2019年6月23日 19:32 CAT :
       

パンと蜜を召し上がれ

先日、息子を寝かしつけてた時の話。

最近、息子によく寝る前にオレの子どもの頃の不思議な話をしてた。

「夜だけ現れる仮面ライダーのカーテンの話」とか、「夜なのに外が明るかった話」とか、「ネコでも犬でも人間でもない何者かの言葉を聴いた時の話」とか、そんなお話を色々。

で、その日は、「たまには、息子の不思議な話を聞かせてよ」と言ってみた。

そしたら、息子が少し悩んで「穴の話しても良い?」と話し出した。

取り留めのない話だったんだけど、物凄く興味深い話だったので、色々質問しながら詳しく聞いた内容は以下の通り。

〇前に(ただし、息子はまだ時間の概念がイマイチわかっていないので、どのくらい前かわからない)穴に落ちた

〇穴の中に落ちると今のおうち(今の世界的なニュアンスだった)に来れた

〇穴に落ちたからお父さんと会えた

〇穴に落ちる前の場所は何もなかった

〇穴に落ちる前の場所は真っ暗じゃないけど、明るくなくて、周りに誰もいない

〇穴は明るくて、光ってた

〇でも、穴の中を見ても何も見えなかった

〇何で落ちたかはよく分からないけど気が付いたら穴を通ってた

〇もう穴には落ちたくない

・・・息子は、嘘を絶対につかない。と言う事だけは、自信を持って言える。

アイツは、自分が怒られることや、どんなやばい事でも、ちゃんと本当のことを言うんだよ。イタズラ大好きで、悪い事メッチャするわんぱく野郎だけど、嘘だけは本当につかない。

かと言って、まだ、幼いので、物語的なものを構築できるとも思えない。

でも、この話については、オレが質問すると、そのほとんどの事に的確な答えがあった。

幼稚園に行って帰ってきたときに、「幼稚園はどうだった?」と聞いた時と同じような感覚で・・・

これが、もしかしたら、前世とか、生まれる前の記憶と言うヤツ何じゃあないのか・・・と、凄い興味がわいてきた。

そういえば、息子は、この家に引っ越してすぐの頃に良く「今日はむらさきのおっさんがいないね」と言う話をしていた事を思い出す。

なんでも、契約前の内見の時には「むらさきのおっさん」がこの家をうろうろしていたらしい。

ちなみに、案内してくれた不動産屋さんは、スーツ姿のお姉ちゃんだった。

オレも小さい頃は、あれは座敷童だったんじゃないかと思う誰かと遊んでたとか、実家の応接間に飾ってあった虎の絵が動いてるのを見たとか、そんな記憶がちらほらあったりするんだよな。

息子にも、何かそう言う力的なものがあるのかも知れないな。

今でも、チョッと怖い経験はしたりするけど、それでも、昔みたいに不思議な経験をすることはほとんどなくなってしまった。

息子も、きっと、大人になるにつれて、不思議な経験も不思議な記憶もどんどんなくなっていくんだろう。

子どもの話をじっくり聞くのは、面白いです。

この手の地面に空いた穴が尋常なく怖いです。

エロい方の穴は大好きなんだけどな・・・

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