2006年12月3日 22:10 CAT :
       

黒沢完結からの流れ

福本伸行著の「最強伝説黒沢」がついに完結を迎えた。

 
この「最強伝説黒沢」は、これまでの福本作品とは一線を画す感じの名作だったような気がする。

(似たようなヤツに、「無頼伝 涯」ってのも有るけど、アレは重苦しくて暗い所を前面に押し出してたし、結局最後まで何の救いもなかったからやっぱり違う。

あくまでも従来通りの福本マンガだと思う。)
福本伸行といえば、まず始めに思い浮かぶのが「博打」だろうなぁ~。

それを人間の裏側の汚い部分と絡めて描写していく。

その心理戦の緊迫感が他に類を見ないくらいに最高なマンガ家。

そんなもんかな。

ちょっと持ち上げすぎな気もするけど・・・

なのにこの黒沢じゃあ、どっちかと言うと、1人の普通の男(カイジやアカギみたいなのじゃなくてあくまで普通の)の生き様をギャグタッチで綴っていくと言う異色作。

実験色が何気に強かったのかも知れないけど、その意味でなら大成功だったと思う。

いやホントに凄く良かった。

最後、どうなるかはネタバレなんで伏せとくけど、凄く感動した。

福本マンガなのに感動した。

何と言うか、一言で言うなら「グミチョコ~中年版~」。

そんな感じが良いと思う。

そのくらい感動した。

もし興味が出たら読んで見てもいいと思う。

後悔はしないと思うから。

泣き顔のとしこ

(↑)まだパソパソが復旧しない模様なので、昔パソパソで描いた絵でも載せておこう。

いわゆる抽象画ってヤツになるんだろうか?タイトルは「泣き顔のとしこ」

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