2020年10月20日 3:20 CAT :
       

高校生作家を夢見るアイツにおっちゃんがモノ申すイメージ

ご無沙汰しております。

ブログ書くのって、習慣にしないとすぐに描かなくなるもんだよね。

いや、別にいいんだけど、文章書いてないとどんどん文章力が落ちていると言う事に危機感を抱いているわけで、そういう意味で、やっぱりできる限り書いてたいんだ。

出来るだけね。

さてさて。

ただただ言う事は一つ。

時間が無いです。

な~んで、こんなに時間が足りないんだろう。

やりたいことは、たくさんあるのに全く出来ないうちに一日が終わっていく。

とは言え、9月は、お仕事しながら「G」の描きためをしつつ、短編を一つ描き切ったので、まぁ、それでも頑張った方かもしれないか。

10年ぶりに新作の短編を描いた。

これ。

「虐殺の恋文」と書いて「ジェノサイドラブレター」と読む。

元ネタは、もう7年くらい前に作ったアルバム「王道軽傷」のナンバーのひとつ。

曲が出来上がった当初から、「これはマンガの短編として掘り下げてやるぜ!」と思いつつ、全然着手できないままだったんで、今回、この話が描けたこと自体はすごく感慨深い。

そもそも、短編描いたのが「夜誘う麦わら帽子」以来10年ぶりと言う事も、なんだかなな感じですよ。

今後は、半年に1つくらいは短編を書いて「漆黒の青空」にアップしていきたいもんだ。

思い返してみると、人生において、一番創作活動をしていたのは間違いなく高校時代だよな。

あの頃と今と、本当に同じ24時間を過ごしているんだろうかね。と、いつも思ってる。

自分の高校生の頃を思い出すと・・・

バンドやって、演劇やって、漫画描いて、小説書いて、ゲーセン通ってたよな。

バンドではライブ用のコピー曲の練習と音源用のオリジナル曲の制作。しかも、キーボードとベースとギターを弾いてた。実際バンドでのパートはキーボードで、時々ベースも弾いてた。ギターは主に作曲用だったかな。(今は、ギターがメインになっちゃったけど)

作曲ペースも月に5~10曲くらいか。そのくらいは作ってた。

漫画では、毎週最低でも1話は仕上げつつ、短編を月に1話のペースでは描いてた。

演劇用の台本は、年に2回の定期公演とそれ以外に練習用と自主公演の台本として、没案含めて、1カ月に1~2本描き下ろしてた。

その合間を縫って小説とかも書いてたし、当時格ゲーブームで暇見つけてはゲーセンに通ってたし、それ以外でもめっちゃゲームしてたよな。

あと最低でも週に1本は映画見てたし、漫画も高校3年間で1000冊以上は買って読み漁った。

一応勉強もしてた。大していい成績じゃなかったけど、まぁまぁの進学校でそこそこの順位にはいた。一応、文系人間なので、国語とか社会(と言うか歴史)とかは、校内では1桁とかにもチョイチョイ食い込む感じ。

対して今は・・・と言うと、お仕事しながら、週に13ページほどマンガを描くだけ。チョッと、短編とかに手を出してみれば、ブログの更新すらままならない感じ。

本当に同じ24時間なのだろうか。

取り合えずあの頃と今の違いを考えてみると、あの頃は、とにかく寝てなかったよね。

寝るのが本当に勿体なかった。

家ではたぶん1日1時間も寝てなかったんじゃねえかな。

寝るのは、学校での授業中だけ。それも、ずっと寝てたら成績に影響するから、色々ローテ組んだりしてたと思う。

それで学校終わったら部活して、部活終わりにゲーセン行ったりして、行かなければ家でゲームして、8時頃から12時くらいまで漫画描いたり台本書いたりして、4時くらいまで楽器の練習して、それから元気だったら小説とか書いたり映画見たりして、ベッドに行ってから漫画読んで6時くらいに寝る。

まともに寝るのは、土日だけ。

それでも、全然元気で走り回れてた。

そうなんだよ。

若さゆえの体力があったんだよ。

今、午前3時で、ブログ書いてるけど、今のオレは明日多分10時前くらいまで寝て、それからのそのそと動き出して、午前中はほぼぼ~っとして終わる。んで、お昼ご飯食べて頭動かすために漫画2ページくらい書いて、2時くらいからお仕事を始めるだろう。

この差だよ。

多分高校生の頃のオレなら、今から6時くらいまで今日描けなかった分のマンガを描くだろう。

そして、朝8時には動き始めるはず。

この決定的などうしようもない差が、今感じている時間の足りなさに直結してるんだと思う。

でも、これはもうどうしようもない。

もう若くないおっちゃんなんだよ。

結果、今のオレは、学生時代に作った物語の遺産を消費しつつ創作活動に勤しんでいる。

オレが今描いている「G」の原型は、中学生の頃に落書きノートに書いてた物語だ。

それを大学生になった頃にネームの形にし始めて、そして、おっさんになってから原稿に仕上げているだけの話。

中学生の頃にはもうすでに全体の構成がある程度できてた訳で、それを描き切るための物語の割り振りを毎日考えてた。

そうなんだよ。

今、高校生とかで、ちょっとでも創作活動をしている奴がいるのなら、おっちゃんは声高に言いたい。

 

▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ 

 

いくらでも思い浮かぶと思ってても、クリエイティブな発想自体が出てくるのは、まぢで、高校生くらいまでだぞ。と。

それ以降はあくまでも多少、小手先が器用になるだけだぞ。と。

だから今、寝てる暇なんかねえぞ。と。

人生における創作のほぼ全てがその期間にしか作れないぞ。と。

一生ネタが溢れ続けるような天才はこの限りではないけど、多分お前は天才じゃない側だぞ。と。

 

 

出てこなくなったおっさんの頭では、一つの物語を考えるだけでも、物凄い時間を要するようになってしまった。

毎月短編描いてたのに、今なんて、10年ぶりの1本だ。ばかやろぉ。

そんな事実に抗うように、無理やりネタをひり出している。あえて、新作考えてる。「G」のラストもあえて変えてやる。

出来ないと認めたくない。あの頃のように出来ないと認めたくない。

でも、あの当時のスピード感に叶うはずもなく…

「FE」を描き切った後、「ランナ」と「マリオネット」を同時に描きながら、「G」の構想を考えながら、毎月1本短編を描いてた、あの当時には勝てる訳ないんだよ。

だからと言って今、高校生の頃に戻りたいかと言うと、戻りたくなんかない。

今、オレは、その思春期の頃に考えた世界観をやっとある程度満足のいく状態で形に残せるようになってきたことで、日々楽しくて仕方がないんだ。

ただ、時間がない。

結局そこに戻るんだよ。

もういいや。

おやすみなさい。

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