2021年1月17日 22:14 CAT :
       

さびれた店の中にだって ポリバケツの中にだって  公衆便所の汚物入れの中にだって朝は訪れる

先日のブログでふれた「おもちゃはおもちゃばこへ」の話で、過去にこんな記事を書いてたたらしい

なんか、関連記事で出てきた。

そういう機能があったりするのか。ふむふむ。

先日の記事を、後になって読み直してみた。

まぁ、あれですね。

深夜テンションと、良い漫画が描けたテンションで、尋常ならざる恥ずかしい文章になってる気がしないでもない。

これが・・・夜に描いたラブレターと言うやつか。

え~と・・・

何と言うか、そんなすごいもんではないですよ。

自分では、面白いと思ってるけど、究極的に自画自賛するほどの物語なのかと言われれば、ただただ「すみません」と言う感じ。

これからもコツコツマンガ描いていきます。はい。精進します。

それはそれとして、先日の記事もそのまま残しておくけどな。

さてさて。

先日の自画自賛の記事を見てて、まぁ、恥ずかしいんだけど、ひっそりと心の中で思ってる事もある。

自分で言うのもなんだけど、今回作画については本当に時間かけたんだ。

で、時間かけた結果、チョッとだけだけど「絵がうまくなってる」ような気がしたんだよね。

絵に対しては、それはそれはコンプレックスがある。

本当に、絵が下手。

壊滅的にセンスもないし、才能もない。

物凄く長い時間、絵の練習をひたすら繰り返してきたけど、結局、全く成長しなかったし、どうしようもないままだった。

・・・

・・・と思ってたんだよ。

でも、「Gの世界」を描き始めて、まだちゃんと絵がうまくなってる気がする。

そりゃ、普通に絵が描ける人から見たら鼻で笑らうレベルだろうけど、それでも、「壊滅的にセンスのないオレが」と言う枕詞が付けば、チョッとは絵が描けるようになった気がするんだ。

昔っから、小説であったり、演劇台本であったり、音楽であったり、何だったら物語自体は色んな所で褒められるんだけど、絵に関しては、本当に歯牙にもかけられない。

唯一、嫁だけがオレの書く絵を好きだと言ってくれるけど、それは、絵が良いと言うのともちょっと違うように思うし。

だから絵の才能は1ミクロンもないと思い込んでた。

いや実際にないのは無いんだろうけど、めっちゃ絵の練習してると思ってた。

果たして、オレはそんなに絵の練習をしていたのか・・・

あの頃の事を振り返ってみると、確かに毎週1話何らかの長編のマンガを描き続けながら、毎月短編を1~2話描いてたよ。実際、今なんて、その頃描きためたネタを原稿にしてるだけみたいなもんだし。

でも、それは絵の練習をしていた事とイコールじゃない気がしてきた。

当時、1日中妄想の世界に入り浸ってた。

そして、その妄想の中の出来事を掬い取っては、それを演劇の台本にしたり、小説にしたり、詩にしたり、漫画にしたりしてた。

本当に1日中物語の構想ばっかり考えてたし、インプットも必要だと思ってたから、映画見倒して、漫画も小説も読み倒した。

それをオレはずっとマンガを描くための練習だと思ってた。そしてそれがいつの間にか絵を描く練習も付いてるもんだと思いこんでた。

オレ、絵を描く勉強・・・一切してなかったよ。

確かに、ネームノートは数万ぺージ描いた。

でも、それはあくまでネームであって、絵としては書き殴っただけのもの。

絵を描くためにパースの練習したり、デッサンの勉強とかっていえば・・・全くしてなかった。

そもそも友達も彼女もいないし、極度の人見知りなので人の顔や体つきを見る事すらほとんどなかった。

物語は作るため、色んなものを読み倒して見倒してインプットしまくったし、起きてる間は本当にずっと考えてたんだよ。

音楽だって、子どもの頃からピアノを習ってて楽譜の読み書きとかは普通に出来たし、曲を作るために音楽の理論とかはちゃんと勉強した。

楽器の練習だってちゃんと毎日何時間かやってたんだよ。

それに比べて絵については、才能云々言う前に、やるべきこと全くやってなかったわ。

いや、別に才能があるんだ。とは思わない。

何と言うか、その辺については、壁を感じる事は物凄くあるから。

でも、ここ2年くらい毎週1話13ページほど原稿を仕上げてる。

ネームの時はあくまでも雰囲気をつかめればOKだと思ってたけど、ちゃんと原稿として絵を描こうと思うと、顔の歪みやバランスが気になったり、表情がイマイチだったり、体つきが変だったり、背景との対比が気になったり、パースの狂いが気になったり・・・やっぱりしてしまう。

気が付けば、この2年くらいは、表情とか、体つきとか、角度による見え方とかをメッチャ色んな参考資料を集めまくって勉強してる。

嫁のお陰で、人見知りも本当に少しだけだけど解消されて、人のことも見られるようになってきた。

あわせて、13ページ分・・・大ゴマ多用してるとは言え、大体50コマ位は毎週描いてる。

多い日でも3時間くらいとは言え、2年間で4000コマ位は描いたんだよね。

全然少ない方だとは思うけど、この位やっただけで、過去最高に絵が描けるようになってきてる気がする。

結局、楽器も、文章も、絵もめっちゃ努力したけど、絵だけは全く伸びなかった。んじゃなくて、圧倒的に絵だけ何にも努力してなかったと言うお話ですよ。(まぁ、他をめっちゃ努力してたのかと言うことは置いておいたとしても)

取り合えず、絵については才能ある人を色々見たので、才能があるとは微塵も思えない。あとそもそも、色々と気が付くのが遅すぎるわ。

ただまぁ、漫画家になるために頑張る!とかそういう話でもないので、これからも、コツコツ描き続けて、絵もうまくなれたらそれに越したことはないと言う話。

「G」描き終わった後だって、まだまだ先が長い「RD」があって、その後にも「FE」も「マリオネット」もあって、最長の物語「やみ。世界」が待ち構えてる。

これ全部描き終わった頃には、人並みには絵も描けるようになってると信じたい。

一つ気になるのは、これがアナログ環境じゃないと言う事で、うまくなってるのはPCを使った作画作業のような気がすることだけど・・・それはそれとして、まぁ今は今でお絵描きを楽しみます。

やっと少しだけ、頭の中の情景を絵にすることの楽しさが分かってきた気がするので。

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