2015年9月7日 23:18 CAT :
       

Don’t永眠ファラオ

「佐野る」と言う言葉がネット中いたるところに溢れかえっている昨今。

オレも、色んな所で使わせていただいております・・・と言いたいけれども、思ったより使い勝手の悪い言葉みたいで、意外とそうでもない。

さてさて。

この「パクリ問題」について、チョッとだけ。

パクリだ。パクリだ。と言われて、次々と元ネタを発掘され続けている佐野と言うデザイナーさん。

単純にデザイナーと言うお仕事。と言う面では、オレは分からない。分からないけど、オレがデザインとかする時でも、確かに、元ネタをネットとかで探したりするんだよね。

だから、デザインする上で、誰かの作品をモチーフにしたりする事は、何気によくある事だと思う。

例えば、今や腑に落ちないほど祀り上げられてしまった「荒木飛呂彦」大先生。この人のマンガでかっこいい構図とか、ジョジョ立ちと言われる部分なんて、ほとんどが海外の芸術家さんの模写かトレースなのは有名な話。と言うか、本人も隠そうとしてなくて、自分の執筆現場にカメラを入れた時に、普通に、そう言う本を見ながらマンガを描いてるし。

もっと言えば、「るろうに剣心」の和月先生なんて、完全にモチーフ丸わかりのパクリキャラデザのオンパレード。それどころか、作者自らがおまけページで「このキャラの元ネタはこれですよ」って解説してる始末。

オレが、ネットデザインの勉強とかでセミナー行けば、事例紹介と言う名のもとに、有名どころのサイトを次々上げていき「こんな風にやればうまく行きますよ~」って。デザインとか、導線とか・・・

世の中なんて、ほとんどそんなもんだと思う。

オレが実際にデザインする時も、ロゴとか大切なところは、さすがにオリジナルで作るけど、細かいところまで100%オリジナルかと言うと、そんな事ありえない。

では、なぜ、この佐野さんがこんなに責められるのか・・・

問題点は3つ。

問題1。

有名になった事。

元々大した才能がないけど、パクリで何とかかんとかごまかしごまかしやってるデザイナーさんなんて、この世に腐るほどいると思う。

オレも、その末端にチョッと入ってるだろうて。

でも、オレは糾弾されない。と言うか、世の中のほとんどの人は糾弾されない。

なぜなら、目につかないから。

この佐野さんだって、オリンピックの公式エンブレムと言う大舞台に立たなければ、今回みたいな目に会わずに済んだはず。

大した才能もなくてパクリでやりくりしてたのに、何を勘違いしたのか、コネと金を使って目立つ事をやってしまった。

でも、才能がないもんだから、そんな大舞台なのにオリジナルを作れなかった。

だから、過去の細かい事まで全部ほじくり返されるんだよ。

問題2。

著作権の無視しすぎた。

オレでさえ・・・オレでさえだよ。素材をネットから拾ってくるときに、著作権の項目は読んで、商用利用しても良いのか、改変しても良いのか、有料なのか、そもそも使って良いのか調べる。

ダメなら諦めるか、自分で作る。

どうしても必要な時は、著作権を持ってる人に連絡を取ったり、有料の場合には金を払ってる。

だって、作ったデザインはクライアントさんのものなんだから。適当にやって被害をこうむるのはクライアントさんなんだから。

この部分を全く無視して、何でもパクリまくって、クライアントさんに迷惑を掛けまくってる。

そりゃあ、あかんって・・・

糾弾に値する。

問題3。

そして、これが最大の問題。

パクリ元へのリスペクトが皆無であるという事。あまつさえ、「天下の佐野が使ってやってるんだ。むしろ喜べ」と言わんばかりの態度。

これが最低過ぎる。

前述の漫画家さんがなぜ責められないか。それは、「ネタがないからパクッた」んじゃなくて「好きで好きでパクらずにはいられなかった」から。

そして、その段階になった瞬間「パクリ」は「オマージュ」と言う言葉になるんだよ。

日本人の誰が「B’z」の歌を「エアロスミス」のパクリだと言うんだ。

日本人の誰が「和月」のキャラデザを「SNK」のパクリだと言うんだ。

似たような問題として、「オレンジレンジ」のパクリ問題が過去にありましたよね。

要するにそう言う事だ。

佐野さんの態度。

これが一番の原因だろうて。

・・・と、長々書いてきたけど、それでも、パクリを認めないこの佐野さんって人は、もう一生このままなんだろうね。

才能ないからパクリました。と言えなくないプライドのあるデザイナーさんは色々大変だ。

眠くなったので、もう終わり。

150907aaaaaaaaaa

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