすれば、レコーディングできるのか・・・
ココまで来ると、ミスよりも時間が気になってくる。
多少のミスなど気にしないで、次々進む。
よっぽどのミスが無い限り次々進む。
・・・結局、撮り終わったのは9時55分過ぎ・・・
ギリギリで、何とか感とか撮り終わった。
その後は、いそいそとお片付け。
そのまま解散となるのかと思いきや、コレから皆でご飯を食べに行こうと言う事に。
マァ、それは元から考えてた事。
皆で、近くのジョイフルに直行。
ダラダラとお話をしてました。
ブーも、人見知りの分際で調子に乗って話を・・・してるかと思いきや、そうでもなかった。
やっぱりコイツは、人見知り。
1日位じゃあ、打ち解けれるはずも無いか。
じゃあ、昨日の弟との打ち解け方はなんだったんだと、声高に聞きたい。
話は、基本的に高校時代の話。
(当たり間えっちゃあ当たり前だけど)何か、オレの記憶に無い事をエラク突っ込まれた。
オレが「先輩・・・ホンコンさんに似てるね」と言った事や、「オレがこの演劇部なんかぶっ潰してやる」と言った事など・・・ココだけ聞いたら、オレはどんな高校生だったのかと思われるかも知れないけども、ご想像通りの痛い高校生でした。
詳しくは、沼レコ内の「志茂田さん文庫」「超ニュースチョクホー」に詳しいので、そちらでもご参照の事。
他にも、結構痛い話てんこ盛りで、何だか凹んでしまいながらその日は解散。
疲れもピークで、後半もう話をする事を拒否して、早々に車の中で寝てたりなんかした。
その辺は、相変わらずな感じで申し訳ないです。
ハイ。
ヘロヘロになりながら、家に帰ってきたのが夜中の1時過ぎ。
もうさすがに疲れたので、早々にお風呂に入り、その後、弟とブーと3人で、ヘイローをしました。
もうさすがに疲れてるから1回だけ。
と言う約束で選んだのはスレイヤー250人。
(分かる人は分かるかと思うけれども、ガンシューティングで、人を1人撃ち殺すとスコア1。
それを250溜まるまで繰り返す。
プレイ時間は恐らく3時間強)それでも、1回は1回。
約束は守ってる。
誰にも文句を言わせないままレッツプレイ。
オレのスコアが200を超えた辺りには、もう全員無言。
オレなんか、頭が逝かれてきて、ズッと意味も無く垂直とびをし続けてるし、ブーは壁に向かって走り続けるし、弟はその場で転寝してしまうと言う、メルヘンな時間帯でした。
結局、オレが250人殺して勝った頃には4時半。
昨日より遅い・・・
終わったらすぐに、部屋に戻って布団に潜り込むオレとブー。
そこから、またダラダラと話し始める。
ホント、いい加減にしろとお互いに思いながら、ついついだべってしまう。
そうだ。
大学の頃からこんな感じだ。
相変わらずだ。
皆には、丸くなったとか大人になったとか言われるけど、やっぱりこんなもんだ。
いつ寝たのかは記憶に無い。
けれども、それはそれは長い1日が終了しました。
一応最後に総評を・・・
何だかんだとブーたれながらも、実に楽しかった。
準備が大変なので、毎年はゴメン被りたいけれども、数年に1回位ならやっても良いかと思う。
台本さえ没ら無ければ・・・
この夏最大のイベントはこうして、幕を閉じたのでした。
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